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走り続けますよね

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「西村京太郎トラベルミステリー」が17日、放送になりました。益岡徹さんの演技が素晴らしくて、「山形鉄道が結ぶ『愛と哀しみの絆』」のテーマにふさわしいドラマでした。また葉山連峰の雪景色と紅花号のコントラストなど、山形鉄道の魅力を最大限に表現してくれたように思います。特に羽前成田駅での回想シーンは、とてもいい味を出していました。裏方さんの仕事を紹介した「ドラマのドラマ」の検証は、次の機会に譲ることにして、最も記憶に残ったセリフを紹介します。

長井駅のホームで、親子を乗せた列車を見送りながらのシーンで。

 

亀 井「走り続けますよね、あの列車」

 

十津川「ああ、どんな嵐が来ようが停まることはない」

 

ドラマのドラマ ⑤みんなでロケ弁

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テント村の炊き出しではありません、ロケ弁です。撮影が終わったのは、午後1時過ぎ。プロデューサーもスタッフも、我が地域が誇る地元のスターも弁当にかじりついています。本物の俳優さんも同じ弁当を食べているのでしょう。

昼食が済んだら、すぐに次の撮影現場に移動します。居残り隊員が、弁当を片付け、駅舎を元に戻す作業を行います。さてさて、どんなドラマがつくられたのか。見慣れた駅舎が、どんなふうに映し出されるのか、楽しみにしています。

ドラマのドラマ ④大門軍団出動!

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村川監督も登場して、いよいよ撮影開始。駅前広場に積み上げられた雪の山にカメラの配置を指示したり、ホームの雪をどうするなどの指示をしている。はたして監督が創ろうとするものは、各担当のイメージを繋ぐものなのか、はたまたスタッフの予想を全く超越しているものなのだろうか。監督の動きに合わせてスタッフが移動する。それぞれの真剣な顔々は、さながら西部警察の大門軍団のようです。

ドラマのドラマ ③気遣いに気づく?

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 美術と小道具の方に「写真を撮っても良いですか?」と聞いたら、「こんな顔で良いんですか?」「私には肖像権がないんで」と笑顔で答えてくれました。

 ホーム側の机には帽子と旗、手袋が整然と並べられていて、この場に立つであろう出演者の几帳面さを表現しているようでした。ちゃぶ台には笹巻。視聴者が見て品物が認識できて、しかも郷愁が感じられるような物をと考えたのでしょうか。

 放送の中では、映像としてアップにはならないと思いますが、こんな仕事への気遣いに触れられたのは、とても嬉しいことでした。

ドラマのドラマ ②景色を読む?

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 そして撮影当日、美術さんの予言通りお地蔵様には程よく雪が張り付いていました。それまでは、駅舎はちっぽけでマッチ箱のような軽い感じにしか見えていなかったのですが、お地蔵様が妙にマッチして駅舎に風格が感じられるのが不思議です。さらに新しい雪を駅前の広場に、丁寧に散布します。

 自分の仕事に対して、徹底的にこだわる姿がそこにはありました。そして創られる景色の先を見ているように思えます。こんな美術の人たちの仕事が、映像の人たちによってどのように伝えられるのだろうか、楽しみにしたいものです。