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◆慰労会◆

  • ◆慰労会◆

大雪に見舞われたこの冬、毎日毎日除雪に明け暮れて気が付いたら2月も半ばです。

年が明けてから殆ど外飲みもしていなく、雪との格闘も一段落という事に加えて無事に終わった立春朝搾りの慰労を兼ね昨夜は久しぶりに夫婦で飲みに出掛けました。

向かった先は日頃お世話になっている「ゆうき家」さん。

旬の魚介料理をメインに店主の包丁技が映える美味しい肴が楽しめる隠れ家的存在のお店です。

店主はフグやスッポンのコース料理も得意な腕の立つ包丁人ですがお店の設えは至って庶民的で敷居が高くないのが嬉しいですね。

という事でいつも苦労を掛けている女房殿に偶には美味しい物をご馳走しないといけません。^^

何せ一日8時間どころか家事の時間を足せば14時間も働いてくれている大切なお方なのですからねぇ。

さてさて内輪話はやめにして「ゆうき家」さんで頂いた美味しいお料理のご紹介と参ります。

いつものように時計回りでご覧ください。

 

喉通しの生ビールをグイッと飲って。
先ずはお通しから。
浅葱と烏賊の明太子和えです。
旬の浅葱を使い一捻りした心憎い一品、これにはやっぱり日本酒という事で「直江杉のしぼりたて」をチョイス、最良の取り合わせに初っ端から満足、満足。

続いてはタレ焼きのネギマ、写す前に一かじりしちゃってました。^^;
練り芥子で頂く焼鳥ですが絶妙のタレ味が好みに合うので必ず頼んじゃいますね。

そして女房殿の好物、手羽先の塩焼き、皮目の香ばしさがまた乙ですね。

続いては小生の大好物、厚焼き玉子。
焼きたてのホカホカを頬張ればもう口福感に満たされて、言葉は要りません。仲良く三切れずつ頂きましたよ。

そしてお造り盛り合わせ、透明感が見て取れる新鮮な烏賊にホッキ貝、〆具合が絶妙な塩梅の〆鯖、そして鮪の希少部位を目玉にしているこのお店ならではの本鮪の「つのトロ」。
100kgの鮪から何と200gしか取れない激レアな部位なんだとか。
肉厚で超軟らか、脂しっかりのウマウマです。(^^♪

寒い夜にはやっぱりお鍋が恋しいという事で鴨鍋も頂きました。
見てください、この鴨肉スライスの盛り付けの妙。
まるでフグ刺しを見ているかのようですね。
これを鍋に投入して鴨のしゃぶしゃぶを楽しめる豪華版。
鴨に相性抜群のお葱タップリで堪能した後は最高の出汁と溶き卵で頂く〆の鴨雑炊が嬉しいサプライズ。
いや~美味かったぁ。(^^)/

久しぶりに板前の味を満喫した幸せな一夜、ごちそうさまでした。

 

 

2015.02.13:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆今年最後の芋煮会◆

  • ◆今年最後の芋煮会◆

季節は晩秋から初冬へと進み、里の紅葉も間もなく観納めの今日この頃です。

聴き慣れない鳴き音に空を見上げれば編隊を組んだ白鳥達が飛んで行きました。

ご近所では庭木の雪囲いが行われ、冬籠りの準備が始まるといよいよ後は白い物が降ってくるというわけです。(^_^;)

さて先日の事、中央地区酒販店会(同業者の親睦会)恒例の芋煮会が行われ楽しい一時を満喫してきました。

恐らくこれが今年最後の芋煮会になるんでしょうがやっぱり大鍋で煮た芋煮は最高ですね。

 

 

具材も上質の物に拘って、里芋、長葱、舞いたけ、コンニャク、牛肉と山形芋煮のベストメンバー勢揃いです。

お酒は円やかに秋あがりした磐城壽  山廃純米原酒赤ラベルのヌル燗とくればもうこれ以上ない組合せ。(^^♪

時間を忘れて盛り上がった一夜でした。

 

 

それからこちらは番外編、大町商店会五日市の日に後藤屋肉店さんから購入した「旨Sioいも煮」

トッピングのシャキッとした歯触りとまったりとした里芋のコントラスト、とても上品な味付けが相まって中々の逸品でしたぁ。

塩味の芋煮ってのも乙なもんですね。

これには辛口の白ワインが合うような気がします。^^

 

 

2014.11.09:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆築地にて◆

  • ◆築地にて◆

秋晴れの爽やかなお天気が続き稲穂も頭を垂れて秋たけなわとなりました。

さて先日の東京出張を振り返りメインのお仕事が済んだ翌朝の単独行動をアップしておきましょう。

早朝早起きして向かった先は未だ昭和の香りが色濃い中央区築地。

言わずと知れた日本中の海産物が一同に集う日本一の鮮魚卸売市場です。

そんな築地の場内に暖簾を掲げる正統派の江戸前寿司の名店、舌の肥えた食通ばかりか仕入れに来た同業者までもが訪れる事で知られる大和寿司さん。

せっかくの上京という事で何年かぶりかで並んでみました。

画像は朝の6時30分、既に満席20名以上が入店している店外もこの行列です。

それではこの続きを時計回りにサクッとご紹介致しましょう。

 

 

30分程並んで暖簾を潜ると案内させたのは幸運にも付け場の親方が立つ真向いの御席。
前回の来店時も親方に握って頂いた事を思い出し、一枚お願いしてカメラを向けると気さくに応じてくれました。


ほとんどの客がオーダーするお任せ握りの一部がこれ。
溢れんばかりに乗せられた雲丹がとろける軍艦、煮きりが塗られた大間の鮪、巻物は鉄火にイクラ、当に至福の一時。
偶にはささやかにこんな贅沢も良いでしょう。

 

店を出て築地場外を散策中、名物の出汁巻玉子の立ち食いを。
冷えた、熱い、甘い、甘くないの四つのバージョンから選べて更にオプションで大根おろしの無料トッピング。
これが何とワンコイン、五百円じゃないですよ、百円です。(@_@)

 

おやつの後は午前8時開店、まぐろどんぶりの瀬川さん。
開店15分前の画像です。

 

6名が座れるスタンドの一番客の一人で頂いたまぐろ丼がこちら。
丁寧な仕事が施された漬けの本鮪が乗った正統派の鮪丼です。
奇をてらったところなど一切感じさせない江戸前の味を例えれば、糊の利いた折り目正しい純白のワイシャツといったところでしょうか。

 

そして最後は番外編、日本名門酒会40周年記念のサプライズで頂戴した逸品。
お江戸の名店、虎屋のどら焼きです。
名門酒会のロゴが焼印で押された粋な表現が心憎いですね。
半月形のしっとりとした皮にぎっしりと詰め込まれた餡子の味わいに今時のトレンドとは一線を画す懐かしさを感じます。
これこそお江戸の銘菓の真骨頂かと。(^^♪

 

2014.09.20:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆煎餅汁◆

  • ◆煎餅汁◆

早いもので8月も明日限り、カレンダーが9月に切り替わるのに合わせたわけでもないのでしょうがここ数日気温が下がって急に秋がやってきたかのようですね。

そんなわけで先週息子が土産に買ってきてくれた「八戸せんべい汁」の出番となりました。

楽しみにしていたこのお鍋、煎餅に火が通りシコッとした食感になった位が食べ頃のようでお雑煮のようなシンプルな醤油味でこれぞ八戸のソウルフードといった素朴さが伝わります。

それと先日のツーリングで持ち帰った住吉屋 清流庵の三角揚げ(厚揚げ)。

これも美味かったぁ。

豆腐が美味いんだから厚揚げが不味いはずはないんですけどね。(^.^)

お酒はもちろん〆張鶴の月(我家の定番酒)。

 

 

煎餅に火が通って食べ頃になる少し前の状態がこちら。

こんなに早い時期に食卓にお鍋が登場するのも珍しいんですが皆で美味しく頂きました。

来月はいよいよ「芋煮」の登場かな。(^^♪

 

2014.08.30:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆トマトの冷がけ蕎麦◆

  • ◆トマトの冷がけ蕎麦◆

夏季限定と名の付く物は多々あれど、この夏これは絶対に食べなけりゃと思っていたのがこのお蕎麦。

もたもたしてるとメニューから無くなってしまうだけに間に合って良かった。

長井の名店、そばきり八寸さんが蕎麦とトマトを融合させるとどうなるんだろうと興味津々で食したのがこちら。

画像を観ただけではパスタの代わりに日本蕎麦を使ったイタリアンもどきを想像するのがあたり前。

ところがどっこい、これは紛れもない日本蕎麦。

しっかりと出汁が利いた蕎麦汁に遊び心のオリーヴオイルでちょっぴりのイタリアンテイストも表現してありました。

純白の洋皿に蕎麦が隠れて見えないほどの真っ赤なトマトスライスが目に鮮やかですね。

トマトの上には刻み青紫蘇、そして蕎麦の木の葉がお飾りで。

レモンをギュッと搾って頂けば冷たさを爽やかさが後押しします。

蕎麦とトマトというどちらもシンプルな素材を冷製で美味しく食べさせるというテーマに飽く迄も和風テイストに拘った店主の心意気に脱帽です。

こういうアレンジメニューが美味しいと感じるのは創作する店主のセンスの良さに加えベースにある蕎麦と汁が美味しいからなんでしょう。

盛夏に大満足の一皿、ご馳走さまでした。

2014.08.09:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]