「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」では9種類の「東海道五十三次」から全宿場を展示しています。
現在の地名や、名所、名物の紹介とあわせて、本当に旅した気分になります。
季節や時間による旅の様子も楽しめます。
こちらは「行書東海道 日本橋」。
保永堂版とはまた違う味わい。
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米沢市上杉博物館 0238-26-8001
米沢は、すっかり雪景色となりました。
「学んで、旅して、たのしむ浮世絵」後期展では、広重の様々な雪景色をご覧いただけます。
雪の白は和紙の色をそのまま活かしているので、色版を重ねるごとに雪の輪郭があらわれてきます。
枝の影や、雪にのこる足跡にも注目です。
お客様から「浮世絵の色彩が本当に美しく残っていますね」とお声をいただいています。
所蔵の広重美術館では質の高い初摺(版元・絵師の監督下で摺られた200枚)の収集をされています。
外部に200点を超える作品を貸出するのは今回が初めての事。
秘蔵のコレクションを見る貴重な機会です。
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米沢市上杉博物館 0238-26-8001
企画展示室、とてつもなく暗いです。
これは、浮世絵を光などによる退色から守るためです。
浮世絵の絵具は、植物、鉱物を原料として、それに水を加えたもの。
膠などは使用せず、和紙に絵具を摺り込んでいきます。
薄利多売だった浮世絵は、貴重な文化財となったのですね・・・
LED照明が普及し、展示室も明るくできると思われがちなのですが、
作品への影響データはまだ不足しています。
文化財保存は100年単位。
現状では照度を上げるのは難しいのです。
江戸時代の人たちのように、自然光でみてみたいなあ・・・と心から思います。
暗くて本当にごめんなさい。
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