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【次回展示予告】特別展「戦国京都と上杉家」

  • 【次回展示予告】特別展「戦国京都と上杉家」
  • 【次回展示予告】特別展「戦国京都と上杉家」

4月16日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。

特別展「戦国京都と上杉家」

 

 戦国時代は、個々の戦国大名が一つの地域国家として領国を自立的に支配した時代でした。一方で、戦国大名は将軍や天皇と関わりを築くために自ら積極的に働きかけ、自身の領国支配や他領域進出に活かそうともしていました。戦国大名は領国の統治だけでなく、京都の将軍や天皇との外交関係も重視していたのです。これは、越後国の戦国大名・上杉謙信やその父・長尾為景も同様でした。

 しかし、応仁の乱以降の京都は、抗争が後を絶たず、将軍や公家が離京するなど、まさに激動のさなかにありました。この混沌とした情勢のなか、将軍や天皇は「静謐」(世情の安定)を図るため、有力な戦国大名に接近し、その実現に努めました。これには謙信以前から、父の為景や兄の晴景が関与していました。またその際、交渉の窓口として、両者の間を取り持った使者たちの活躍も見過ごせません。

 上杉家ゆかりの文化財には、将軍や天皇からの贈答品が現存するほか、国宝「上杉家文書」の中に京都との外交交渉や文化的交流を示す史料が数多く残されています。上杉家の京都外交が政治的関係の構築のみならず、文化的素養を育む機会にもなったことは注目されます。

 本展では、複雑化する戦国時代の京都情勢に、長尾・上杉家がどのように向き合い、外交に取り組んできたのかをご紹介します。

 

【期間】4月16日(土)~6月19日(日)
 前期:4月16日(土)~5月15日(日)
 後期:5月21日(土)~6月19日(日)

【休館日】5月25日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般700円(560円)/高大生450円(360円)/小中生300円(240円)

    ※( )は20名以上の団体料金

    ※常設展とのセットのみ販売

 

♦入館料無料の日 

 5月5日(木・祝)こどもの日 高校生以下入館無料!

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制

 日   時 : 前期①4月16日(土) 17:15~

           ②5月7日(土) 9:15~

         後期③5月21日(土) 17:15~

           ④6月11日(土) 9:15~

         ※①②は3月28日(月)、③④は4月25日(月)の9:00より受付開始 

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : 各20名

 担当学芸員 : 池野理

  ※ギャラリートーク参加には特別展の入館料が必要です。

 

【募集制ワークショップ】 ※事前申込制 4月7日(木)9:00より受付開始

 ナイトツアー「国宝 上杉本洛中洛外図屏風の世界を楽しむ」

 日 時 : 5月13日(金) 19:00~20:30

 場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定 員 : 20名 ※中学生以下は保護者同伴

 参加費 : 500円

 

【講演会】 ※事前申込制 5月9日(月)9:00より受付開始

「上杉謙信をはじめとする戦国大名は、なぜ足利将軍と交流しつづけたのか」

 日 時:6月4日(土)14:00~16:00

 会 場:伝国の杜 2階大会議室

 定 員:80名

 参加費:無料

 講 師:法政大学・早稲田大学非常勤講師 山田康弘氏

 

※ギャラリートーク、募集制ワークショップ、講演会のお申込み

  TEL 0238-26-8001

 

詳しくは当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.03.26:denkoku:[博物館情報]

令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

  • 令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

 

2021年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヵ月ごとに展示替えをしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

 

【期間テーマ】我が子へ

【展示期間】2022年2月1日(火)~2022年3月27日(日)

 ※3月1日(火)以降、国宝「上杉家文書」を展示替え致します。

 

 今回の期間テーマでは、定勝と彼の子ども達に関する資料をご紹介します。定勝には、3代藩主に就いた綱勝をはじめ、虎姫(佐賀藩二代藩主・鍋島光茂正室)、徳姫(加賀大聖寺藩初代藩主・前田利治正室)、亀姫(同藩二代藩主・前田利明正室)、三姫(高家旗本・吉良義央正室)など、7人の子どもがいます。

 当時、疱瘡などの流行病により命を落とすことが珍しくなく、定勝の長男・徳松は疱瘡にかかり4歳で亡くなっています。こうした状況下で、定勝が書いた手紙には、子ども達の健康を気遣う文面が散見されます。参勤交代により米沢と江戸を行き来していた定勝は、家臣とのやり取りを通して子ども達の様子を適宜把握していました。ここに、定勝の父親としての姿がうかがえます。

 

 

【博物館事業の中止・延期のお知らせ】

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、下記の博物館事業を中止・延期いたします。

開催を楽しみにしてくださった皆様には申し訳ございませんが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

【中止】2/6(日)上杉文華館コレクショントーク

HPにも最新の情報を掲載しておりますので、ご確認ください。よろしくお願いいたします。

HP: https://denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm?fbclid=IwAR1IlPYW0a-2PT-t0EclmUvcheDNyeP6uwQsvfpooB4R4T2vBVim4IIG8HI

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【問い合わせ】

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2022.02.01:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】開館20周年記念コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅵ 戦国の交渉

  • 【次回展示予告】開館20周年記念コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅵ 戦国の交渉
  • 【次回展示予告】開館20周年記念コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅵ 戦国の交渉

2月11日(金・祝)よりはじまるコレクション展のお知らせです。

開館20周年記念コレクション展 国宝「上杉家文書」の世界Ⅵ 戦国の交渉

 

 近隣大名と抗争を繰り広げていた戦国大名は、共通の敵を持つ大名や中立的な立場の大名、時には敵対する大名とも交渉し、友好的関係や同盟関係を結び、維持することに努め、自らの立場を守ろうとしました。

 このような交渉は、大名同士が対面して行われることは稀でした。使者が派遣される場合、大名の意思を口頭で説明し、より詳しい、具体的なやりとりがなされたと思われます。しかし、その場合でも大名やその側近の文書が相手に渡され、交渉を進める手立てとなりました。また、常に使者の派遣が可能とは限りませんでした。飛脚のように、内容の伝達にはかかわらず、文書を届けるだけの場合もありました。大名同士の意思疎通に文書が果たした役割は、実に大きかったのです。

 国宝「上杉家文書」には、長尾氏・上杉氏と諸大名との外交交渉を示す書状が数多く残されており、その特徴の一つに挙げることができます。本展では、これらから戦国大名の外交交渉をめぐるさまざまな様相を紹介していきます。

 

【期間】2月11日(金・祝)~3月13日(日)

【休館日】毎週月曜日

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般210円(160円)/高大生110円(80円)/小中生50円(40円)

     ※( )は20名以上の団体料金

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制 

 日   時 : ①2月11日(金・祝) 17:15~ 〈延期〉2月23日(水・祝)17:15~

         ②3月13日(日)     9:15~

  ※①は1月20日(木)、②は2月15日(火)の9:00より受付開始

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : ①20名

         ②10名

 担当学芸員 : 阿部哲人

 ※コレクション展の入館料が必要です。

 ※ギャラリートークのお申込み

  TEL:0238-26-8001

 

展覧会の詳細は当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.01.27:denkoku:[博物館情報]

上杉文書の概要と調査

  • 上杉文書の概要と調査

今年度から、当館所蔵の上杉文書約1万点の史料調査を実施中。

写真は目録作りの様子です。

文化庁の「地域活性化のための特色ある文化財調査・活用事業」の補助を受け、5カ年の計画で進めています。

調査事業の概要は

https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugimonjyo.htm?fbclid=IwAR1MsA-z-HipGZjuuWhPh-ZD-fK6CYKtC_9D0vxzxtF1cw2ZKWJjTcj1njg

上杉文書は従来も利用されてきましたが、詳細目録はなく、マイクロフィルム未収録の資料もあるため、全容は分かっていません。原本と写本、編纂物が混在し、製本された老中奉書など今後の修理等が必要な史料が多数あり、活用が困難な状態です。

今回の調査では、史料1点ごとに表題、内容、年代、法量、発給関係などを採録し、その伝来や特徴を明らかにしていきます。

調査の様子や成果などをHPやSNSでも、随時情報を発信していきます。

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.12.26:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

  • 【次回展示予告】奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

 

12月11日(土)よりはじまる記念展示のお知らせです。

奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

天正18年(1590)、豊臣秀吉は北条氏を滅ぼし、奥羽の諸大名を服従させて天下統一を達成しました。戦国時代に一応の終結をもたらした秀吉の天下統一は、多くの歴史の教科書がこのように説明しています。

しかし、それは検地や刀狩りなどの政策の執行によって、奥羽の人々や土地を豊臣政権の支配体制に組み込むことで、実体を伴って完成しました。このような奥羽に対する一連の政策執行を奥羽仕置といい、その完了は翌19年に及びました。また、天正18年のみを奥羽仕置といい、翌19年を奥羽再仕置とよんで区別する場合もあります。検地などの執行は一応、18年で完了し、翌19年に豊臣軍の再出兵による反乱の鎮圧とそれに伴う統治政策の再執行が行われたことから、それぞれを区分したためです。

この奥羽仕置・再仕置には、上杉景勝が豊臣軍の一翼を担って参加し、奥羽の地を豊臣政権の支配下に編入することに努めました。この展示では、2ヶ年にわたる秀吉の天下統一の完成に景勝がどのように関わったのかについて、館蔵資料によって紹介していきます。

また、令和3年(2021)は、天正19年から数えて430年目に当たります。この展覧会は、この奥羽再仕置を記念して青森・岩手・宮城・山形・福島・新潟・栃木に及ぶ7県に所在する13の博物館が連携しながらも、それぞれの立場で開催する展覧会です。

【期間】12月11日(土)~1月10日(月・祝)

【休館日】毎週月曜日(1月10日を除く)、12月27日(月)~1月1日(土・祝)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般410円(330円)/高大生210円(150円)/小中生110円(60円)

     ※( )は20名以上の団体料金

 

【コレクショントーク】展示解説 

 日   時 : 12月11日(土) 10:00~、15:00~ ※同じ内容です。

 場   所 : 米沢市上杉博物館 

 定   員 : 参加者人数を制限する場合があります。

 ※常設展の入館料が必要です。

 

展覧会の詳細は当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.12.10:denkoku:[博物館情報]