HOME > 博物館情報

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」22

 

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」 東海道の旅、

大井川は川幅広く、流れも早いため、人足を雇って渡してもらう難所。

女性をのせる人足はやけにきりりと張り切った表情。

一方関取をのせた人足はなんだかへこたれています。

 

画像

画像

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.01.08:denkoku:[博物館情報]

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」21

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」後期で見逃せないのは、広重の雨の表現のいろいろ。

ざあざあぶりの雨は、線の角度が異なる2種類の版木で。

亀山にはぽつぽつ大粒の雨も降り出した。

暗闇の白い雨の線は、凸版で表現。

線の本数や角度だけで雨の量や強さを見せるそのセンスにしびれます。

画像

画像

画像

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.01.06:denkoku:[博物館情報]

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」⑳

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」後期もあと九日となりました。

 

正月二日の夜、

宝船の絵を枕下に敷いて寝ると吉夢を見ると信じられ、

新年の運が開けるとされました。

庶民の祈りが籠る浮世絵です。

災害、事故にあわれた皆様の一刻も早い回復をお祈りいたします。

 

画像

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2024.01.04:denkoku:[博物館情報]

「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」⑲

上杉博物館は12月26日(火)が今年最後の開館日です。

 

「六十余州名所図会 江戸浅草市」は浅草寺年末の歳市の様子。

しめ飾りや三宝などが売られ、人々でごった返しています。

やすり霞が冷えた空気と満点の星空をより際立たせます。

 

年始は1月2日(火)から開館します。

 

画像

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.12.26:denkoku:[博物館情報]

令和5年度 上杉文華館「上杉家歴代の文書管理と歴史編纂」⑩

  • 令和5年度 上杉文華館「上杉家歴代の文書管理と歴史編纂」⑩

令和5年度の上杉文華館は「上杉家歴代の文書管理と歴史編纂」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 上杉文華館では、国宝「上杉家文書」を毎月入れ替えながら常時展示しています。上杉家文書は、江戸時代以降に行われた文書の管理や歴史編纂を通じて、中世以来の上杉家の由緒や権威、特定の当主の事績を示す文書が収集、選別され、移動や変化を続けながら、現在の構成(2018通、4帖、26冊、保存容器として両掛入文書箱、精撰古案両掛入文書箱、黒塗掛硯箱、赤箪笥 乾・坤2棹、附として歴代年譜325冊)になったことが明らかになっています。

 また、「上杉家文書」とは別に「上杉文書」と呼ばれる藩政文書を中心とした1万点弱の史料群があり、米沢市では令和3年度から文化庁の「地域活性化のための特色ある文化財調査・活用事業」の補助を受け、調査に取り組んでいます。その中核は文書管理や歴史編纂を担った、江戸時代の御記録方や、近代の上杉家記録編纂所総裁伊佐早謙の関連文書です。上杉文書には、国宝「上杉家文書」を深く理解するための手がかりが、豊富に含まれています。

 今年度は本調査事業の成果を活用して2つの史料群を紐解きながら、江戸時代から近代にかけて、文書の具体的な管理方法と歴史や記録の編纂事業、その背景にある藩政の状況や世情をご紹介します。永年にわたり文書を守り伝え、活用してきた人々の営為にご注目下さい。

「上杉文書」調査の詳細はこちら

 

《斉定による改革の継承》

展示目録はこちらよりご覧ください。

 

【展示期間】12月26日(火)~1月28日(日)

 

《斉憲と幕末の動乱》

文久3年(1863)、12代藩主上杉斉憲は将軍徳川家茂に供奉するため、京都に登ります。藩主の上洛は2代藩主定勝以来、約230年ぶりの一 大事であり、これを契機に米沢藩は全国的な政局に深くかかわっていきます。当時の京都は、開港を進める幕府と攘夷を求める朝廷が対立す る中で、公家と有力諸藩の思惑が交差し、脱藩浪士が暗躍する混乱のさなかにありました。同年6月、家茂は暇乞いのため御所に参内し、江戸に戻ります。一方、斉憲は帰国を許可されず、攘夷断行や横浜鎖港といった難題が山積するなか、岡山藩や阿波藩といった諸藩 と協力し、幕府と朝廷間の調整に尽くしました。斉憲と1100名以上の米沢藩士は、9月18日になってようやく帰国を許可されました。 国宝「上杉家文書」には、文久3年の文書が30点伝来しますが、幕府や朝廷、他藩との交渉の内実を示すような書状類は見られず、御所へ の参内関係が半数を占めています。朝廷からの沙汰書、行列図や儀式の次第だけでなく、宿割や当日の衣装の具体的な指示といった 軽微な文書も含まれる点が特徴的です。これは文久の上洛が当時から重大事であったことに加え、斉憲の参内を勤皇の事績として顕彰するた め、明治中期以降になって特別に選別、保管された可能性が考えられます。

  

▼ コレクショントーク

 日時:1月7日(日)  14:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※参加には入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2023.12.26:denkoku:[博物館情報]