四季の郷駅は2007年(平成14年)の開設ですから、荒砥駅の次は鮎貝駅です。正面には長井線存続期成同盟会の看板があり、「今日もあの娘は長井線―夢を運ぶ長井線を利用しましょう」と書かれています。「今日もあの娘は長井線」は、地元のフォークグループ・影法師が同名の曲で存続運動を応援していました。気をつけて見ると、ホーム側の柱には、地酒の銘が入った灰皿が設置されています。壁はモルタル造りのような色合いになっています。枕木を利用した柵と花壇も素敵に見えます。
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30年前の荒砥駅 ①
1986年(昭和61年)9月5日撮影の荒砥駅です。駅前の雰囲気はかなり変わっていて、当時の面影はほとんどなくなっています。看板を見ると「内陸に光を・・・内陸循環線 荒砥―左沢で」の大看板。駐輪場には 「ラブ白鷹 私のふるさと ゆるぎなき発展の主役はわたしたち 生きがいは白鷹町で」と、若者向けのメッセージが掲げられています。正面に掲げられている駅名看板「荒砥駅」は、他の駅の写真にはないデザインです。ホーム側からの駅舎の写真をみると、成田駅と同じような構造になっていますが、この時点で壁面はトタン張りになっていて、早くから修繕されていたことが伺えます。「屋根の痛みが大きい」「柱の下部が腐食」「天井に雨漏りの跡があった」などのコメントが記載されていました。
【写真提供 山形鉄道(株)】