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上杉文華館 上杉鷹山の藩政改革

 本年度の上杉文華館は「上杉鷹山の藩政改革」と題して、国宝「上杉家文書」のうちこれまで紹介されていない未翻刻の資料を中心に約1ヶ月ごとに展示替えしながら、その他の関連資料を含めて展示します。常設展示室内の「次第に困窮に及ぶ」や、「なせばなる 鷹山登場」とあわせてご覧ください。

 

期間テーマ:《家臣団》

【展示期間】2020年9月24日(木)~2020年11月24日(火)

 米沢藩の特徴として、石高に比べて家臣数が非常に多いことがあげられます。会津120万石以来、石高が15万石まで減っても積極的な削減を行われず、5000家を越える家臣がおり、財政困窮の主要因ともなっていました。
 家臣団の内部には、上杉家の親族扱いの高家、上級藩士の侍組、中級藩士の三手組、下級藩士の三扶持方以下、足軽といった階層があり、家格として世襲されました。さらに家の由緒や所属する組(軍事組織)、任命された役職などに応じて序列が決まります。階層と序列は、家臣団を統制し、秩序を保つ要でした。しかし階層の基本となる藩士の「家」を有名無実化しかねない違法な養子縁組が横行しており、鷹山はその取締りを強化しました。また法令集や家格書、諸役の履歴管理、藩校興譲館の整備が行われ、家臣団統制の強化が図られました。一方で、有為な人材を活用するため、時に家格を越えた抜擢も行われました。

 

 

▼コレクショントーク

 2020年9月27日(日)   「家臣団」

 2020年11月1日(日)   「神保蘭室」

 時間:14:00~

 場所:常設展示室

  ※特別展入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.09.24:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】特別展「米沢城ー上杉氏の居城ー」

9月19日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

特別展「米沢城-上杉氏の居城-」

米沢城は江戸時代を通じて米沢藩上杉家の居城として、藩内の軍事・政治の拠点でした。本丸を取り囲むように二の丸、三の丸を配した平城で、城内には上杉家の御殿、家祖・上杉謙信を祀る御堂、武器庫であり城の目印ともなった三階櫓などが立ち並んでいました。

現在、城跡には当時の建造物は残っていません。一方で、本丸周辺などには今も堀や土塁が残り、公園や街路には城下の名残りを見つけることができます。そして、城に関する資料として、4000名以上の藩士の居住地を記した城下絵図、随所に工夫を凝らした城郭と上杉家の御殿の詳細な図面、国宝「上杉家文書」をはじめとした古文書、二の丸を中心とした考古資料などが豊富に残されています。本展示ではこれらの資料を展示し、城下町(都市)の構造、軍事拠点としての機能と政庁としての役割、藩主一族の住居と儀礼の実像などを紹介し、近代以降の城跡の変遷をたどります。

二の丸跡に立つ当館として、初めて米沢城をテーマにした展覧会です。本展示が、城下町としての地域の特徴を知り、往時の城の姿や機能を豊かにイメージしながら近隣の散策を楽しむきっかけになれば幸いです。

 

【期間】9月19日(土)~11月23日(月・祝)
 前期:9月19日(土)~10月18日(日)
 後期:10月24日(土) ~11月23日(月・祝)

【休館日】9月23日(水)・10月28日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般620円(490円)/高大生420円(330円)/小中生270円(210円)

    ※( )は20名以上の団体料金

    ※常設展とセットのみ

 

◆入館料無料の日

 11月3日(火・祝) 東北文化の日 どなたでも入館無料!

 

【講演会】

「城下町米沢の絵図に見る「まち」の特徴-武家地・屋敷・住人の多様性-」

 日 時:11月7日(土)14:00~16:00

 会 場:伝国の杜2階大会議室

 料 金:無料

 講 師:山形大学農学部准教授 渡辺理絵氏

定 員:40名

 

※講演会は事前申込制です。

 お申し込み/TEL 0238-26-8001

 

詳しくは当館ホームページをご覧下さい。

https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/116yonezawajou.htm

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.09.15:denkoku:[博物館情報]

国宝「上杉家文書」史料紹介!

全国的に酷暑が続いていますが、国宝「上杉家文書」からこの時期にぴったりの史料をご紹介します。

 莅戸政以宛 上杉顕孝書状写/(寛政5年・1793)7月13日

 

上杉鷹山の実子・顕孝が傅役の莅戸に、酷暑続きのなか、江戸屋敷で仕事に励む人々を全員庭に出し、涼をとり酒を飲ませたいと提案しています。

藩主一族や重臣は屋敷も広く季節ごとの楽しみもあるが、下々は楽しみもなく、手狭な小屋に住んでいる、たまには広い庭で酒を飲んで「平常の苦も少しは晴」らしてやりたい、という若殿の配慮でした。 倹約のイメージが強い鷹山の治世ですが、様々な人々に配慮し時には楽しむことも大切にしていました。

 

国宝「上杉家文書」の詳細は   

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugikemonjyo.htm 

同文書全点をデータベースで検索できます。   

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/togodb/index.html

ぜひ、ご利用ください。 皆様、暑い日が続きますので、時にはストレスを解消しながら、体調に気を付けてお過ごしください。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.08.11:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館みどころ紹介

期間限定で企画展示室にて開催中の上杉文華館から、国宝 「上杉家文書」の上杉鷹山書状をご紹介します。

年間テーマ上杉鷹山の藩政改革のうち、現在は「意見と議論」と題して展示しています。

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上杉鷹山書状  一通
(文化8年・1811)閏2月

 

上杉鷹山が重臣に宛てた書状と思われます。村方からの国役上納の期限と、毛利大夫(江戸家老・若狭方元)の処罰について指示しています。
 この国役は文化8年の朝鮮通信使招聘の準備金を、幕府が初めて全国一律に課したものでしょう。米沢藩は国役金の上納命令を村方に通達するのが遅れたようです。
 近日中に急ぎ上納を命じる意見もありました。しかし鷹山は、それでは緩慢な命令を出しながら期限を厳しくし民を苦しめることになる、と論語の一節を引用し批判しました。
 
さて、鷹山の提案した対応は、どのようなものだったのでしょう。ぜひ、ご来館の上お確かめください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.08.04:denkoku:[博物館情報]

上杉文華館 上杉鷹山の藩政改革

 2020年度の上杉文華館は「上杉鷹山の藩政改革」と題して、国宝「上杉家文書」のうちこれまで紹介されていない未翻刻の資料を中心に約1ヶ月ごとに展示替えしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

 

期間テーマ:《意見と議論》

【展示期間】2020年7月23日(木・祝)~2020年9月22日(火・祝)

8月23日以降、国宝「上杉家文書」を2点、展示替えします。

 

 上杉家文書には、鷹山が藩主の治広や斉定、重臣との間で議論したことを示す文書が複数含まれています。また、藩士が提出した意見書も伝来しています。今回はそのうち2点を展示します。
 米沢藩は、初期こそ執政・直江兼続の専制でしたが、二代藩主上杉定勝の治世下で複数名の奉行(家老)による合議制が敷かれ、以後も継続しました。鷹山の時代には、藩政を司る複数名の米沢の奉行(家老)と江戸家老、近習のトップである小姓頭で議論することが多かったようです。時に勘定頭や郡奉行といった関係部局への諮問や、師である細井平洲・渋井太室といった外部の学者にも助言を求めました。当時の議論は一般的に、藩主や上層部の諮問に対し、関係者が十分に話し合い、最後は藩主が決断し意見の一致を図るものだったと指摘されています。また、武士は主君に対し忌憚なく意見し、主君もその意見を聞くことが理想とされていました。議論に参加できる者は限定的で藩主の権限が強く、近代以降の民主的な議論や議決とは異なる仕組みでした。

 

▼コレクショントーク

 2020年7月26日(日)   「意見と議論」

 2020年8月30日(日)   「子と孫」

 時間:14:00~

 場所:企画展示室

  ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2020.07.23:denkoku:[博物館情報]