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「ツマラナイカラヤメロ」…「ガザ」にジェノサイドとホロコ-ストの危機~子どもたちの墓場に!!??

  • 「ツマラナイカラヤメロ」…「ガザ」にジェノサイドとホロコ-ストの危機~子どもたちの墓場に!!??

 

 「歴史は繰り返す、いや退行するものなのだろうか」―。パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配する「ハマス」に対するイスラエル側の攻撃がジェノサイドやホロコーストの様相を呈しつつある。“民族浄化”という言葉が亡霊のようによみがえってくる。その都度、宮沢賢治のあの詩が口元からこぼれ落ちる。「南ニ死ニサウナ人アレバ/行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ/北ニケンクヮヤソショウガアレバ/ツマラナイカラヤメロトイヒ…」―。それはもう、祈りにも似た呪文のようなものである。

 

 映画「キラ-ズ・オブ・ザ・フラワ-ム-ン」(2023年10月、米国)を観た。カンヌ国際映画祭で最高賞(パルム・ド-ル)を受賞した「タクシ-ドライバ-」などで知られる巨匠、マ-ティン・スコセッシ監督が手がけた3時間26分の超大作。100年ほど前の1920年代、米国・オクラホマ州の居留地でその土地の石油鉱業権を保持し、潤っていた先住民「オ-セ-ジ族」が次々に謎の死を遂げる。利権がらみの殺人の背後に広がるのはネイティブアメリカン(インディアン)に対する白人の露骨な人種差別である。

 

 わが国も今年、朝鮮人の虐殺事件が起きた関東大震災から丸100年を迎えた。目の前の画面に映画「福田村事件」(森達也監督、9月15付当ブログ参照)の光景が重なった。震災発生(1923年9月1日)の5日後、首都圏から約30キロ離れた千葉県東葛飾郡福田村(現野田市)でもうひとつの殺人事件が起きた。「(讃岐弁を耳にした村人が)聞いたことのない言葉だ。朝鮮語だ。こいつら朝鮮人だ」―。にわか仕立ての「自警団」が襲いかかり、幼児や妊婦を含む9人が殺された。四国・香川から来た行商団の一行(15人)で、全員が被差別部落の出身だった。朝鮮人と被差別部落民…その「差別」の重層構造に打ちのめされた。

 

 「本か、命か」―。『ナチスから図書館を守った人たち―囚われの司書、詩人、学者の闘い』(2019年)と題した本を読んだ。帯にはこうあった。「見つかれば命はない。それでも服の下に隠して守ったのは、食料でも宝石でもなく、本だった。最も激しいホロコ-ストの地で図書館を運営し、蔵書と文化を守ったユダヤ人たちの激闘の記録」―。全米ユダヤ図書館賞を受賞し、6カ国で出版されている話題作である。「独裁者は文化とどう向き合ったのか」―。「文化」を略奪したナチスの手法が新花巻図書館の駅前立地にこだわり続ける上田(東一)市政の強権支配とふいに、ダブったのだった。読み進むうちに心が重くふさぎ込んだ。

 

 どちらも「大量虐殺」を意味するジェノサイドとホロコ-スト…。命をかけて、本(文化)を守ったはずのユダヤ人国家「イスラエル」はいままさに、“民族浄化”という悪魔の道に突き進もうといている。「歴史の退行」「人間の狂気」…私はなす術もなく、ただオロオロしながら、イ-ハト-ブの地から「ツマラナイカラヤメロ」とつぶやくのみである。かつて、「ユダヤ人ゲット-図書館」には次のような掲示が貼られていたという(本文から)

 

 「本は悲しい現実を忘れさせてくれる。本はゲット-(強制居住区)から遠い世界に連れていってくれる。本は何も食べなくても飢えをなだめてくれる。本はあなたに誠実だから、あなたも本に誠実であれ。わたしたちの精神の宝物を保存しよう―—本を!」

 

 

 

 

(写真は映画「キラ-ズ…」のポスタ-=インタ-ネット上に公開の写真から)

 

 

 

 

 

 

《追記―1》~「殺すな!ガザの停戦を」、イ-ハト-ブの地からも連帯のメッセ-ジを!?

 

 市議選出馬の背中を押してくれた畏友のルポライタ-鎌田慧さん(『叛逆老人は死なず』の著者)が「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」を呼びかけ、こう書いている。「遠く離れたアジアからの、かぼそい少数の声であっても、国際的にはつながっている」(10月31日付「東京新聞」本音のコラム)。世界全体の平和と幸せを願った宮沢賢治のふるさと「イ-ハト-ブ」の地からも連帯のメッセージを届けよう。

 

 緊急行動は11月4日午後2時から、東京のイスラエル大使館前で。ほかの呼びかけ人は雨宮処凛、上野千鶴子、落合恵子、神田香織、佐高信、田中優子、永田浩三、前川喜平の各氏

 

 

 

《追記―2》~いますぐ、停戦を!?

 

 上記の呼びかけをした鎌田慧さんらの緊急行動の模様がNHKのオンラインニュ-スで報じられた。「子どもを含めてたくさんの人が亡くなっている状況を見て、何もしないわけにはいかない」と鎌田さんらは即時停戦を訴えた。詳しくは以下のアドレスから。

 

都内のイスラエル大使館周辺で文化人らが停戦を求め抗議活動 | NHK | 東京都

 

https://twitter.com/kandakaori/status/1720982872075714821/photo/1

 

 

 

《追記―3》~ついに「核使用」発言も!?

 

 イスラエルの極右政党の閣僚がパレスチナ自治区ガザ地区への核兵器の使用を肯定する発言をしたことを受け、アラブ諸国から強く非難する声が相次いだ。問題の発言をしたのはイスラエルのエルサレム問題・遺産相を務めるエリヤフ氏。地元ラジオのインタビューで核兵器の使用について問われ、「それも選択肢の一つだ」と語った。発言を受け、ネタニヤフ首相はエリヤフ氏の閣議への出席停止を決めたが、罷免することはなかった。

 

 サウジアラビア外務省は5日、エリヤフ氏の発言を「可能な限り強い言葉で非難する」との声明を発表し、「イスラエル政府に過激主義と残虐性が広がっていることを示した」と批判した。さらに、エリヤフ氏を罷免しないのは「イスラエル政府が人間的、宗教的モラルや法的規範を完全に無視することに等しい」と指弾した(6日付「毎日新聞」電子版、要旨)

 

 

《追記―4》~「絶望するな、希望を持て」!?

 

 「あらゆる状況には、どれほど強力に支配されていようと、必ず別の道があるものです。確立されたものや現状ではなく、別の道について考えるように努め、現在の状況が凍結したものだと思い込まないようにしなければなりません。」―。当欄にたびたび、引用している市民ブログ「浜名史学」がパレスチナ系アメリカ人の文学者、故エドワ-ド・サイ-ドの『ペンと剣』の一節を引きながら、こう書いている。「パレスチナの絶望的な状況の中で、何とかしようという希望を持ち続けたサイ-ドならではのことばである」

 

 

《追記ー5》~ノーモア…”対岸の火事”!?

 

 子どもを含む無辜(むこ)なる犠牲が相次ぐ中、「ガザ」危機への関心が急速に高まりつつある。さっそく、こんなコメントが寄せられた。

 

 

 サイードの「ペンと剣」を読んでいます。70有余年のイスラエルパレスチナ問題に関するサイードの所見からは、アメリカの力を背景にした強いイスラエルが、弱い立場のパレスチナを蹂躙してきた歴史を知ることができます。イスラエルは武力の行使はもちろん、いわゆるプロパガンダを使ってパレスチナがいかに非人道的な行為をしてきたかのようなことを世界に発信しています。

 

 こういう悲惨な歴史を読むと、もちろん外的にはそこまで悲惨ではないけれども、同じような行為がここ花巻市でも今、繰り広げられているような感じに陥ります。すなわち、市当局が市長の言う、声の大きい市民たちの言い分を貶めるような動きになっていることを感じます。

 

 今生きている私たちは、世界史的に見て大きな事件を見つめつつ、身の回りに起きている、世界の問題と繋がる事象に向き合っていることを実感します。排他主義と分離主義的な価値観に鋭い異議を唱えて続けたサイードの主張はここ花巻でも実践されるべきと思います。

 

 

《追記ー6》~「人類の危機」…ガザが子どもたちの墓場に!?

 

 国連のグテレス事務総長は6日、記者団に対し、イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区の人道状況について「子どもたちの墓場になっている」と述べ、即時の「人道的停戦」を改めて求めた。ガザ地区の保健当局によると、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突によるガザ地区の死者は1万人を超え、4割以上は子どもだとしている。グテレス氏は声明を読み上げ、「ガザの悪夢は人道危機以上のものだ。人類の危機だ」と強調。ガザ地区で活動する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員の死者数が89人に拡大したと明らかにした(7日付「毎日新聞」電子版、要旨)

 

 

 

《追記―7》~「イ-ハト-ブ(まるごと賢治)図書館」の実現へ向けて…病院跡地への立地を求めて、署名運動がスタート

 

 花巻市内でフェアトレ-ド店を経営する新田文子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」など三つの市民団体が、宮沢賢治ゆかりの地「イ-ハト-ブ」にふさわしい“夢の図書館”を目指した全国規模の署名運動を展開中。署名用紙などは以下からラウンロードを。11月23日必着。

 

★新花巻図書館は病院跡地に!の全国署名を10月1日スタートします。署名用紙のダウンロードはこちらから。集まった署名は11月23日必着でお願いします。
「全国署名を全国に広げます!~これまでの経過説明」はこちらから。おいものブログのカテゴリ-「イ-ハト-ブ図書館をつくる会」は「夢の新花巻図書館を目指して」に変更しました。署名実行委員会の活動も報告していきます。新田さんのURLは以下から

 

 https://oimonosenaka.com/

 

 

 

 

 

●エッフェル●騒動劇:第2幕…今度の舞台は米国・ダラス~「食の安全」もそっちのけ、一方で「ガザ」の即時停戦の訴え!!??

  • ●エッフェル●騒動劇:第2幕…今度の舞台は米国・ダラス~「食の安全」もそっちのけ、一方で「ガザ」の即時停戦の訴え!!??

 

 「ハイッ、ポ-ズ」―。冒頭に掲げた写真を見たとたん、国政を揺るがした自民党女性局の面々による例の“エッフェル”騒動劇がまぶたに重なった。先月26日から本日11月1日まで5泊7日の日程で、米国・ホットスプリングス市との姉妹都市提携30周年を祝う花巻市民訪問団が派遣されたが、その一員の佐藤勝教育長が帰国前日の30日、ダラス郊外の遊園地を訪れた際のポ-ズ写真である。

 

 訪米を前にした10月19日、直属の部下である市教委の男性主事(24)が10代の女性に対してみだらな行為をしたとして「県青少年環境条例」違反の疑いで逮捕されるという前代未聞の事件が起きた。5日後の24日に開かれた記者会見で佐藤教育長は神妙な表情でこう陳謝した。「社会人としてはもちろんのことでありますが、公務員として市民の皆様の信頼を損なう事態となりましたことに深く反省し、お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」(11月1日付HPに掲載)。ダラスでいとも楽し気に写真に収まったのはその”舌の根“も乾かない30日。「公務員として…」という言葉のなんと空々しいことか。

 

 “エッフェル”女子と言えば、この人を忘れてはなるまい。参議院議員の広瀬めぐみさん(57)である。先の知事選で現職の対抗馬として出馬した女性候補はこの人のスキャンダルでかなりの票を失ったと噂されている。その話題の主が今度は選挙戦の余韻が冷めやらない酷暑の夏、花巻祭りの風流山車パレ-ドの先導役として現れ、市民をびっくりさせた。「同じ穴のムジナ」とはこのことを指すのであろう。ちなみに、今年の流行語大賞には「エッフェル姉さん」も堂々とノミネートされている。

 

 さて、自民党女性局の局長はさすがにその責任を取る形で辞任に追い込まれたが、我が方の教育現場のトップはいかに!?部下が逮捕・拘留中の今回のホ市訪問は「市民の皆様の信頼を損なう」事態ではないというのだろうか。しかも、この嬉しそうなエッフェル・ポーズ…その市民の間からは「もはや道義上の問題だ」と手厳しい声も出ている。

 

 

 一方、この不祥事の3日前の10月16日には市内の中学校の給食にカエルの死骸が混入するという事故が発生し、佐藤教育長は同じ記者会見で「今後、納入業者に再発防止に向けた改善策を早急に実施していただき、保健所の助言を仰いだ上で問題ない場合は提供を再開したいと考えている」と話している。今回のダラス観光はまだ改善策がきちんと示されない中での“公務”だった。「イ-ハト-ブはなまき」の危機管理は完全に崩壊しつつある。もう何をかいわんや、である。なお、パン食に切り替えていた給食は6日から元の米飯提供に戻る。

 

 

 

 

(写真は水牛の彫像の前でにこやかにポ-ズをとる佐藤教育長=「花巻・ホットスプリングス交流プログラム」のFBから)

 

 

 

 

《追記ー1》~「楽しそうですね」

 

 フェイスブックを名乗る人から以下のようなコメントが届いた。物価高に悩む一般市民にとって、今回のアゴアシ付き(一人当たりの出張手当は約50万円)の”大名行列”は到底、看過できるものではあるまい。私自身、気の遠くなるようなこの感覚のズレにはため息が出るばかりである。

 

 「楽しそうですね。興味を持ったのでくだんのフェイスブックを見てみました。上田市長も楽しそうに写っていますね。事件を起こした職員を採用したのは教育委員会ではなくて市だと思うのですが、これまたのんきですね」

 

 

《追記―2》~「殺すな!ガザの停戦を」、イ-ハト-ブの地からも連帯のメッセ-ジを!!

 

 市議選出馬の背中を押してくれた畏友のルポライタ-鎌田慧さん(『叛逆老人は死なず』の著者)が「殺すな、ガザ地区停戦緊急行動」を呼びかけ、こう書いている。「遠く離れたアジアからの、かぼそい少数の声であっても、国際的にはつながっている」(10月31日付「東京新聞」本音のコラム)。世界全体の平和と幸せを願った宮沢賢治のふるさと「イ-ハト-ブ」の地からも連帯のメッセージを届けよう。

 

 緊急行動は11月4日午後2時から、東京のイスラエル大使館前で。ほかの呼びかけ人は雨宮処凛、上野千鶴子、落合恵子、神田香織、佐高信、田中優子、永田浩三、前川喜平の各氏

 

 

《追記―3》~いますぐ、停戦を!!??

 

 上記の呼びかけをした鎌田慧さんらの緊急行動の模様がNHKのオンラインニュ-スで報じられた。「子どもを含めてたくさんの人が亡くなっている状況を見て、何もしないわけにはいかない」と鎌田さんらは即時停戦を訴えた。詳しくは以下のアドレスから。

 

都内のイスラエル大使館周辺で文化人らが停戦を求め抗議活動 | NHK | 東京都

 

https://twitter.com/kandakaori/status/1720982872075714821/photo/1

 

 

《追記―4》~嘲笑するレイシストと「雨ニモマケズ」

 

 公開されているある市民ブログ(2日付「浜名史学」)に以下のような文章が掲載された。その賢治のふるさとでも“弱者”に寄り添うどころか、そんな「嘲笑」があちこちに充満している。たとえば、少しでも不正義や不条理に抗おうとする当ブログに対しても…

 

 

 面白いことがあれば、人は笑う。笑いは人生を楽しくする。しかし現在の社会には単なる笑いではなく、「嘲笑」、あざけり笑うことがしばしば見られる。自民党の政治家である杉田某がその代表的な人物である。彼女は、右翼的な自民党権力を背後にして、それに守られながら、差別されている人びとを嘲笑する。こういう輩が誕生する前は、少なくとも差別されている事象があれば同情し、抑圧されている人たちがあれば少なくとも慰めに行ってがんばってくださいといい…

 

 宮沢賢治の「雨にも負けず」の「東ニ病気ノコドモアレバ/行ッテ看病シテヤリ/西ニツカレタ母アレバ/行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ/南ニ死ニサウナ人アレバ/行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ/北ニケンクヮヤソショウガアレバ/ツマラナイカラヤメロトイヒ…」

 

 これこそが、人間の営みであったのではないか。しかし今、困っている人びとをあざけることが日本だけではなく、世界各地で見られる。人間も劣化したということなのかもしれない。

 

 

 

《追記ー5》~「イ-ハト-ブ(まるごと賢治)図書館」の実現へ向けて!!??病院跡地への立地を求めて、署名運動がスタート

 

 花巻市内でフェアトレ-ド店を経営する新田文子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」など三つの市民団体が、宮沢賢治ゆかりの地「イ-ハト-ブ」にふさわしい“夢の図書館”を目指した全国規模の署名運動を展開中。署名用紙などは以下からラウンロードを。11月23日必着。

 

★新花巻図書館は病院跡地に!の全国署名を10月1日スタートします。署名用紙のダウンロードはこちらから。集まった署名は11月23日必着でお願いします。
「全国署名を全国に広げます!~これまでの経過説明」はこちらから。おいものブログのカテゴリ-「イ-ハト-ブ図書館をつくる会」は「夢の新花巻図書館を目指して」に変更しました。署名実行委員会の活動も報告していきます。新田さんのURLは以下から

 

 https://oimonosenaka.com/

 

 

 

 

 

 

 

「賢治」人脈図…中村哲×高木仁三郎、そしてベ-ト-ベン~夜空を見上げれば、今宵は満月!!??

  • 「賢治」人脈図…中村哲×高木仁三郎、そしてベ-ト-ベン~夜空を見上げれば、今宵は満月!!??

 

 「夢のような一幕物語から始めたい」という書き出しのまえがきはこう続く。「イ-ハト-ブという名の地に三つのいのちが集まったという話である。三つのいのちが一つになり、楽器になった。やがてその調べは小さな物語となり、波となり、まわりに共鳴の輪を描き、風をはらんで広がった。どこまでも」―。宇宙物理学者で賢治研究家でもある故斎藤文一さん(享年92歳=新潟大学名誉教授)の著『愛と小さないのちのトライアングル』(2007年)にはサブタイトルとして「宮澤賢治・中村哲・高木仁三郎」の名前が記されている。3人が奏でる交響曲が文中から聴こえてくるような気がする。

 

 当ブログでもこの3人の“思想と行動”については、幾度か触れてきた。互いに共鳴し合う生きざまに心が動かされたからである。隣り町の北上市出身の斎藤さんはいち早く、そのことに気が付き、16年も前に同書の中でその接点の大切さを問うてきたのだった。たとえば、アフガンのテロに倒れた中村さんの人生を決定づけたのは賢治の『セロ弾きのゴ-シュ』だったこと、高木さんが「反原発」の拠点である原子力資料情報室を設立するきっかけとなったのが賢治の「羅須地人協会」だったことなど…

 

 「実はそういう小さないのちこそ、想像を超える大きな力の源泉なのだ。その中に宇宙的・全生命的な重さが息づいているのである。そこにほんとうの<人間の科学>が生まれねばならない。(3人が)とらえた視点はそこにあったのだ」―。斎藤さんは3人の共通点をこう端的に指摘している。そういえば、高木さん(1995年)と中村さん(2004年)はともに“賢治精神”を体現した功績に与えられる「イ-ハト-ブ賞」の受賞者であり、斎藤さん自身(1996年)も「宮沢賢治賞」を受賞している。

 

 さ~て、御大である賢治は大変な「ベ-ト-ベン」おたくとして知られる。あの交響曲第六番「田園」の曲想を得たウイ-ン郊外の地は「ベ-ト-ヴェンの散歩道」と名づけられ、いまも観光名所になっている。そして、冒頭の賢治の写真は散歩するベ-ト-ベンのポ-ズを真似て、撮らせたと伝えられている。まさに、賢治を面目躍如(めんもくやくじょ)させるエピソードではある。

 

 「おたく」ぶりはこんなもんではない。たとえば、中村さんにはずばり『わたしは「セロ弾きのゴ-シュ」』というタイトルの自著があるが、原作の中にはゴ-シュが所属する「金星音楽団」が第六交響曲を演奏するシ-ンが出てくる。ちゃっかりと「田園」を拝借した賢治のおどけた表情が目の前に浮かんでくるではないか。さらに、斎藤さんはアフガンの大地に根を下ろす中村さんに対し、「これぞ、田園交響曲だ」とエ-ルを送るといったあんばいである。

 

 「Fantasia of Beethoven」(ベ-ト-ベンの幻想)―。こんな標識を掲げた花壇がかつて、総合花巻病院の中庭あった。この病院の創立者で賢治の主治医だった故佐藤隆房さん(1890~1981年)が大正13年春、賢治に設計を依頼して作った花壇の復元である。賢治はその時の気持ちの高まりをこう書いている。「…それにおれはおれの創造力に充分な自信があった。けだし音楽を図形に直すことは自由であるし、おれはそこへ花でBeethovenのFantasyを描くこともできる。さう考へた」(『花壇工作』)―

 

 現在、同病院は市内の他所に新築・移転し、その「病院跡地」が新花巻図書館の立地候補地のひとつとして、注目を浴びている。由緒あるこの地に「イ-ハト-ブ(まるごと賢治)図書館」を実現したいと思うのは以上のような経緯を踏まえてのことである。賢治をめぐる“人脈図”はまるで、銀河宇宙みたいに途方もなく、でっかい。斎藤さんはこの3人のトライアングルを「未来への使者」と呼んでいる。

 

 

 

(写真はベ-ト-ベンを気取ったと言われる賢治の有名なポ-トレ-ト=インタ-ネット上に公開の写真から)

 

 

 

 

《追記―1》~今宵は満月(ハンターズムーン)=コメント欄に写真

 

 ひょいと、夜空を見上げれば今宵は満月。ネイティブアメリカン(アメリカ先住民・インディアン)が狩りに絶好の季節として「狩猟月」と名づけた。日本各地でも熊の出没が相次ぐ。「百獣の王」をうそぶく人類に対する野生動物の逆襲か。この日は「満月」さんと呼ばれた亡き妻の没後5年(2018年7月29日)の月命日。雲ひとつない銀河宇宙の彼方で、満月さんはいつまでも“まんどろ”(まんまる)なお月さんだ。

 

 

《追記―2》~賢治とメキシコ

 

 「だいぶ前になるけど、息子が勤務していたメキシコを訪ねたことがあった。空港に降り立ってびっくりした。通路のコ-ナ-に賢治の作品や肖像画がびっしり…。どんなイベントだったかは忘れたが、さすがは世界の賢治だと思った」―。病院跡地への立地を求める賛同署名を持ってきた高校の同級生がそんな思い出話を口にした。秋空の下でしばし“賢治”談義に花が咲いた。

 

 そういえば、童話『貝の火』に登場する宝珠はオパールで、その主産地のひとつがメキシコ。そのイベントとなにか関係があったのだろうか。ちなみに、旅行口コミサイト「トリップアドバイザ-」が数年前に「死ぬまでに行きたい世界の図書館15選」を公表した際、堂々の第1位にノミネートされたのは「空中図書館」とも呼ばれるメキシコシティのヴァスコンセロス図書館である。

 

 

《追記―3》~この親にして、この子あり

 

 「飛ぶ鳥を落とす」と言っても決して、誇張ではない気鋭の文芸評論家の斎藤美奈子さん(66)は文一さんの長女である。“妊娠”をテ-マにした『妊娠小説』(1994年)で注目を集め、『文章読本さん江』(2002年)で小林秀雄賞を受賞。朝日新聞などの書評委員を務め、その歯に衣着せない”辛口”書評にファンが多い。私自身、この人の推薦本でハズレたことはない。

 

 

《追記―4》~「イ-ハト-ブ(まるごと賢治)図書館」の実現へ向けて!!??病院跡地への立地を求めて、署名運動がスタート

 

 花巻市内でフェアトレ-ド店を経営する新田文子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」など三つの市民団体が、宮沢賢治ゆかりの地「イ-ハト-ブ」にふさわしい“夢の図書館”を目指した全国規模の署名運動を展開中。署名用紙などは以下からラウンロードを。11月23日必着。

 

★新花巻図書館は病院跡地に!の全国署名を10月1日スタートします。署名用紙のダウンロードはこちらから。集まった署名は11月23日必着でお願いします。
「全国署名を全国に広げます!~これまでの経過説明」はこちらから。おいものブログのカテゴリ-「イ-ハト-ブ図書館をつくる会」は「夢の新花巻図書館を目指して」に変更しました。署名実行委員会の活動も報告していきます。新田さんのURLは以下から

 

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賢治と原発…みんなケンジになればいい~生誕100年狂騒曲のはざまにて!!??

  • 賢治と原発…みんなケンジになればいい~生誕100年狂騒曲のはざまにて!!??

 

 「地球そして人類の将来に不可欠な『共生』という考え方があります。それは宮沢賢治の精神風土そのものです。これからの東北を生きるみんながケンジのような心と知恵を持てたら、ケンジでさえ考えなかった大きな夢をこの地でかなえることができるかもしれません」(1996年6月4日付「新潟日報」)―。27年前のこんな新聞広告を偶然見つけた。頭に血が上った。いや、外に噴き出してしまった。

 

 最初はてっきり、“賢治精神”の大切さを訴える文面と思いきや、広告主の名前に仰天した。「東北電力」が原発との“共存”へと世論を誘導しようとした内容だったからである。たとえば、賢治の『烏(からす)の北斗七星』に通底するある種の“自己犠牲”の精神性が80年前の出陣学徒の遺書に書き残されているように、「賢治」という存在は時代に利用されやすい“両刃の剣”の側面を持ち合わせていることについてはこれまでも触れてきた。しかし、これはまったく次元が違う。犯罪的ともいえる賢治の“悪用”―詐欺師の口上そのものではないか。

 

 当時、新潟県県西蒲原郡巻町(現新潟市西浦区)では東北電力が立地を計画する「巻原発」をめぐって世論が二分される混乱が続いていた。スリ-マイル島(米国、1979年)やチェルノブイリ(ソ連、1986年)での原発事故によって、地元民の間にも立地反対の動きが強まっていた。その是非を問う、条例制定による日本で最初の住民投票が1996年8月4日に行われ、反対派が勝利。その8年後、東北電力は計画の撤回に追い込まれた。それにしても、「賢治と原発」という真逆の理念を強引に結び付けようとする“原子力村”の思考には今さらながら、怖気(おぞけ)を覚えてしまった。

 

 「原発は人類と共存できないし、必要でもない。これからのエネルギ-でもない」―。当時シンポジウムに招かれて、こう喝破したのは今年没後23年の市民科学者、高木仁三郎さん(10月15日付当ブログ参照)。「われわれはどんな方法でわれわれに必要な科学をわれわれのものにできるか」(「羅須地人協会」集会案内)…この賢治の言葉に導かれるようにして「反原発」の立場を鮮明にしたのが他ならない高木さんだったが、その同じ賢治が原発立地の水先人みたいに利用されるという危うさ…

 

 ちなみに、巻原発の住民投票が実施されたその年は賢治生誕(8月27日)100年の節目に当たっていた。電力業界やマスコミ、それに地元・花巻や賢治の生家などがこぞって担(かつ)ぎあげた賢治”神輿”の上で苦虫を噛みつぶしていたのは、当のご本人だったにちがいない。そしてそれは決して、過去の“亡霊”ではない。

 

 岸田政権は今年2月、原発の新規建設や60年を超える運転を認めることを盛り込んだ「GX(グリ-ン・トランスフォ-メ-ション)実現」に向けた基本方針を閣議決定。福島第一原発事故以降の原発政策の転換が、正式な政府方針となった。だからこそ、「イ-ハト-ブ」(賢治の夢の国=理想郷)の住人のひとりとして、誤りのない「賢治発信」を心がけたい。新花巻図書館こそがその“発信”基地にふさわしいと思っている。「駅前か病院跡地か」―。当地でもいま、賢治を巻き込んだ”立地”論争が大詰めを迎えつつある。

 

 

 

(写真は賢治が悪質な政治利用に供された東北電力の新聞広告)

 

 

 

 

《追記―1》~「474」という数字の不思議…“禍福は糾(あざな)える縄のごとし”!!??

 

 「原発賛成474票×原発反対9854票」―。住民投票に先立つ1995年2月5日、巻町の町民有志が立地の是非を問う自主的な住民投票を実施した際の票数である。オヤっと思った。頭の隅にこびりついている数字…なんと、昨年夏の市議選で惨敗した際の私の得票数とピッタリではないか。そして、ニャッとほくそ笑んだ。「4(死)と4の羽交い絞めにあっても7(ラッキ-)は耐えた。こっちは玉砕したが、あっちは勝った」。まこと「禍」と福」とは糾える縄のごとし、ではないか。

 

 

 

《追記―2》~「イ-ハト-ブ(まるごと賢治)図書館」の実現へ向けて!!??病院跡地への立地を求めて、署名運動がスタート

 

 花巻市内でフェアトレ-ド店を経営する新田文子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」など三つの市民団体が、宮沢賢治ゆかりの地「イ-ハト-ブ」にふさわしい“夢の図書館”を目指した全国規模の署名運動を展開中。署名用紙などは以下からラウンロードを。11月23日必着。

 

★新花巻図書館は病院跡地に!の全国署名を10月1日スタートします。署名用紙のダウンロードはこちらから。集まった署名は11月23日必着でお願いします。
「全国署名を全国に広げます!~これまでの経過説明」はこちらから。おいものブログのカテゴリ-「イ-ハト-ブ図書館をつくる会」は「夢の新花巻図書館を目指して」に変更しました。署名実行委員会の活動も報告していきます。新田さんのURLは以下から

 

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花巻市教委職員を逮捕…地に堕ちた上田流「コンプライアンス」~内部通報制度も機能不全か~そんな中、ホ市訪問は予定通りに!!??

  • 花巻市教委職員を逮捕…地に堕ちた上田流「コンプライアンス」~内部通報制度も機能不全か~そんな中、ホ市訪問は予定通りに!!??

 

 教育現場をあずかる花巻市教育委員会の男性主事(24)が19日、10代の女性に対してみだらな行為をしたとして「県青少年環境条例」違反の疑いで逮捕されるという前代未聞の事件が起きた。花巻署はこの日、市教委が置かれている石鳥谷総合支所の家宅捜索も行ったが、今回の事案のような個人的な事件で公の庁舎に捜索が入ることは通常、考えられない。「職務に関係がない犯罪の捜査のためになぜ、職場の家宅捜索が必要だったのか」―。市民の間にはこんな疑念の声も聞かれる。

 

 調べによると、同容疑者は4月下旬から5月中旬にかけてインターネット交流サイト(SNS)で知り合った10代の女性に対し、18歳未満であることを知りながら、複数回にわたってみだらな行為をした疑い。2022年に採用され、市教委学務管理課に配属されていた。

 

 「コンプライアンスは、一義的には法令遵守と訳されているが、広義のコンプライアンスとしては、法令はもとより、県や市町村の条例、規則等、さらには社会的な規範の遵守まで含まれている」―。上田東一市長は就任以来、一貫して「コンプライアンス」(法令遵守)の重要性を強調。前市政の「花巻市職員倫理規程」(平成25年)を引き継いだ「不正防止に係る内部通報制度」(平成27年)などきめ細かい取り決めを定めてきた経緯がある。さらに、市長直轄の内部通報窓口を設置し、たとえば「セクシュアル・ハラスメント及びパワー・ハラスメント又はこれらを誘発させるおそれのある行為、その他コンプライアンス上問題となる行為」ーなどの通報を呼びかけている。

 

 「市民の皆様にご心配をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。現在、警察の捜査がなされていますが、市としても状況を把握し、事実であれば厳正な処分を検討してまいります」(19日付)―。今回の件については教育企画課としてのこんな告知がHP上に掲載されただけで、20日午後現在、記者会見などは開かれていない。一方、盛岡市では酒気帯び運転で免許を取り消された職員が約1年半にわたって、無免許運転を繰り返していた不祥事について、内舘茂市長は同じ19日に謝罪のための臨時記者会見を開き、「信頼回復に向け、コンプライアンスを徹底する」と頭を下げた。

 

 今回の悪質事案については万が一でも「教育」部局に責任を一方的に押し付けてはなるまい。「コンプライアンス」や「ガバナンス」(内部統制)に関し、トップ責任の立場にある上田市長自らが市民に向かって、きちんと釈明する義務があろう。

 

 

 

 

 今回の事件後、初めての定例記者会見が24日開催されたが、配布資料の中に当該事案に関するものはなかった。逆に目を引いたのが、米国・ホットスプリングス市との姉妹都市提携30周年を記念する訪問団に関する資料。今月26日から11月1日までの5泊7日(市長は公務のために4泊6日)の日程で、上田東一市長や佐藤勝教育長、藤原伸市議会議長ら“公務出張”の10人を含めた総勢17人。一般市民の旅費はざっと50万円で、わずか7人の参加にとどまったことについて、ある市民は「この物価高の中でそんな余裕はない」と白けた。

 

 一方、直属の部下が逮捕・拘留中にもかかわらず、佐藤教育長が出張することについては「未だに教育長や市長の口から釈明のひとつもない。もはや道義上の問題だ」と手厳しい声が相次いでいる。

 

 

 

(写真は市教委の家宅捜索に入る捜査員=花巻市石鳥谷町で。19日夜のNHKニュースの画面から)

 

 

 

 《追記ー1》~内部通報!!??

 

 

 「匿名」を名乗る人から23日未明、「内部通報」と題する以下のようなコメントが寄せられた。通報制度が機能不全に陥っていることも予想されるため、そのまま転載させていただく。

 

 

 ●「今年の6月に花巻市に内部通報した花巻市の公務員ですが、総務部系の部署の職員が当時の役所のパートの私の元妻に卑猥なメールを多数おくりつけ関係が悪化して離婚に至ってしまった経緯を内部通報したのですが、上田市長は個人的なことは受け付けないとの回答。コンプライアンスとは?セクハラとは?です」

  

 ●「そこから県警の捜査2課の同級生に相談して、おそらくは花巻市の内部通報が機能してるのかという騒ぎになってるかと思います。なので、今回の件以外でも市政への捜査となると家宅捜査という流れにならざるを得なかったと解釈しております。県警の同級生の友人に聞けば答えるかもしれませんが、直近でそんな無粋なことは聞く関係でもないので10年後くらいに酒の席で笑いながら話してみたいと思ってる次第です」

 

 

 

《追記―2》~「あの日」から「この日」へ

 

 

その1)~80年前のこの日(10月21日)、明治神宮外苑(東京)で出陣学徒の壮行会が行われ、のべ約10万人の学徒が戦地へ。学徒兵の手記『きけ わだつみのこえ』の一節…「今次の戦争には、もはや正義云々(うんぬん)の問題はなく、ただただ民族間の憎悪の爆発あるのみ」

 

 その2)~57年前の同じ日、日本労働組合評議会(当時の総評)が「ベトナム反戦」統一ストを呼びかけ、ベトナム戦争へ反対する世界的な潮流を作った。以来、この日が「国際反戦デー」に。いま足元の労働組合にそんな勢いはなく、海の向うではウクライナに続き、イスラエルとパレスチナ(ハマス)の間で今世紀最大の“虐殺”劇が現実のものとなりつつある。

 

 その3)~28年前の同じ日、沖縄県宜野湾市で米兵による少女暴行事件に抗議する「県民総決起大会」が開かれ、過去最大の8万5千人の県民が集まった。「軍隊のない/悲劇のない/平和な島を返してください」―。高校生の悲痛な訴えなどどこ吹く風、その沖縄では本島の基地強化だけでなく、南西諸島の「軍事要塞化」が着々と進められている。そして、大方の日本人は「あの日」の記憶をどこかに葬り去っている。

 

 

《追記―3》~高木基金へのご協力のお願い

 

 10月15日付当ブログで取り上げた故高木仁三郎さんの思想を後世に伝えるためのクラウドファンディングにご協力を。手続きなど高木さんの支援活動の詳細は以下から。

 

認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金|THE TAKAGI FUND ...

 

 

 

《追記ー4》~「イーハトーブ(まるごと賢治)図書館」の実現へ向けて!!??病院跡地への立地を求めて、署名運動がスタート

 

  花巻市内でフェアトレ-ド店を経営する新田文子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」など三つの市民団体が、宮沢賢治ゆかりの地「イ-ハト-ブ」にふさわしい“夢の図書館”を目指した全国規模の署名運動を展開中。署名用紙などは以下からラウンロードを。11月23日必着。

 

★新花巻図書館は病院跡地に!の全国署名を10月1日スタートします。署名用紙のダウンロードはこちらから。集まった署名は11月23日必着でお願いします。
「全国署名を全国に広げます!~これまでの経過説明」はこちらから。おいものブログのカテゴリー「イーハトーブ図書館をつくる会」は「夢の新花巻図書館を目指して」に変更しました。署名実行委員会の活動も報告していきます。新田さんのURLは以下から

 

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