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令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

  • 令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《武蔵守護》

【展示期間】11月25日(金)~12月25日(日)

 

第9回目は、「武蔵守護」をテーマとして関連文書を紹介します。

武蔵国(埼玉県・東京都・神奈川県)は武家政権にとって重要な国で、室町時代には鎌倉公方の直轄地とされました。応安年間(1368~75)には関東管領が守護を務め、至徳年間(1384~87)ごろに守護機構を中心とした支配体制が確立したとされます。応永24年(1417)の上杉禅秀の乱平定後、関東管領職を独占した山内上杉氏は武蔵支配を強化し、15世紀半ばに始まる東国の戦国時代における上野(群馬県)から武蔵、相模(神奈川県)、伊豆(静岡県)にわたる上杉氏の勢力圏の構築へとつながっていきました。

「国宝上杉本洛中洛外図屏風」は、原本の完成時を想定した1995年制作の複製Aを展示します。

 

▼ コレクショントーク

 日時:12月4日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.25:denkoku:[博物館情報]

【次回展示予告】コレクション展「上杉文書をひらく」

  • 【次回展示予告】コレクション展「上杉文書をひらく」
  • 【次回展示予告】コレクション展「上杉文書をひらく」

12月3日(土)よりはじまるコレクション展のお知らせです。

コレクション展「上杉文書をひらく」

 

 「上杉文書」は国宝「上杉家文書」とは別に、昭和29年(1954)に上杉家から米沢市に寄贈された史料群で、米沢藩の藩政史料が大部分を占めています。米沢藩御記録所で作成された記録類のほか、中世史料や林泉文庫(伊佐早謙所蔵本)から編入された史料が含まれており、その数は約1万点に及びます。

 「上杉文書」の史料的価値は以前より高く評価され、研究に供されてきましたが、詳細な目録が作成・公開されていないため、その全容を把握する必要がありました。そこで、米沢市では、令和3年度より文化庁の「地域活性化のための特色ある文化財調査・活用事業」を活用して、5ヵ年計画で調査事業を行っています。

 本展では、これまでの調査成果から、米沢藩の葬儀や刑罰の実態、上杉家の歴史編纂、米沢藩内を描いた絵図などを取り上げ、「上杉文書」から紐解かれる米沢藩の諸相をご紹介します。

 

【期間】12月3日(土)~1月15日(日)

 

【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)

     年末年始(12/26~1/1)

 

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

 

【入館料】一般210円(160円)/高大生110円(80円)/小中生50円(40円)

    ※( )は20名以上の団体料金

 

【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制 

 日   時 : ①12月3日(土)17:15~ 

         ②1月7日(土)9:15~ 

 場   所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室

 定   員 : いずれの回も20名

 参 加 費 : コレクション展入館料

 担当学芸員 : 池野 理

※ギャラリートークは全て、11月7日(月)9:00から募集開始

 お申し込みは

  TEL 0238-26-8001

 

詳しくは当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.22:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介②

  • 特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介②

本展では、幕末から明治初期の有力者の肖像写真(鶏卵紙)が充実。

 

画像は最後の将軍徳川慶喜(個人蔵)

この他旧大名家では会津藩主松平容保、土佐藩主山内容堂など。

縁戚関係や政治的に立場の近い大名家が多いようです。

有力者の容貌は、他所の写真と比較可能ですが…

 

難しいのが上杉家の分家や家臣たちの容貌の判断。

この幕末の写真(個人蔵)は、左から3人目を上杉茂憲と推定。

他は誰か未詳ですが、茂憲の右隣に座る人物は上杉家の一族でしょうか。

左右に控える家臣?は誰か??

藩主茂憲の側近や重臣でも、幕末の容貌が分かる人物はわずか。

今後の課題です。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.18:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介①

  • 特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介①

今回の展示では、上杉家の御用写真師ともいえる地元米沢の坂根儀一郎(坂根写真館)にも注目。

明治29年、上杉家が米沢に邸宅を構えて以降、坂根は当主茂憲や家族、邸宅など、上杉家の写真の大部分を撮影。

本作は伯爵邸の庭にて、憲章他を撮影(当館蔵)

 

儀一郎は東北写真師の祖とも称される菊地新学の弟子で、

明治25年発行の米沢の著名人番付には有名写真師として掲載されています。

門東町に写真館を構え、双真堂 とも称しました(「米沢商工案内」、当館蔵)。

台紙には「G.Sakane」、「坂根義一郎」の表記も確認できます。

 

大正4年頃には「K.Sakane」とあり、代替わりしたようです。

その後も上杉家の御用を務め、邸宅や宝物なども撮影。 昭和7年の「大日本職業別明細図」からは、現在の市立米沢図書館北側あたりに写真館があったことが分かります。

米沢や山形の写真史を知る上でも、上杉家伝来写真は貴重な史料群です。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.17:denkoku:[博物館情報]

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

  • 令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《上杉禅秀の乱》

【展示期間】10月27日(木)~11月23日(水祝)

第8回目は、「上杉禅秀の乱」をテーマとして関連文書を紹介します。上杉禅秀の乱とは、応永23年(1416)10月、前関東管領上杉禅秀(氏憲)が、鎌倉公方足利持氏に対して起こしたクーデターで、成功するかに見えましたが、幕府の持氏支持表明を転機に、翌年正月禅秀らが自害に追い込まれ、終結しました。この乱は地域社会の対立が鎌倉府構成者の対立に発展した結果起こり、東国を二分する抗争となったとされます。禅秀が出た犬懸上杉氏と山内上杉氏も対立しました。

この乱の戦後処理の一コマを、足利持氏と関東管領上杉憲基の動きから紹介します。

「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。2000年制作の複製で、現状を複製したものです。

また、10月22日(土)~11月20日(日)の期間中は、原本を展示します。

 

▼ コレクショントーク

 日時:11月6日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.10.27:denkoku:[博物館情報]