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【次回展示予告】奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

  • 【次回展示予告】奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

 

12月11日(土)よりはじまる記念展示のお知らせです。

奥羽再仕置430年記念展示「天下統一と上杉氏」

天正18年(1590)、豊臣秀吉は北条氏を滅ぼし、奥羽の諸大名を服従させて天下統一を達成しました。戦国時代に一応の終結をもたらした秀吉の天下統一は、多くの歴史の教科書がこのように説明しています。

しかし、それは検地や刀狩りなどの政策の執行によって、奥羽の人々や土地を豊臣政権の支配体制に組み込むことで、実体を伴って完成しました。このような奥羽に対する一連の政策執行を奥羽仕置といい、その完了は翌19年に及びました。また、天正18年のみを奥羽仕置といい、翌19年を奥羽再仕置とよんで区別する場合もあります。検地などの執行は一応、18年で完了し、翌19年に豊臣軍の再出兵による反乱の鎮圧とそれに伴う統治政策の再執行が行われたことから、それぞれを区分したためです。

この奥羽仕置・再仕置には、上杉景勝が豊臣軍の一翼を担って参加し、奥羽の地を豊臣政権の支配下に編入することに努めました。この展示では、2ヶ年にわたる秀吉の天下統一の完成に景勝がどのように関わったのかについて、館蔵資料によって紹介していきます。

また、令和3年(2021)は、天正19年から数えて430年目に当たります。この展覧会は、この奥羽再仕置を記念して青森・岩手・宮城・山形・福島・新潟・栃木に及ぶ7県に所在する13の博物館が連携しながらも、それぞれの立場で開催する展覧会です。

【期間】12月11日(土)~1月10日(月・祝)

【休館日】毎週月曜日(1月10日を除く)、12月27日(月)~1月1日(土・祝)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】一般410円(330円)/高大生210円(150円)/小中生110円(60円)

     ※( )は20名以上の団体料金

 

【コレクショントーク】展示解説 

 日   時 : 12月11日(土) 10:00~、15:00~ ※同じ内容です。

 場   所 : 米沢市上杉博物館 

 定   員 : 参加者人数を制限する場合があります。

 ※常設展の入館料が必要です。

 

展覧会の詳細は当館ホームページをご覧ください。

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.12.10:denkoku:[博物館情報]

令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

  • 令和3年度 上杉文華館「上杉定勝」

2021年度の上杉文華館は「上杉定勝」と題して、国宝「上杉家文書」に見える上杉定勝関連資料を中心に約1ヵ月ごとに展示替えをしながら、その他の関連資料を含めて展示します。

 

【期間テーマ】定勝の文芸②~定勝と書物~

【展示期間】2021年11月25日(木)~2022年1月30日(日)

 ※1月2日(日)以降、国宝「上杉家文書」を展示替え致します。

 

 今回のテーマでは、定勝が遺した書物に注目しながら、定勝の文芸面について見ていきます。国宝「上杉家文書」には、定勝がまとめた書物が多く遺されており、それらは多岐にわたります。定勝自身の手習本(文字を書く練習のために筆写した冊子)や、近世初期に学問として体系化された兵学に関する書物などが存在します。これらは、当時の大名の学問観や思想を知る上で貴重な資料と言えます。


 また、定勝は先祖の主に謙信、景勝に関わる史料を収集・採録し、上杉家の歴史編纂事業の始まりとなる書物を作りました(上杉定勝『古案集 乾・坤』(国宝「上杉家文書」1753、1754))。これは、米沢藩の史料編さん事業の先駆けとして位置付けられています。


 定勝の遺した書物には、自身の教養のためだけでなく、当時の学問や思想も反映されており、近世大名の文化的営為を知ることができます。

 

▼コレクショントーク

日時:11月28日(日) 10:00、15:00

場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【問い合わせ】

米沢市上杉博物館 0238-26-8001

2021.11.25:denkoku:[博物館情報]

企画展「上杉家伝来 能面・能装束~語りはじめた面袋~」いよいよ明日開催!

  • 企画展「上杉家伝来 能面・能装束~語りはじめた面袋~」いよいよ明日開催!

 

 

10月16日(土)開幕の

企画展「上杉家伝来 能面・能装束 ~語りはじめた面袋~」

の展示作業がほぼ終了しました。

 

久々の再会を果たした能面たちも、晴れやかな表情で

喜んでいるようです!

 

いつもは能舞台の前にいるあの方も、展示室でスタンバイ

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.10.15:denkoku:[博物館情報]

特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑥

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑥

 

 

釈迦堂春景図屏風(京都国立博物館)

 

【展示期間】9月11日(土)~10月10日(日)

 

狩野松栄の作。

柔らかい筆致で、京都嵯峨の釈迦堂に集う人々の姿を活写しています。楽しい作品です。

釈迦堂隣の堂舎の帰に寝そべる人、釈迦堂の上の方の町屋の裏で洗濯物?を干す女性、仁王門に向かって屏風下部左方から進む少年の一行など、細やかなところに目が向けられています。

 

画像 ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.10.09:denkoku:[博物館情報]

特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑤

  • 特別展「狩野派~永徳とその周辺~」展示紹介⑤

 

 

周茂叔愛蓮図(九州国立博物館)国宝

 

【展示期間】9月11日(土)~10月10日(日)

 

狩野派の始祖正信の作。

遥かなる遠景を背に、柳の葉と蓮の緑、小舟に乗る茂叔の姿が清涼感とともに映えます。

 

画像 ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

 

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2021.09.28:denkoku:[博物館情報]