大絶滅時代の悪影響
先日、生物学の専門誌論文で、生物が地球上からいなくなる
「種の絶滅」が急速に進んでいるとの発表がありました。
地球上には、恐竜などが絶滅した約6600万年前を含め、過去5回の
大量絶滅が起こったとされています。さらに歴史上6回目の大絶滅時代に入り、
絶滅危惧種リスト(レッドリスト)は4万種超に上ることがわかり、
『それを引き起こしているのはたった1種の生物、人類である』とし
今後大きな悪影響が出ると警告しています。
年々感じる気候変動や動植物の動きを注視しながら、
山の市場では減農薬栽培や化学肥料を使用しない栽培などに
取り組んでいいます。
畑のお話し
国際女性デー
◎3月8日(火)
3月8日は国際女性デーでした。
世界経済フォーラムが発表する、ジェンダーギャップ指数は
156カ国中日本は120位と、先進国のなかで最低レベルです。
山の市場では生産部・販売部それぞれ女性が大活躍しています。
男女間賃金格差をなくし、誰もが働きやすい環境づくりや、
明確な目標を掲げ意欲的に取り組める仕組み、チームワークの
中でのコミュニケーションの構築とそれぞれの明るい未来への
つながりなどに力を入れています。
今年は生産部・販売部ともに女性がトップリーダーとなり、
活動します。乞うご期待ください!!
畑作業開始
今季もおかげさまで元気にスタートです!!
山の市場では12月の事納と対になる「事八日/事始」の準備をしています。
新暦の3月10日、今年も農事が始まります。
山の市場実験室
今日は保存食の勉強会です。
旬の短い山菜は保存し、1年を通して味わえるようにしています。
山の先生にゼンマイの保存方法(手順)を教わりにきました。
ゼンマイは収穫した(6月)その日に1本1本綿を取り、熱湯で素早く茹で、
天日干しします。ここまででも大変な作業ですが、ここからしっかり
乾燥するまで約3日間、太陽の下でゼンマイをもんでは広げて乾かし、
もんでは広げて乾かしを繰り返します。
これで1回目の乾燥作業が終わりになります。
その後梅雨明けの天気の良い日に土用干しをします。
太陽の下で乾燥させたゼンマイは保存性に優れ、
戻しても歯ごたえがあり、風味が損なわれません。
国産の天然ゼンマイの価値は、この手間ひまにも
窺い知ることができます。
山のお話
弊社所有の葉山は標高500メートル以上あり自然豊かな山です。
天然山菜も多く採れ、特にワラビは「太さ・ぬめり・柔らかさ・香り」に
優れ全国からご注文をいただいております。
この天然山菜の源が『湧き水』です。
湧き水は山や森林に降った雨や雪が元になっています。
湧き水の仕組みは、地表に染み込んだ水がいくつもの地層でろ過され、
人工的な力を加えることなく地表に吹き出てきたもので、大規模な
湧き水はそのまま川の源流となることもあります。
前回のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で
「空と海と山はつながっている」という印象的なセリフがありました。
このドラマでは“水の循環”が裏テーマとして描かれていたそうです。
弊社所有の山の湧き水は夏場でも水温6度くらいを保ち、
30秒も手を入れていられないほどの冷たさです。
この天然資源の湧き水が山全体を潤し、美味しい山菜になります。
「湧き水」についてはまた次の山のお話でお伝えしていきたいと思います。
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