今年がフラワー長井線開業30周年だと知ってから、机の引き出しの奥にしまっていた切符を思い出した。昭和63年10月24日、最後のJR列車におじいさんと一緒に乗った時に、おじいさんが買ってくれたものだ。
おじいさんは生粋の職人で、仕事には厳しかったけど、僕にはとても優しかった。おじいさんからは大事なことをたくさん教えてもらったような気がする。この切符は、そんなおじいさんとの思い出がいっぱい詰まった、とっても大切な宝物だ。
じっと見ていると、「どうだ、仕事はちゃんとやってるか。モウマイしてないか。たまには顔を見せに来いよ。」という声が聞こえて来るようだ。今年のお彼岸には久し振りにお参りして来ようと思う。 【S.Kさんよりの投稿】