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転職時の「適性テスト」何か対策はある?

  • 転職時の「適性テスト」何か対策はある?

求人情報の選考方法の欄に、「筆記試験(適性テスト)」「適性試験」などと書いてある企業もたくさんありますね。WEBテストを取り入れる企業も増えてきています。

選考を進めていくにあたって「適性テストってどんなものですか?」「事前に勉強は必要ですか?」とご心配される方は少なくありません。

当社でご推薦を進めていくにあたっては、「どんな試験なのか」「対策は取れるもののか」などといった情報も個別にできる限り把握しているので、個別企業ごとの回答にはなるのですが、今回は、一般論として中途採用における「適性テスト(適性試験)*」について、テストの仕組みなども踏まえて対策の要不要を論じてみます。
(*以下、「適性テスト」で統一します。)

どのテストが実施されるかわかっていて、市販の対策本などがあるテスト(SPIなど)であれば、事前に傾向を掴んでおくと安心です。

 

ちなみに、大手有名どころの適性テストとしてはSPI試験(リクルート社)、GAB(日本SHL社)と言ったところがあり、インターネットでも一部無料で模試など受けられるものもあります。

非言語(計算問題)などは、解き方さえ知っていれば簡単だったりしますので、不安な方はざっと体験しておくと良いでしょう。

ただ、どのテストを利用するか開示されていなかったりもしますし、後述する「性格検査」領域は入社後を考えると作為的な対策をしない方が良いですので、結論としては「割り切って早く寝て、体調万全で本番に備える」ということをお勧めします。

 

以上、終わり・・・では乱暴すぎるので、少し詳しくその理由を整理します。


適性テストと言っても、「その仕事ができるか」を測っているわけではない

計算テストでは計算ができるか、が測れます。
漢字テストでは漢字の読み書きができるか、が測れます。
では適性テストでは何が測れるのでしょうか。

適性テストは大きく、「能力検査」と「性格検査」にわかれています。

「能力検査」とは、計算や漢字、作業スピード、プログラミング思考など、学校で行っている計算テストや漢字テストと同様、「できるか」「わかるか」を測るもので、こちらに限って言えば事前準備したほうが点数は高く出るようになりますので、対策したい人はしても良いと思います。

ただ、中途採用の現場で使われるテストは、普段の仕事ができている程度の基礎能力があれば特に心配いらないものがほとんどです。適性テストの能力検査では、あくまで基礎的な能力を測るものであって、その仕事が実際にできるかどうかは測れません
(試しに受けてみて、自信をなくす、ということがないように・・・)


一方、性格検査は能力検査とは違って、具体的に「できる」「わかる」といったものを測っているのではありません。

性格検査が測っているのは、あくまで「自己認識」です。

検査の結果として「~の仕事に適している」「~の仕事ができる」ということが言えるのではなく、「~したがる」「~することを好む」という傾向を測っています。

ウェブ上で「職業適性テスト」を無料で受検できるサービスなどもあり、営業適性が低い、マネジメント適性が高い、など様々な評価を出すものもあるので「私は営業適性が低いので、営業職には向いていない」とおっしゃる方もいますが、
「営業職に向いていないと思っている」という結果が出ているだけであって、その職種で成果が出せないということではありません。

性格検査の結果の正しい理解としては

【○○したがる人】 は 【○○したがらない人】 より 【○○がうまくできる可能性が高い】
(行動Aが好きなら、行動Aをより多くとって、たくさん経験をしているので行動Aが上手くできる、はずだろう)

ということになります。

あくまで自分の中で「そう思っている」「そういう行動を取る傾向がある」というだけで、「できる」「できない」の評価ではありません。

しっかりと適性テストを活かしている企業さん(実際はあまりそこまで活用している企業は多くないように思いますが)であれば、自社の既存社員に試験を受けてもらって、自社内での評価基準を持っています。
中には「当社では営業適性の低い人の方が営業成績は良い」というケースもありますので、なんとかして対策を考えた結果、逆に選考に落ちてしまうことも考えられます。
 

性格テストは誤魔化さない方がいい

性格テストは、作為的に答えようと思えば、結果を変えることはできます。
例えば「1人で行動するよりも、チームで行動することを好む」という設問にマルやバツをつけるような場合、「本当は1人で行動するのが好きだけれど、この会社の社風ではチーム行動を求めていそうだな」と考えて、作為的に期待されるような回答をすれば良いのです。

そのように作為するようにアドバイスしているものも見受けられますが、2つの理由で作為的に自分を演じることは止めるべきです。

(理由1)安易な作為はすぐバレるように問題ができているから。
適正テストを作っている会社もバカではありませんから、そんな作為が行われる可能性は十分認識しています。何度も似たような問題を出し、無理に答えを調整しようとすると「一貫性がない」「注意を要する回答」などといったアラームが出ます。

(理由2)入社後苦労するから。
あなたが「1人で行動することが好き」なら、ずーっと誰かと一緒にチームで仕事することに苦しさを感じることが多々あるでしょう。逆に、チームが好きな人が1人でポツンと仕事を続けるのは辛くなってしまうでしょう。
一瞬のテストを乗り切るために、無理に社風や相手の期待する回答を出し、その後何年も本当の自分と逆の心持ちで仕事をし続けなければならないのです。

入社してしまえばあとはどうでもいい、という安直な考えはお勧めしません。
(面接でも同様です。あまり自分を飾りすぎると、入社後のミスマッチになります。)

 

では企業ではなぜ適性テストを取り入れているのか?

前述の通り、適性テストは厳密に仕事の「できる」「できない」を測っているわけではないのですが、それでも適性テストを基準に入れている企業が多いのは、「上手く仕事ができる可能性がより高い人を採用したい」という考えからです。

基礎的な能力が備えられていて、性格的に合いそうな人の方が活躍する”だろう”、そんな思いです。

もちろん企業によって比重は違いますので一概には言えませんが、事前にどの適性テストを使うか内容を公表していない企業も多数あります。適性テストを重視している企業ほど、どのテストを使っているか公表していないようです。

なので、やっぱり割り切ってよく寝て、体調を万全にするのが一番良いと言えるのです。

 

職務適性結果をみて「私は向いていない」と思わないほうがいい

お試しの適性テストなどを受けて「向いている職種」「向いていない職種」などという結果が出てくるものもありますが、あくまで「これまで受験してきた人の傾向では、向いていない可能性がある」ということであり、決してその能力がない、ということではありませんし、全ての業界業種においてその結果が当てはまるわけではありません。

あくまで「自分はこう思っている傾向があるんだな」という参考程度に留めておくのがよいでしょう。

 

大事なので何度も言います。
転職活動は気力、体力がいるものです。適性テスト対策についてあまり考えすぎず、よく寝てよく食べて、体調を万全に整えておくことが何よりも大事なのです。

 

ちなみに・・・適性テストを適正テストと書くのは正しくない

時々「適正テスト」という表記も見ることはありますが、正しくは「適性」です。

・適正:「ものごとが正しい状態にある」「適当で正しい」という意味
・適性:「性質が適している」という意味

採用試験に用いられるのは「適性テスト」です。

 

(文:国家資格キャリアコンサルタント 株式会社ジンジャーズ取締役 佐藤大輔)

2022.06.03:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【データで読み解く】山形県内のみなさんの「夏の賞与」はいくらぐらい?

  • 【データで読み解く】山形県内のみなさんの「夏の賞与」はいくらぐらい?

「他の人の給与っていくらくらいですか?」
「ボーナスはどのくらい貰うのが普通なんでしょうか?」

転職のご相談にいらっしゃった方からご質問いただくことも多々あります。

私たちのご紹介先の企業さんの状況なども踏まえつつお話ししますが、一つの参考の情報として「毎月勤労統計」のデータをお伝えすることもあります。

「毎月勤労統計調査」とは・・・

賃金、労働時間及び雇用の変動を明らかにすることを目的に厚生労働省が実施する調査で、その由来は大正12年から始まっている調査です。

毎月勤労統計調査って?
(厚生労働省HP 外部リンクに飛びます)

全事業者調査ではなく、全体のバランスをみて事業者を抜粋している調査ではありますが、国内の労働者の賃金や労働時間などの状況が毎月わかります。

 

5月~6月になってくると、「賞与(ボーナス)」がどのくらいか、というのも気になる方が多いようです。

山形県の毎月勤労統計データによると、昨年の夏の賞与状況は以下の通りでした。

平均・・・33万8943円
賞与支給事業所割合・・・85.9%

 

あくまで平均なので、業種や業界、年齢、役職によって状況は異なりますが、「今の自分の状況を理解する」「地域の状況を理解する」という意味で、公的データを確認してみるのも良いかと思います。

 

今年の賞与がどうなるかはわかりませんが、会社の状況、ご自身の納得感などを踏まえて、「転職」という選択肢も考えてみても良いかもしれません。

詳しい元データはこちらをご覧ください(PDFが開きます)

 

2022.05.23:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

転職を考えるための「働く動機付け」~あなたは何のために働きたいですか?~

  • 転職を考えるための「働く動機付け」~あなたは何のために働きたいですか?~

みなさんは、何のために働いているのか、考えたことはありますか?

転職のご相談にいらっしゃった方には「どうして転職を考えているのですか?」とお聞きしています。
その答えを探っていくと、「どういう思いで働きたいか」ということに結局繋がっている場合が多いと感じます。そこで今回「働く動機付け」についてまとめてみました。

 

「働く」を考える上で「マズローの欲求5段階説」という考え方が参考になります(下図参照)。マズローの欲求5段階説とは、マズローという心理学者が、人の動機付けについて研究しまとめた考え方で、低次の欲求がある程度満たされてくると、より高次の欲求へ段階的に移行するというものです。

ポイントは、「ある程度満たされてくると」というところで、人によって満たされたと感じる度合いはそれぞれらしい、ということ。

 

強いて転職理由に合わせるのであれば、【賃金水準】【休日日数】【残業時間】は生理的欲求・安全の欲求、【職場の人間関係】は帰属の欲求、【賞与】【昇給】は承認欲求、【教育体制】【会社の方針】は自己実現欲求を、それぞれ満たすことを目指していることになると考えられます。

 

「とにかく1円でも多く稼ぎたい」「そこそこ稼いで、あとは好きに生きたい」「みんなと仲良くしたい」「人の上に立って指示命令したい」「賞賛されたい、人前で目立ちたい」「社会貢献したい」というのも、それぞれが思う「働く」を通して得たい自己実現の形と言えるでしょう。

 

しかし、現代において「働く」は、生きるため、生活を支えるためだけのものでなく、帰属欲求、承認欲求、自己実現欲求を満たすものでありたいと考える人が増えています。

 

どの欲求を求めるかに優劣はなく、「個人としてどうありたいか」「どういう思いで働いている人たちと、共に過ごしていきたいか」ということがポイントとなります。

転職を考えるときには、これらの欲求をどういう形で満たしていきたいかを考えてみるといいでしょう。

 

転職しようかどうしようかと悩まれていらっしゃる方は、まずは私たちとの面談で「この先どんな思いで働きたいか」を一緒に考えてみてはどうでしょうか。

 

(文:国家資格キャリアコンサルタント 株式会社ジンジャーズ取締役 佐藤大輔)

 

2018.11.26公開/2022.4.11改訂
 

2022.04.11:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

転職成功の鍵はケ・セラ・セラ ?~ 転職成功とプランドハプンスタンスセオリー~

  • 転職成功の鍵はケ・セラ・セラ ?~ 転職成功とプランドハプンスタンスセオリー~

例えば、ご自身の将来が不安で転職の相談に来た際、担当した転職エージェントから

「将来なんてわからないんだから、なるようになりますよ」

なんて言われたらどうでしょうか?

 

「ふざけるな!真面目に考えてくれよ!」

というのが正直な気持ちかもしれません。

 

私たちからいきなり「なるようになりますよ」なんてことを言うことはまずありませんが、しかし、私たちと共に転職活動で成功されている人の多くを見ていますと、ある意味「なるようになる」というスタンスで転職活動に取り組み、入社後活躍される方も「なるようになる」という気持ちで前向きに行動されている人が、新しい会社でも高く評価されていらっしゃるように見受けます。


「なるようになる」は、無責任な言葉のように受け取られてしまうかもしれませんが、不確実な時代を生きていくための強い信念と行動力の源になっていくのではないかと思うのです。


そこで今回は、転職活動および入社後の定着がうまくいっていらっしゃる人の特徴を、「なるようになる」の観点を持つキャリア理論の視点からまとめてみました。

 

「ケ・セラ・セラ」と「プランドハプンスタンスセオリー」


When I was just a little girl
I asked my mother,
what will I be
Will I be pretty,
will I be rich
Here’s what she said to me.
Que Sera, Sera,
Whatever will be, will be
The future’s not ours, to see
Que Sera, Sera
What will be, will be


「ケ・セラ・セラ  未来はわからない  なるようになるのよ」
軽やかなリズムで歌い上げるこの曲は、多くの人に愛されて歌い継がれてきました。

この歌のようなキャリアデザインの考え方が実はあります。
「プランドハプンスタンスセオリー(計画された偶発性理論)」というものです。

 

「プランドハプンスタンスセオリー(計画された偶発性理論)」とは・・・
「キャリアの8割は予想もしない偶然の出来事で形成される」とし、その予期せずに起きる偶然の出来事をただ待つのではなく、自分で機会を生み出したり、チャンスととらえてより良いキャリアを形成するために力を磨いておこう、という考え方です。

 

 

ケ・セラ・セラの歌詞は、おおよそこう訳されています。

「お母さん、私、大人になったら可愛くなってるかしら?お金持ちになれてるかな?」

「大丈夫、なるようになってるでしょうよ。未来はわからないわ。ケ・セラ・セラよ。」
 

ケ・セラ・セラというのは、どうやら間違った文法のスペイン語表現らしく「気にしないで」などに訳されていることもあるようですが、言葉のノリというか、呪文のように考えておく方が、私にとってはしっくりきます。


誤解を恐れずに、ざっくり私なりの理解で表現するなら、ケ・セラ・セラってなんだ?ということを捕捉するのが、「プランドハプンスタンスセオリー」と言えるんじゃないかと思うのです。


プランドハプンスタンスセオリーでは、予期せぬ偶然の出来事を前向きに捉えるだけでなく、自分で積極的に偶然の出来事を生み出し、より良いキャリア形成に生かしていく力を備えておくべきと説きます。


その、より良いキャリア形成に必要なのが「好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心」の5つの力だといっています。

 

転職を成功させる5つの力


転職は、最初から計画的に予定している方は少ないですよね。
入社時には思いも寄らない「こんなはずじゃなかった」が起きたから転職を考え始めるという方がほとんででしょう。

 

そういう意味では、転職をするかどうかの岐路も、予期せずに起きる出来事の一つと言えます。

 

予期せずに起きた転職の場面を、より良いキャリア形成に導く行動や態度を、プランドハプンスタンスセオリーに基づいて具体化してみました。

 

1)好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること。

面白そうな仕事はないだろうか、話だけでも聞いてみようか、色々な企業をあれこれ調べたり、職場見学の機会があればあれやこれやと積極的に質問する。

 

2)持続性:失敗に屈せず、努力し続けること。

思うような求人情報や企業に出会えなくても、情報収集を欠かさない。
筆記試験や面接で上手くいかなくても、くよくよせず次に視線を向けられる。

 

3)楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること。

なかなか縁が繋がらなくても、次のチャンスが来る、もっと自分に合う企業があるはずだと思って前向きに過ごす。

 

4)柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること

自分にはこの仕事しか向いていない、この業種はなんかイメージが良くない、などと思い込まないで、幅広く職種や業種を考えてみる。


5)冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

可能性がありそうな企業に応募してみる。求人が出てなくても企業にアプローチしてみる。

 


やや強引なところもあるかもしれませんが、こうして書き出してみると、転職活動だけに限らず、どの職場でもより前向きに意欲的に働くために必要な要素だなと改めて思います。

 

不確実な世の中だからこそプランドハプンスタンスセオリー

 

転職相談にいらっしゃる方は、「安定性」をキーワードにして企業探しをされる方も少なくありません。
しかし、どの会社であってもはっきり言えることは、5年先10年先も絶対に安定しているかはわからない、ということです。
どれだけしっかりした経営計画を立ていても、外との関係でその通りに進むとは限りません。


自分ではどうしようもないことによって計画が頓挫することは多々ありますよね。家族旅行の予約をしていても、自分以外の家族の病気によってキャンセルになることだってあるでしょう。


世界情勢や経済動向も同じようなもので、先行きを見通すのはなおさら複雑で難しい世の中です。


計画を立ててまっしぐらに向かっていく考え方よりも、プランドハプンスタンスセオリーに則った考え方の方がフィットする場面も多いのではないでしょうか。

 

「私の転職活動は上手くいくでしょうか?将来、生き生きと働いていられるでしょうか?」

「大丈夫、なるようになりますよ。未来はわからないですが、ケ・セラ・セラ、プランドハプンスタンスセオリーを思い出して、前向きに取り組んでいきましょう。」

 


不確実で不安の多い今の世の中、転職を考えるきっかけは、会社の業績悪化や待遇の問題、人間関係の問題などネガティブな要因も少なくありません。

苦しいご決断を迫られることもあるかもしれませんが、そのタイミングを新しい人生を切り開くチャンスと捉えて、プランドハプンスタンスセオリーに基づいて、時には「ケ・セラ・セラ」と一緒に歌うような気持ちで、ポジティブに前向きに転職活動を進められるようにサポートするのも、私たちの務めだと思うのです。
 

山形転職を運営しているジンジャーズのコンサルタントは、全員がキャリアカウンセリングの専門的な学習を済ませており、「国家資格キャリアコンサルタント」の有資格者もいます。
ただ「転職を勧める」だけではなく、ご心境やお考えに寄り添ってより良い選択肢を選ぶお手伝いをさせていただきます。

(文:国家資格キャリアコンサルタント 株式会社ジンジャーズ取締役 佐藤大輔)
 

「ケセラセラ」を歌ったドリスデイさんが、2019年5月14日にお亡くなりになったそうです。

ドリスデイさんが亡くなる、それより少し前の日本時間5月1日、プランドハプンスタンスセオリーの提唱者であるクルンボルツ博士がお亡くなりになったとのこと。

素晴らしい考えを広めてくださった2人の先人たちに感謝しながら、日々学び、前向きに過ごしていこうと思います。

*2019年5月20日作成/2022年3月8日一部修正

2022.03.08:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

「条件交渉」の裏側 ~年収アップ、納得の入社へ向けた活動の流れ~

  • 「条件交渉」の裏側 ~年収アップ、納得の入社へ向けた活動の流れ~


転職で年収アップ!」というような広告や求人サイトをご覧になったことがある人も多いでしょう。

 

ほんてんだがや?(本当だろうか?」というのが正直な気持ち、じゃないでしょうか。

 

実際のところ、「大幅アップ!」を果たせたという人はそれほど多くありません

・基本給がちょっとあがったり、賞与や新たな手当がついて1~2割アップする
・入社時は若干ダウン、入社後の昇給で生涯賃金的にアップする

というのが妥当なところでしょうか。

首都圏や全国規模の会社から、山形の地場中小企業へUターンする場合ですと、大幅に年収ダウンとなることも多く、Uターン希望者が悩むポイントでもあります。

業種職種で給与水準が違うこともありますから、「転職で年収大幅アップ!」を目指すならば、相対的に給与ベースの高い業界・職種を狙った活動が必要になります。
とはいえ、異業界異職種から未経験で、となると、初年度は低くなってしまうことも少なくありません。

 


<画像はイメージです>

 

やはり「年収を上げたい」と転職相談にいらっしゃる方は多数いらっしゃいますし、私たちも、基本的に収入が減る転職はオススメしません。(Uターン転職の場合は例外になりますが・・・)できる限り条件の良い転職になるお手伝いしています。
今回は、その「年収アップ」を目指した転職活動を、私たちがどうサポートしているかお伝えします。

 

~①まずはジンジャーズと面談~

年齢、経験年数、業界、職種、保有資格などから、大方の相場感をお話しします。
ご相談時点の給与だけではなく、入社後の伸びや昇級ペース、役職等の手当などを勘案すると、現職に居たままの方が良いという判断になる場合もあります。
逆に、相場から考えてもあまりに低い給与設定となっていることがわかる場合もあります。

 

~②企業への応募・選考期間中~

ジンジャーズは、企業に書類推薦を進める際にあらかじめ希望年収を企業へお伝えしています。その希望年収を前提に選考を進めるため、給与について直接応募者から企業へお話しを切り出すことはあまりありません。
例外として、①でジンジャーズと相談した際に、現在の待遇があまりに悪いとわかった場合には、あえて「年収向上を目指した転職である」ことを直接、応募者から企業へ面接等で伝えるようなケースもあります。

また、入社時に希望年収まで到達するのが難しい場合は、自社の入社後の給与制度や評価制度などについての詳細説明や、どの程度の期間で希望年収に達するかの想定を企業からお話しいただけることもあります。
そのようななかで、企業側から改めて「率直な希望年収を聞きたい」と面接等で聞かれるケースもあります。
 

~③内定、待遇提示の際~

面接等の選考を通して、「採用内定」となれば、入社時の想定年収が提示されます。
月額基本給・入社時点で確定している諸手当(家族手当やすでに保有している資格の手当など)・想定賞与が明示されます。
この金額は、ジンジャーズにもご提示いただくものですので、口約束等ではなく、入社後に異なる雇用契約をさせられるということもありません
(ただし、賞与については業績の変動や入社時期による算定期間の違いがありますので、入社時の提示額より上下する場合があります)

 

ジンジャーズが企業側に年収の交渉を行うのは、ほとんどの場合②の応募・選考前です。③の待遇提示がされてからの交渉はあまりありません。
まれに「この金額で入社してもらえるだろうか」と企業側からジンジャーズに相談があることもあり、その場合はすり合わせを行います。

当然、全てが希望通りいくとは限らず、条件がすり合わないこともあり、その場合は残念ながらご縁がなかったということで、内定辞退となることもあります。

 

企業側も応募者も、双方が納得して気持ちよく働ける環境づくりの一環として、上手に交渉を進めるのも、私たちの大切な役割だと考えています。


こんな流れで年収の相談も進めていますので、年収アップを目指した転職を考えている皆さんはもちろん、自分の山形での待遇を客観的に知りたいと思う方も、お気軽に山形転職・ジンジャーズまでご相談くださいね。

2022.03.01:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]