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令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

  • 令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

2021年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヵ月ごとに展示替えをしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

 

【期間テーマ】定勝の文芸②~定勝と書物~

【展示期間】2021年11月25日(木)~2022年1月30日(日)

 ※1月2日(日)以降、国宝「上杉家文書」を展示替え致します。

 

 今回のテーマでは、定勝が遺した書物に注目しながら、定勝の文芸面について見ていきます。国宝「上杉家文書」には、定勝がまとめた書物が多く遺されており、それらは多岐にわたります。定勝自身の手習本(文字を書く練習のために筆写した冊子)や、近世初期に学問として体系化された兵学に関する書物などが存在します。これらは、当時の大名の学問観や思想を知る上で貴重な資料と言えます。


 また、定勝は先祖の主に謙信、景勝に関わる史料を収集・採録し、上杉家の歴史編纂事業の始まりとなる書物を作りました(上杉定勝『古案集 乾・坤』(国宝「上杉家文書」1753、1754))。これは、米沢藩の史料編さん事業の先駆けとして位置付けられています。


 定勝の遺した書物には、自身の教養のためだけでなく、当時の学問や思想も反映されており、近世大名の文化的営為を知ることができます。

 

▼コレクショントーク

日時:11月28日(日) 10:00、15:00

場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【問い合わせ】

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2021.11.25:denkoku:[博物館情報]

企画展「上杉家伝来 能面・能装束~語りはじめた面袋~」いよいよ明日開催!

  • 企画展「上杉家伝来 能面・能装束~語りはじめた面袋~」いよいよ明日開催!

 

 

10月16日(土)開幕の

企画展「上杉家伝来 能面・能装束 ~語りはじめた面袋~」

の展示作業がほぼ終了しました。

 

久々の再会を果たした能面たちも、晴れやかな表情で

喜んでいるようです!

 

いつもは能舞台の前にいるあの方も、展示室でスタンバイ

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.10.15:denkoku:[博物館情報]

特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑥

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑥

 

 

釈迦堂春景図屏風(京都国立博物館)

 

【展示期間】9月11日(土)~10月10日(日)

 

狩野松栄の作。

柔らかい筆致で、京都嵯峨の釈迦堂に集う人々の姿を活写しています。楽しい作品です。

釈迦堂隣の堂舎の帰に寝そべる人、釈迦堂の上の方の町屋の裏で洗濯物?を干す女性、仁王門に向かって屏風下部左方から進む少年の一行など、細やかなところに目が向けられています。

 

画像 ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.10.09:denkoku:[博物館情報]

特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑤

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑤

 

 

周茂叔愛蓮図(九州国立博物館)国宝

 

【展示期間】9月11日(土)~10月10日(日)

 

狩野派の始祖正信の作。

遥かなる遠景を背に、柳の葉と蓮の緑、小舟に乗る茂叔の姿が清涼感とともに映えます。

 

画像 ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.09.28:denkoku:[博物館情報]

令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

  • 令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

2021年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヵ月ごとに展示替えをしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

 

【期間テーマ】定勝の文芸①~漢詩文と歌~

【展示期間】9月23日(木・祝)~11月23日(火・祝)

 ※10月28日(木)以降、国宝「上杉家文書」を展示替え致します。

 

 今回の期間テーマでは、定勝が遺した漢詩文や歌に注目して、定勝の文芸面について見ていきます。幼少期の定勝は、父・景勝の教育指導によって様々な文献をとおして教養を身に付けていきました(2021年度上杉文華館期別テーマ「親と子①~景勝の教育~」で紹介)。その後、定勝は元服を遂げて藩主になると、教養の幅をさらに広げ、自ら和歌(連歌)や漢詩文を創作するようになります。これらは、国宝「上杉家文書」の中に多く残されています。

 定勝は上杉家と関係の深かった京都・妙心寺の僧侶を学問の師として仰ぎ、米沢藩における学問の基礎を築きました。なかでも九山宗用や海山元珠は上杉家との関わりが深く、定勝の教育・文芸面を支えた存在として注目されます。こうした禅僧との交流は、京都文化の地方伝播に大きく寄与しており、米沢藩の文化的繁栄に結び付けられます。

 

▼コレクショントーク

日時:9月26日(日) 10:00、15:00

場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【問い合わせ】

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2021.09.26:denkoku:[博物館情報]