長井線祭り
癒しの空間 駅舎ガーデン
9月30日、いよいよガーデニング講習会がスタートしました。台風の影響も心配されましたが、先生方の思いが天に通じたのか、雨は最後まで降りませんでした。約2時間の講習会では、ロックガーデンの散髪の仕方を教えてもらい、その後、ホーム北側にベンチを活用した花と西山の景色を楽しむ癒しの空間造りを学びました。
夕方の講師を囲む交流会には、時庭会場で受講された方なども参加され、楽しく格調高い(?)花談義に花を咲かせました。毎日少しづつ手をかけることの大切さを改めて感じたところです。勝山先生、市役所の皆さん、参加された皆さん、どうもご苦労様でした。
この人達も見よ!
9月30日、若者がひたすら撮影のタイミングを探っている時、ホームでは4人の大人たちの姿があった。
(プロジェクX風に)台風来週の予兆と思える冷たい雨が降る中、勝山は市役所の職員達に語った。「駅は、出会いと別れ、旅立ちと立ち戻る場所。ここを訪れる人に安らぎを与え、思い出にふさわしい映える空間が必要だ。明日の講習会で、その思いを伝えたい。」
市役所のS係長と若い職員は、勝山の強い信念と情熱を感じた。寒さと疲労で、身体は限界に達していたが、その胸は働くことの喜びに震えていた。台風一過の後の虹が見えてくるようだったとさ。とうびんと。
今回の事業の陰には、こうした人達の姿があったことを覚えておきたいものです。さてガーデニング講習会(花壇ビフォー&アフター)は後日報告いたします。
この若者を見よ!
「この人を見よ」という本があったが、この日、何故かその本の題名が浮かんできた。9月29日の午後5時、明日の台風の黒雲が空を覆い、秋の寂しい夕闇が迫る中、駅舎でひたすらカメラを構える若者がいた。彼は長井高校写真部の将来のエースと期待されているY君です。私を初め、ぐだぐだと生きている人間が多いこの世の中。何となく浮かんだ言葉が、 『皆の者、この若者を見よ!』だった。
働くことと生きること
9月は楽しい事業が目白押し。フラワー長井線関連だけでも、先週の「撮り鉄ツアー」、本日29日の「ローカル線プロレス」、明日は「長井線で行くガーデニング講習会」があります。そして、羽前成田駅で行われていた『鉄道風景と猫の写真展』は、明日が最終日となります。
多彩なジャンルにわたる作品群の中で、若い鉄道マンの働く姿を映したこの4枚の写真が気になっていました。鉄道が好きで、この仕事が好きで、だから頑張れる。そんな思いが伝わってくる作品です。学ぶことと働くこと、そして生きることが一つになった生き方に憧れた時代もあったなぁ、と思いながら、さて今の時代はどうなのだろうか、と考えてしまう。それはさておき、風格ある野良猫の表情と油にまみれた若き鉄道マン、それぞれが魅力的で深い味わいがあることに気づかされた。