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企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」 展示紹介①

  • 企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」 展示紹介①

モリスは、デザイナーして美しく心地よい空間を つくることをめざしました。

展示室にはモリスが、デザインした四季折々の草花や果樹の 壁紙が醸し出すすがすがしい空気が満ちています。

 

 

今回の企画展の中でもひときわ目を引くのが、涼やかなガラスの数々。

モリスらが理想としたガラス本来の美しさを活かした伝統的な吹きガラス製法によるものや、繊細な文様入りのカットグラスなどです。

その透明感と色彩に、しばし、時を忘れてしまいます。

 

 

モリスといえば「いちご泥棒」。

インディゴ抜染に木版で他の色を重ねた複雑な技法に成功した最初のデザインです。

モリスのインディゴ染への情熱をひしひしと感じます。

 

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.12:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」

  • 【次回展示予告】企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」
  • 【次回展示予告】企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」

6月25日(土)よりはじまる企画展のお知らせです。

 

企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」

 

 ウィリアム・モリス(1834-96)は、産業革命により衰退した職人の手仕事と、ものづくりが生活と豊かに結び付いていた中世社会を理想とし、自然の草木をモチーフとしたデザインや詩作、環境や古建築の保護まで多彩な活動を行いました。

 モリスが先導し、その思想に共鳴するデザイナー、画家、建築家、陶芸家、職人たちが19世紀後半のイギリスで生み出したひとつの潮流は「アーツ・アンド・クラフツ運動」と呼ばれます。彼らが目指した手仕事の復興や、機能と美を兼ね備えた上質な美術工芸品とともに暮らす生活の芸術化の取り組みは世界各国に広まり、今日のライフスタイルにも大きな影響を及ぼしています。

 本展覧会では、ウィリアム・モリスをはじめとするイギリスの作家を中心に、イギリスからアメリカへと渡り、独自の派生を遂げたアーツ・アンド・クラフツ運動を象徴するフランク・ロイド・ライトの作品まで、約140点を展示しその多様性を展観します。壁紙、テキスタイル、家具、金工、宝飾品、ステンドグラスなどの暮らしを彩る多彩な作品をご覧ください。

 

 

【期間】6月25日(土)~7月31日(日)

【休館日】7月27日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般490円(390円)/高大生340円(270円)/小中生240円(190円)

    ※( )は20名以上の団体料金

 

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※定員になりました

 日   時 : 6月25日(土) 17:15~18:00

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : 20名

 担当学芸員 : 遠藤友紀

  ※ギャラリートーク参加には企画展の入館料が必要です。

 

【募集制ワークショップ】 ※定員になりました

 ナイトツアー ようこそ夜の博物館へ「アーツ・アンド・クラフツを知る」

 日 時 : 7月15日(金) 19:00~20:30

 場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定 員 : 20名 ※中学生以下は保護者同伴

 参加費 : 500円

 

 

詳しくは当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.06.23:denkoku:[博物館情報]

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

  • 令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

 令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《観応の擾乱》

【展示期間】6月23日(木)~7月26日(火)

 

 第4回目は、「観応の擾乱」をテーマとして関連文書を紹介します。室町幕府の内紛である観応の擾乱は、将軍足利尊氏の弟直義と将軍の執事高師直の対立を発端とし、師直死後は兄弟の対立に発展、最後は尊氏が勝利しました。この対立・戦乱において上杉一族は、温度差はあれ、重要な役割を果たしています。その一人であった憲顕は、関東にあって直義派の重鎮として活動します。直義の死後、憲顕は守護はじめとする役職を解任され、10年ほどにわたり反幕府行動を続けていきまました。しかし、幕府は憲顕を必要としていました。このような憲顕の動向、立場を紹介していきます。

 

 「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。1995年制作の複製で、制作当時の状況を想定したものです。

 

▼ コレクショントーク

 日時:7月3日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.06.23:denkoku:[博物館情報]

おうちで戦国京都と上杉家ツアー⑦

おうちで戦国京都と上杉家ツアー⑥

 

⑦二尊院(京都市右京区)

 

二尊院本堂

【画像】二尊院本堂

 

三条西実隆の墓所

【画像】三条西実隆の墓所

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」左隻4扇より

【画像】国宝 上杉本 洛中洛外図屏風左隻4扇より

 

  二尊院は嵯峨天皇の勅願により円仁が創建した古刹で、約1200年前に創建されました。応仁の乱の兵火で全焼しますが、三条西実隆が再建しました。境内には三条西家墓所があり、実隆はそこに供養されています。

後期展示では、実隆の出家した姿を描いた「三条西実隆画像(法体)」を展示中。原本は二尊院の所蔵で、重要文化財に指定されています。 同じく現在展示中の「三条西実隆書状」(国宝「上杉家文書」)とあわせて、ご覧ください!

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

2022.06.16:denkoku:[博物館情報]

おうちで戦国京都と上杉家ツアー⑥

  • おうちで戦国京都と上杉家ツアー⑥

 

 

⑥斯波邸跡(京都市上京区)

【画像】京都市上京区五丁目町

 

足利義輝は永禄元年の帰洛後、斯波氏の旧邸跡地を御所としました。

ここは上京と下京の中間にあり、洛中を等分に統治する意図が指摘されています。

義輝没後、足利義昭の邸宅となり両者の連続性が見えます。

 

国宝「上杉本洛中洛外図屏風」には、

斯波邸の前で闘鶏を眺める一行の姿が描かれています。

真ん中には少年がおり、義輝の可能性が指摘されています。

闘鶏は皇室や将軍家の幼主の健康と安泰を願う行事とされますが、

この描写とは裏腹に義輝は三好義継らの急襲に遭い、29歳で落命しました(永禄の政変)。

【画像】国宝「上杉本洛中洛外図屏風」右隻5・6扇より

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

 

2022.06.10:denkoku:[博物館情報]