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◆秋あがり美酒と旬の魚介を楽しむ宴◆

  • ◆秋あがり美酒と旬の魚介を楽しむ宴◆

すっかり秋らしくなった10月18日、旬の日本酒を楽しむ会 秋の例会を「割烹ひらた」さんにて開催しました。

今回は円やかに秋あがりした美酒で秋の魚介を楽しもうという趣向。

お料理は鮮魚店が本業の「割烹ひらた」さんならではの旬を感じる美肴の数々。

先ずは焼き鮭のイクラ乗せ、薄味バイ貝、ローストビーフの豪華三点盛り。

味噌ダレで頂く珍しいメ鯛の天麩羅、淡白なお魚に味噌というのも乙なものですね。

お造りはご覧のような目にも美しい紅白盛り合わせ、中トロの上品な甘味に〆張鶴が良く合います。

この季節、寒い夜にはやっぱり嬉しい山形芋煮、我々のソウルフードとは言うものの洗練されたプロの味付けは家庭のそれとは一味も二味も違いますね。

いつも工夫を凝らした旬の美味しいお料理をご用意下さる「割烹ひらた」さんに感謝です。

今回も皆さんの笑顔からご満足頂けた事が十分に感ぜられ節目の60回目の例会は大盛況でした。

次回は来年2月、恒例となった立春朝搾りを楽しむ一夜を企画します。

今回楽しんだお酒、若乃井特別純米秋宝ひやおろし、直江杉純米吟醸斗瓶取り雫酒、嘉美心純米吟醸雫酒冬まで待てない冬の月、〆張鶴純米吟醸越淡麗。

毎回5,000円程度の参加費で飲んで食べて笑って和気合い合いの楽しい会です。
ご興味を持たれた方は当店までお気軽にお問い合わせください。

 

2013.10.20:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆ごぼう姫◆

  • ◆ごぼう姫◆

朝夕の虫の音に秋が近い事を感じる今日この頃、以前から気になっていたスイーツ‘ごぼう姫’をようやくゲット。

‘おらんだ市場 菜なポート’で買えると知り、何度か足を運ぶも空振りに。

週末の金、土、日の限定販売と知り勇んで出掛けた。

持ち帰ったカップの蓋を外すと目に飛び込んで来たのは賽の目に刻まれた牛蒡が黄色みを帯びた透明なゼラチンに覆われ全面を埋め尽くしたお姿。

横からはその下が純白のムース状になっており二層構造なのが見て取れる。

さっそくスプーンですくって口に運ぶ。

すかさず牛蒡とバニラが織り成すふんわりとした心地良い香りが広がり、米粒に由来する起伏を感じるクリームとシャッキとした牛蒡の歯触りが素敵なコントラストを描く。

複雑味を帯びた舌触りと口中に何も残さない後口の良さからはくどさをまったく感じない。

派手さや華やかさとは対極の淑やかな上品さを感じさせる繊細で滋味深い味わいが印象的。

この洒落たネーミングや清楚なラベルデザインからも作り手の意図が十分に察せられ確かなコンセプトとクオリティの高さに感服。

あえて米と牛蒡、(それもレインボープラン米のつや姫)という果物ではない食材を採用しこのスイーツを作り上げたのは長井を代表するフレンチレストラン、ご存じジュアンのオーナーシェフ船山氏

アイディアとセンス、卓越した技能、三つの要件のどれが欠けてもできなかったと思える秀品である。

ふんわりと甘やいだ上品な風味、シャキとした歯触りと軽やかな味わいのスイーツ‘ごぼう姫’

オンリーワンの美味、ぜひお試しあれ。

2013.08.24:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆冷やし坦々蕎麦◆

  • ◆冷やし坦々蕎麦◆
ようやく梅雨明けが報じられた山形県地方、週末の長井市では恒例の一大イベント‘ながい水祭り’が開催され当店も忙しくさせて頂きました。

というのは当日の夜に大花火大会があるという事で花火を観ながらグループで生ビールを楽しむ方々が居られ、サーバー貸出しの生樽需要が集中するわけです。

つまりこの日ばかりは当店の貸出し用ビールサーバーはフル稼働、それを設置する我々もてんてこ舞いの一日でした。

忙しかったご褒美というにはささやかながら昨日の定休日、家内と二人で美味しいお蕎麦を食べに‘そばきり八寸さん’へ。

早速オーダーしたのは初登場、夏限定の逸品‘冷やし坦々蕎麦’。

ご覧のような立体感溢れる具材の盛り付けと紅白のコントラストに目を奪われるが、やはりこれを食すには全混ぜがベストと思い潔く天地返し。

そして全部混ぜ込んだ後、先ずは汁を一口。

胡麻の風味が利いた冷たい汁が口中に広がる。

溶け込んだ胡麻がまったく嫌みを感じさせない絶妙な配合バランスは流石の一言。

続いて蕎麦を啜りこむ。

そのシャキッとした食感の何と新鮮で涼やかな事か、驚きのサプライズである。

厳選された全ての具材も違和感なくこの蕎麦と汁を引き立てる脇役ぶりもお見事。

食べ進むうちに感じた作り手の意図はと云うと、‘涼味溢れる胡麻汁と蕎麦のコラボレーション’であろうか。

それは食材のみならず熱を逃がし難い陶器の器の冷たさからも伝わってくる。

プロの仕事とはかくあらんというお手本を見る思い。

そして究極的にはこの冷たさでこの汁とこの蕎麦ならそれだけでも充分に美味しい。

複雑味のない食材のシンプルな組合せでこれだけ完成度の高い味わいを表現できる技の確かさに感服。

夏場には冷たさもご馳走の一つである事を改めて教えてくれたこのお蕎麦。

店主の思いと美学が凝縮した一碗、美味しく頂きました。

ご馳走さま。
2013.08.05:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

■さくらんぼ便 2013■

  • ■さくらんぼ便 2013■
山形の初夏の味覚と云えば‘さくらんぼ’。

そして何と言っても最高級品種の佐藤錦という事になりますね。

毎年ファンが増えている当店のネット通販‘さくらんぼ便’ですが一度食べて頂いた方がご贈答にお使いになるケースが多いようです。

さて本日、さくらんぼの本場・寒河江市の八月朔日農園さんへ商品を頂きに伺いました。

今年は例年に比べ生育が遅れ気味との事で今が丁度出荷のピーク。

4、5人の熟練女性が選別と箱詰め作業に大忙しでした。

そして箱詰めが完了するとこうなるわけです。



(画像は1kgバラ詰めの商品)

真っ赤に色付いた見事な佐藤錦でしょう。

当に‘木に生るルビー’ですね。

一時間のドライブで店に戻り早速荷札付け。

夕方にはクロネコのお兄ちゃんがお迎えに来て各地に旅立って行きました。(^^♪
2013.06.29:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆初夏のミニツーリング◆

  • ◆初夏のミニツーリング◆
早いもので5月も残すところ後、数日。

このところ一気に気温が高くなってきましたが湿度が低く爽やかな日が続きますね。

さて先日の日曜日、久しぶりに小半日のミニツーリングを楽しみました。

お供は念願のリアキャリアが装着なったヤマハDS6。

水田の早苗が初々しい置賜盆地をぐるっと一回り、遅いお昼を食べに伺ったのが南陽市の麺屋 葵さん。

店先でのスナップも中々様になってますね。

そしてオーダーしたのがこちら。



葵さんの味噌ラーメンが美味しいとの情報が脳裏を過り、今回は迷わず味噌を。

中太やや縮れ麺に穂先メンマとモヤシのシャキシャキした触感が良いアクセントになっていて。

それにトロ味のある円やかで優しい味わいのスープが見事なマッチング。

上に乗っている肉味噌も辛味が無く、こんなタイプの味噌ラーメンはお初でしたがこれが何とも美味しかったんです。

お会計の際に店主に訊ねてみたら成程と頷く3品が隠し味に使われているんだとか。

このスープの円やかで深みのある味わいの秘密を知るに至り、店主のラーメンに賭ける情熱と技量の高さが伝わってきて。

恐らく置賜ではオンリーワンと云っても過言でないテイストの味噌ラーメン、これぞ至福の一杯かと。

ごちそうさまでした。
2013.05.28:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]