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【山形転職の小ネタ】2023年に転職が決まった人の年齢は?転職回数は?

  • 【山形転職の小ネタ】2023年に転職が決まった人の年齢は?転職回数は?

2024年、また新たな年を迎えました。
1年経つということは、私も歳を取り、あなたも歳を取る。
「歳を取る」ということは、経験値が増え、成長するということでもある一方で
年齢が上がれば上がるほど「衰え」てくる部分もあり、不安になることもありますね。

転職市場においては、昔から「35歳限界説」といって、35歳を過ぎると転職可能性が無くなってしまうような話をよく聞きます。

実際のところはどうなのか。当社にご相談にいらっしゃる方の中にも「35歳を過ぎると転職が難しくなると聞いて不安になっています」と言う方は少なくありません。

そこで、2023年までに転職活動を進められて、実際に内定が出た方の当時の年齢について調べてみました(n=60)。

 

当社では35歳までに転職が実現した方は、36歳以上の方が全体の60%を占める結果となっていました。

46歳以上でも26%、56歳以上(役職定年などの年齢)であっても転職が叶えられる方が一定数いらっしゃいました。

確かに求人票などに長期勤続によるキャリア形成」などの理由で、求人への応募を35歳以下に限っている案件もありますが、よく企業に状況を聞くと「本当は40代でも構わない」とおっしゃっていただくケースは少なくありません。

 

また、年齢とともに気になるのが「転職回数(経験社数)」です。

転職回数が多くなると書類選考に通過しにくくなる傾向は、確かにあります。

「当社に入社してもまた辞めてしまうのでは・・・」という企業側の懸念からです。
とはいえ、最近では転職も一般的になっていますので、複数の企業を経験するのはもはや当たり前となりつつあります。

当社をご利用されて転職を叶えられた方は、平均して「2.6社(転職回数では1回~2回)」というデータになりました。

5社以上経験されている方でも転職が叶っている実績もあることから、転職回数についても一概に何か上限があるということではなく、転職の背景や個々の事情による、というのが実態と言えます。

当社がお取引している多くの企業の経営層や人事担当にお話を聞く限り、採用においては「年齢」「転職回数」だけではなく、経験値や知識、自社の社風へ合うかどうかなど、そういった観点がより重視される傾向が強くなっています。

歳をとったから守りに入るのではなく、新たな可能性を切り開き続けていく意欲を持って過ごしていきたいものですね。

まずは相談してみる、そんな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。
お気軽にお申し込みいただければ幸いです。

お会いできますことをコンサルタント一同楽しみにしております。

2024.01.09:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【データで読み解く】~今年のボーナスどうだべか?~山形県の年収を考える2023版

  • 【データで読み解く】~今年のボーナスどうだべか?~山形県の年収を考える2023版

最近は「賃上げ」が報道等で話題になることも多くなっておりますが、
みなさんの会社や周囲ではいかがでしょうか。

収入について、ご自身の生活が十分に成り立っているのであれば、わざわざ他の人と比較する必要はないと考えます。
ただ、「自分の成果に見合った評価がされていないのではないか」「自分だけ極端に賃金が低いのではないか」とお感じになるような方は、ご参考いただければと思います。

年収については、2019年に記事を掲載していましたが、その後どうなっているのか、データを調べてみました。

 

山形県の賃金統計 2023-2019 ・()内が2019年度の数字
性別 年齢 勤続年数 労働時間 所定外
労働時間
決まって支給する
現金給与額
所定内給与 年間賞与
男性 45.2
(43.5)
14.4
(14.6)
169
(169)
12
(16)
30万7700円
(31万1100円)   
28万2400円
(27万300円)  

73万9200円
(72万9800円)   

女性 43.6
(42.7)
11.5
(11.6)

165
(165)

6
(7)
22万2600円
(21万9500円)
21万1400円
(20万6600円)   
45万1300円
(46万1100円)
 

この賃金データは、毎年厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査」を見るとわかるようになっています。
リンク:山形労働局 賃金室 / サイト中段「山形県の賃金統計」をご覧ください。

3年前と比べると、男性においては残業時間が減ったことで、若干給与が下がっているという傾向がみられますね。

ちなみに、賞与はどうなっているのでしょうか?下記が賞与の推移です。

 

 

年間賞与その他特別給与額の推移 
西暦 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
男性 72万9800円 74万9000円 75万8000円 77万4100円 73万9200円 ??万????円
女性 46万1100円 46万1100円 49万9100円 50万7700円 45万1300円 ??万????円

 

年間賞与の推移で見ると、2021年に比べると2022年は4~5万円も全体で下がっているんですね?!
あくまで全産業、全企業規模での平均になっているので、業界や企業規模でみるとまた違ったことがわかりますし、もちろん個別企業ごとに業績は違いますので、「自分のところは少し上がったけど世間的には下がってたんだな」なんてこともあるかもしれませんね。

2023年はどうなるのでしょうか?この賃金統計は、毎年11月頃公表とのことですので、今年の結果は来年11月にまた確認してみたいと思います。

 

「もっと給与を上げたい」=「転職すれば万事解決!」ということにはなりません。
特に転職直後は、評価期間により賞与が全く出ないケースもありますので、実際の手取りが大きく減ることもあります。

収入と支出のバランスを考えて、マネープランの視点からの生活改善も検討が必要になるかもしれませんので、「とにかく転職」ではなく、転職も選択肢に入れながらも、より広い視点からライフプランを考えてみることをお勧めします。

【参考:コラム】~山形での転職事情2019~山形県の年収相場を考える~

2023.12.14:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【転職理由ランキング】100人を調べました!~1番の転職理由はなんですか?~

  • 【転職理由ランキング】100人を調べました!~1番の転職理由はなんですか?~

2023年6月までに転職を実現した100名の面談記録を元に、「1番の転職理由」ランキングを出してみました。

上位3つは以下の通りです。

第1位  地元に帰りたい 16%
第2位  職場の人間関係 14%
第3位  休日数、残業時間の改善 13%

 

第1位は「地元に帰りたい」

第1位は「地元に帰りたい」というUターン希望でした。
この「地元」とは、山形県に戻りたい、という県外から県内へのUターンだけではなく、例えば庄内地区ー山形市近隣へといった県内ー県内も含みます。

地元、生まれた土地へ戻りたい、という希望を叶えるために転職をされる方が1番多いという結果になりました。

 

第2位は「職場の人間関係」

職場の人間関係に悩まれている方は、ご相談内容でも大変多いのですが、実際に転職がかなったケースとしては2位という結果でした。詳細を確認すると「上司や先輩との人間関係」が上手くいかなくて、という相談がほとんどでした。中には、パワハラも疑われる事例もありました。面談メモを確認すると、同僚や後輩との関係でのご相談者は、ご自身で何らかの改善を図ることを考えて転職を見送るというケースも多いようでした。

第3位は「休日数、残業時間の改善」

山形県全体として、全国的に見ると休日数が少ない傾向がありますが、「土曜毎週出勤の職場から、せめて隔週休みにしたい」という希望ですと、希望を叶えられる選択肢が増えます。

また、残業時間については、残業が常態化してしまっている会社、残業ゼロを目指して改善している会社、2極化している傾向が見られます。なかなかご自身の努力で改善が難しいところですので、転職によって環境を変える人が多いということでしょう。

3位以下のデータは、こちらのグラフをご確認ください。

 

以降の順位としては、将来の不安10%業界を変えたい8%と続いています。

将来の不安」は、「このままでいいのだろうか?」「ここで成長できるのか?」といった、個人の内面的な不安の他に、会社の経営方針への不安などが含まれています。

一方「業界を変えたい」という回答については、大きく言えば「将来の不安」とも言えるのですが、もう少し踏み込んだところの悩みであり、「業界を取り巻く市場環境への不安」や「業界特有の文化・慣習などへの不満」という意味で分類しています。

また、下位に出ている「移住したい」という項目は、結婚や配偶者の転勤、家庭の事情などで、ご自身は県外出身(あるいは地域外)という方になります。

 

応募先の企業には転職理由はどう伝える?

「他の人の転職理由が気になります」という方の多くが、「選考時に転職理由はどう伝えたら良いのか」ということで悩んでいらっしゃいます。

私たちとしては、極力正直に、事実をお伝えするようにご案内しています。ただ、一方的な不平不満、愚痴に捉えられたり、「当社も同じ理由で辞められてしまうかも」と思われてしまわないように、伝え方などは検討が必要です。

私たちとの面談を通して、「何のために転職するのか」を整理することで、転職理由の伝え方も明確になってくるかと思います。

あなたの転職へ対する思いを、ぜひお聞かせくださいね。

2023.07.21:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

転職活動のリアル~「不採用」の実際を考える~

  • 転職活動のリアル~「不採用」の実際を考える~

転職活動でも就職活動でも、希望の企業に入社して仕事をするためには「選考」があり、「選考」には必ず「結果」があります。結果が「採用内定」であれば大変喜ばしいのですが、逆に「不採用」となっている方も実はたくさんいます。

転職活動を経て現在新しい企業で働いている方すべてが、「ストレートにその企業に決まった」「一社目で内定が出た」わけではなく、「不採用」という現実に向き合いながら転職活動を続け、採用内定をつかんだ、という方も少なくありません。

 

私たちジンジャーズでは、原則、ご登録いただくすべての皆さまと面談を行っています。

面談では、これまでのご経験等を様々な角度からお聞きしつつ、次の仕事に向けての希望の内容や条件もお聞きしています。

具体的な転職意欲のレベルに合わせて、山形の転職市場動向や給与水準等をお話しや、具体的な企業・求人のご案内などに進んでいくという流れになっています。

参考コラム:【転職体験記】 番外編 ~初めてのご相談~「お気軽にご相談ください」って言われても不安ですよね。

 

そして、実際に求人に応募するとなった場合には、まずはジンジャーズから企業へ推薦し、「選考」を依頼するという流れになりますが、残念ながら初期の「書類選考」で不採用となったり、またその後の「面接」で不採用となるケースも、少なからずあるのが実態です。

 

ただ、私たちは不採用となった場合も「不採用理由」を企業へ確認しています。

ちなみに「不採用理由」としてこんなことを挙げる企業さんが多いです。

 

【書類選考時での不採用例】

①求める経験と合わない(〇〇の経験がないとうちでは難しい・〇〇の基礎知識がないとうちでは難しい)

②転職回数が多い

 

【面接時】

①求める経験が合わない(詳しく面接で聞き取ったが〇〇についてもっと経験がないとうちでは難しい。)

③なぜ今の仕事を辞めたいのか、理由に納得感が得られなかった(転職理由を語れない。入社後同じ理由で自社も辞めてしまいそうだと感じた、など。)

④なぜうちの会社やこの仕事を希望するのか、理由が見えなかった(志望動機や入社後の展望を語れない。)

⑤当社には合わない(表情が暗すぎたり、固すぎたりして、人柄が掴めなかった。質問に対する答えが噛み合わなかった、など。)

 

①について

企業側が求める経験に関しては、もちろん私たちも求人をいただいた際に企業側へ確認をしています。ただ、実際に応募してみたことによって、企業側の社内状況や経営層の考えが変わることや、実際に一緒に働く上司や部下の意見も取り入れて検討した場合に「私が◯◯についてイチから教えるのは難しい」などという話も出たりすることから、不採用となるケースがあります。

 

②について

転職回数が多くなれば多くなるほど、どうしても「うちに入社してもすぐに辞めるのではないか・・」と不安を持たれてしまい不採用となるケースがあります。

 

③④について

「なぜ、今の会社を辞めて転職したいと思っているのか」「なぜ、うちの会社を志望しているのか」「この仕事の、どんなところに惹かれているのか」

企業側も、自社で仲間として迎え入れる方を探すために、こんな質問等から応募者ご本人のことを知ろうとします。その質問に対し、受け答えができないと「大丈夫かなあ・・」と不安を持たれてしまい不採用となるケースもあります。

 

⑤について

緊張もされるかと思いますし当日の体調もあると思いますが、やはり極端に表情が暗い・固い方は「ほかのスタッフとコミュニケーション取れるのかな・・」と不安を持たれてしまい、不採用となるケースもあります。
(私たちとの面談を通して、「どうしても初対面では緊張が解けない」「1回会えば慣れるのに」というような場合は、最初の面接に同席することもあります。)

 

多い理由として①~⑤と分類してみましたが、複数の不採用理由が混在する場合もありますし、そのほか「ハイスキルすぎてマネジメントできる管理職が社内にいない」「希望年収が出せない」という理由があるときも。

また、法的には問題がありますが、実際には「自分の部下として年上を採用してほしくない」「配属部門の一番年長者よりも年上の人の方が、安心感がある」といった年齢要件が絡んでくる場合も、全くないとは言い切れないのが実情です。

 

「不採用」の言葉を見てしまうと、自分を否定されたような気がして落ち込んでしまうこともあると思います。志望度が高い企業さんを不採用となった場合、余計にショックですよね。

ただ、「不採用」となるのはもちろん理由があってのこと。その理由に向き合うこともときには必要です。

ジンジャーズを通して「不採用理由」をしっかり知り、納得をしながら、次の機会に向け対策を練る。そんなお手伝いも私たちは大事にしています。

 

2023.07.07:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

何を意識して書けばいい?職務経歴書の書き方とポイント解説

  • 何を意識して書けばいい?職務経歴書の書き方とポイント解説

転職活動において必須となるのが「職務経歴書」。
履歴書とは比べ物にならないくらい、書類選考時の大きな判断資料となります。


そのため、「職務経歴書の書き方」はネットで検索すればたくさんの情報が出回っていて、「こうすれば選考通過する」というようなテクニックもたくさん書かれていることがわかります。
それだけ、転職活動を進めている皆さんの多くが「これで良いのかな?」と悩んでいらっしゃるということなのでしょう。

 

様々な方の職務経歴書を拝見していますが、うまく書けていないなと思う職務経歴書には、2つの傾向があります。

(1)よりよく見えるように、必要以上に内容を盛って書いてしまう。

(2)せっかくの貴重な経験も、あっさりと一文で終わってしまっている。

(1)は、どちらかといえば自分の経験に自信が無い人、経験の浅い人に見られ、(2)は経験豊富なベテランの技術者などに多いような印象です。

盛って書いてしまうというのは、わかりやすい例では、

・新入社員や若手の面倒を見ていたことを「マネジメント」と記載
・他部署のお手伝い程度の協力を「兼務」と記載
・ミーティング議事進行の業務を「部門取りまとめ」と記載

というようなことです。

盛って書いてしまうデメリットとしては、書類選考通過した後の面接での評価が厳しくなってしまったり、仮にうまく入社した後も、実力以上に高い期待値に応えなければならないということがあります。
また、逆にあまりに内容が薄いものであれば、そもそも書類選考が通過しにくくなるなどの問題があります。

盛りすぎず、あっさりしすぎず、というと抽象的で難しいのですが、
本質的に大切なポイントは1つだということを理解しておく必要があります。

それは「相手が誰かを意識する」ということです。


職務経歴書を読む相手は、応募先企業の採用担当者、部門責任者、社長など、企業によって様々ですが、大きく考えると、同業か異業種か × 同職種か異職種か で分けられます。
この掛け合わせで、書く分量や内容をある程度想定することができます。

(1)同業ー同職種の場合
これは一番書きやすいパターンです。相手も自分の仕事について理解しているので、それほど難しくはありません。
盛り過ぎるよりは、淡々と事実を記載した方が良いでしょう。

(2)同業ー異職種の場合
同じ業種で、異職種に応募する場合のポイントは、異職種の目線から自分の業務をアピールする必要があります。
例えば、営業職から製造職へのキャリアチェンジを希望するのであれば、営業成績だけを記載するのではなく、品質管理・品質保証分野での製造現場との連携や、業務効率化改善の施策提案の経験など、営業成績とは異なる視点で自身の経験や実績をアピールすることも必要になります。

(3)異業種ー同職種の場合
異業種から転職する場合は、職種が同じであっても、業務内容や知識・スキルセットが異なることがあるため、自分の経験やスキルを相手が理解しやすいように説明することが必要です。
取り扱う製品や取引額などの数字を記載する際にも、業界内での順位や社内での相対評価など、相手がイメージしやすいように比較対象を記載するなどのコツが必要になります。

(4)異業種ー異職種の場合
異業種かつ異職種に応募する場合は、まず自分の経験やスキルを応募先企業で必要とされる業務にどう活かせそうか、その可能性を感じさせられるように作成することがポイントになります。
また、業界用語などは極力少なくし、一般的な名称や表現に置き換えておくと誤解が少なくて良いでしょう。

 

いずれの場合においても、相手に事実を伝えるためには、具体的な数字や実績を交えて書くことが重要です。また、自分がどのように問題を解決し、成果を出してきたのかというプロセスも伝えられると、より有効な職務経歴書になるでしょう。

 

とはいえ、なかなか難しいのが実情です。
当社では、書き方についてサポートさせていただくのはもちろんですが、それだけにとどまらず、職務経歴書に書ききれないマッチングのポイントや、当社が推薦する理由などを、企業担当者や社長に口頭や文章で直接お伝えする紹介活動を行っています。

そのために私達が大切にしているのが「面談」です。


当社の面談は、スキルや経験の確認だけではなく、「職務経歴書」に書ききれないエピソードやお人柄など、「+α」となる素材を集めるために、じっくりと時間をかけてお話をお聞きします。

転職面談は、夜間や休日などでも、できる限りあなたのご都合に合わせて調整しています。
お話できることを、コンサルタント一同心よりお待ちしています!

(文責:国家資格キャリアコンサルタント 佐藤大輔)

2023.05.11:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]