花巻市出身。早稲田大学を卒業後、朝日新聞記者を35年間。この間、南は九州から北は北海道まで転々とし、水俣病問題や三井三池炭鉱の炭塵爆発事故などの炭鉱問題、被差別部落民や在日朝鮮人の差別問題、高度経済成長の負の遺産である公害問題、被爆者(長崎)問題、花岡事件(秋田)など強制連行された中国人や朝鮮人などをめぐる戦後補償問題、アイヌ民族の差別問題、国境漁民(北方領土問題)など、被差別少数者の側に立った取材を続ける。
定年と同時に故郷・花巻に戻り、約6年間、障がい福祉サービス事業所「こぶし苑」の施設長をした後、平成22年7月の花巻市議選に「アラセブ(70歳)、最後の決断」を掲げて、初当選。26年7月には「いざ、イーハトーブの建国へ」をスローガンに掲げて2度目の当選を果たした。30年7月、2期8年間の議員生活に幕を下ろす。
主著に『三井地獄からはい上がれ』(現代史出版会)、『賢治の時代』(岩波書店)、『東京湾が死んだ日』(水曜社)、『イーハトーブ騒動記』(論創社)、『コタンに生きる』(岩波書店、共著)、『北島四島』(朝日新聞社、共著)など。
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