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◆“熊文”の中華そば◆

  • ◆“熊文”の中華そば◆
熊文のラーメンを久しぶりに食べた。
半年振り位だろうか、極細縮れ麺、透明度の高い澄んだあっさりスープ、良いですね~。
薄味なのに物足りなさがこないのはダシがしっかりしているからでしょうね。
それと縦割りにしてから刻まれた断面が半月型のキザミネギ、これがこのラーメンにはすごく合っている。
あっさりタイプの米沢ラーメンの典型“熊文 くまぶん”、米沢ラーメンとしての自分の中でのランク付けはかなり高い。
平日昼過ぎの1時半というのに客足が絶えない繁盛ぶり、注文してからあっという間に出てくるのも細麺ならではのご愛嬌。
気張った所もない代わり定番メニューをいつも同じ味でしっかり提供しているあたりはさすが名の通った銘店。
以前はなかったレンゲも付くようになっていたのは嬉しい心配りには違いありませんね。
四十も半ばの年回りともなればあっさり系の米沢ラーメンは胃にも優しく大盛り600円が丁度良い昼食です。
もちろんスープも最後まで美味しく頂きました。
千波にお値段は普通盛り500円也、画像は大盛りです。
満足の一杯、ごちそうさまでした。
2005.05.18:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆“森永牛乳プリン”に想う◆

  • ◆“森永牛乳プリン”に想う◆
先日何気なく台所の冷蔵庫で見つけた“森永プリン”に懐古趣味的心情を揺さぶられてしまった。
このロゴ体を目にした瞬間に牛乳ビンの丸い紙ブタを集めていた小学生のあの頃が甦っていたのである。
いやー懐かしい!、あまりの懐かしさに翌日スーパーへ買いに行くと何と‘コーヒー牛乳バージョンまであるではないか!
トレードマークのお日様が笑っていたり、泣いていたり、中々味のある凝ったアイディアに気づき感心してしまった。
当時はもちろん、こんなプリンなんか無くて毎朝宅配されるガラスビンに入った牛乳を木製の牛乳箱から取り出して飲んだのであります。
そうそう‘森永マミー’なんていうヤクルトみたいな飲料もありましたっけ。
買ってきた当のプリンですが、かなり大きくて食べ応えありでお味の方もよろしい。
このデザイン、改めて見ると懐かしさだけでなく実に新鮮シンプルで好感が持てると思うのですが...。
完成度の高い優れたものは時を経ても色褪せないのであります。
このロゴを大事にしている森永さんに拍手!
2005.05.06:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆“満月”のワンタンメン◆

  • ◆“満月”のワンタンメン◆
酒蔵見学の帰り道、前日同様酒田市にてお昼を食べた。
酒田のラーメンは魚系のダシが特長と聞いていたが中々食べる機会に恵まれず今回が初めて。
酒田に詳しい同行者が選んでくれたのが「満月」というお店で有名店なんだとか。
「酒田ラーメンとしては魚ダシが強くなく、あっさり系なんで今日のような二日酔いに近い体調の時は無難だな」とのアドバイスに全員がすぐさま同意してのお昼という事になった次第。
日曜という事も手伝って1時を回った店内は満席状態の大繁盛、見渡せばほとんどの方がワンタンメンかラーメンを食べている。
同じお味との事なので650円也のワンタンメンを食べてみた。
細めんに魚ダシが主体のあっさりスープ、5,6ヶ入ったツルツルのワンタン、それに薄切りの柔らかチャーシュー、メンマに刻みネギとシンプルな構成、朝から空っぽの弱った胃袋にはほんとに優しいラーメン。
強烈な自己主張が無い代わりに毎日食べても飽きないような安心感を覚える味わいを感じ、店の前までできた行列をすり抜け店を後にした。
2005.03.01:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆“とんや”の厚切りロースかつ膳◆

  • ◆“とんや”の厚切りロースかつ膳◆
秋田の酒蔵見学へ向う途中お昼に食べたのが酒田市の平田牧場直営店、とんかつ専門店「とんや」の厚切りロースかつ膳 1,575円也。
今や全国にその名を轟かせる「平牧三元豚・ヒラボクサンゲントン」、そのロースかつをじっくりとかみ締めてみた。
まず天然塩でお肉の旨みを味わってくださいとメニューに書いてあったので塩だけで一切れを戴く、薄いころもながらカリッとした歯触り、その後に脂みが少ない何とも柔らかいお肉!、サクサクとした食感、風味は繊細でクセというものが感じられない。これが噂の平牧三元豚かと思わず納得してしまう。
トンカツが大好物の息子の顔が目に浮かび、これを食わせたら何て言うだろうかと想像してしまう。
一緒に卓を囲んだ3人の仲間も同様に大満足の様子、20分程待ったかいがありました。
ダンチュウやサライでも紹介され山形産の高級豚として注目を集めるこのお肉、噂に違わぬ本物でした。
ごちそうさま。
2005.03.01:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]

◆“そばきり八寸”の せいろ◆

  • ◆“そばきり八寸”の せいろ◆
地元長井市は水清き里、従って酒も旨いが蕎麦もまた旨い。
船越、かく長、はせ川屋、何れも名が通った名店揃いの長井市で‘これは良い’と思わず唸ってしまうのがこの蕎麦。
見た目にはごく普通の日本蕎麦ながら一箸摘んで汁につけて口に運べばこの言葉に込めた深い意味が解ってもらえるはず。
ご主人曰く「たかが蕎麦だから」と謙遜して次を語らないが、「されど蕎麦」に対する情熱と職人魂がひしひしと伝わる逸品。
歯触りも良くスルリと喉を過ぎてゆく上品な蕎麦は毎朝自家製粉し、蕎麦粉の状態に合わせて手打ちするのだとか。
旨みが凝縮したような「そばつゆ」はこの蕎麦とベストマッチ、蕎麦湯を注しての美味さはダシがしっかり効いた「そばつゆ」ならでは!箸休めの一夜漬けをつまみながらの「この蕎麦湯」はもう一つの楽しみ。
派手さの無い鄙びた料理「日本蕎麦」、それゆえにその違いは確かに微妙ではあるのかも。
しかしこの「一枚のせいろ」の味わいからは高次元な本物だけが持つ品格を感じる。
「たかが蕎麦、されど蕎麦」、“そばきり八寸の せいろ”は当にこの言葉がドンピシャ当てはまる。
 
【 そばきり八寸 】 長井市館町南15-65  
TEL 0238-84-7308  せいろ 700円 
2005.02.22:maru8:コメント(0):[美味いものあれこれ]