若者達へ21 失恋したら何処へ行く?

  • 若者達へ21 失恋したら何処へ行く?
 変な(スケベな)民俗学者というペンネームで、若い皆さんにいろんな思いを伝えようとして来ました。一つは、「青年期に『挫折』を味わった人こそが『栄光の架橋』を渡れる」ということです。私の過去を振り返った時に、最大の挫折は、初恋・失恋であったことを思い出しましたので、しばらくの間は、私の人生をからめて話したいと思います。
 彼女に振られた男が、ストーカーになるケースが見受けられます。ストーカーはほとんどが男性ではないかと思います。職場の若い女性に、「男って、失恋してから新しい恋をするまでは、ず~っと失恋状態なんだよな。女性もそうだろう?」と聞いたら、そこにいた2人の女性が口をそろえて「そんなことありませんよ~」と言うのです。これには私がこれまで蓄積してきた女性観が一変してしまった。草食系男性諸君よ、女性なんてこんなものなのかもよ。 晩生の私は、20歳で初デートをした彼女に、●か月で振られたわけだ。その時、「彼女が僕を振ったことを後悔させるような男になりたい」と思ったんだ。それからは、彼女の面影を浮かべながら、ある意味では彼女(又は新彼)との見えない競争だったような気がするのです。
 さて失恋したら何処へ行く? 当然今でしょう、北でしょう。昔、南沙織や松田聖子といったアイドル歌手の歌は、恋が成就した歌であって、南の島にいく訳だ。それに対して森進一の「襟裳岬」、「津軽海峡冬景色」などの失恋者は、北に向うんだ。♪♪襟裳の春~は 何もない春です 寒い友達が訪ねて来たよ 遠慮はいらないから温まってゆきなよ♪♪ 辛いとき寂しい時にこそ、人の優しさと温かさに触れることができるのだと思う。辛くなったら、死にたくなったら、成田駅に降りて来い。成田駅は襟裳岬じゃねえから、酒はいっぱいあるからよ! いつでも遊びにおいで・・・。若者よ、北に走れ!北を愛せよ! 
2013.06.20:orada:[変な民族学4巻 若者達へ]

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