また、関連資料として、米沢藩の絵図方岩瀬家が残した資料群(岩瀬家文書)が
市立米沢図書館に収蔵されています。
岩瀬家文書からは、絵図の作成時期や背景などを知ることができ、
上杉文書に伝来する絵図を紐解く手がかりとして注目されます。
展覧会詳細はこちら
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2月11日(土・祝)よりはじまるコレクション展のお知らせです。
コレクション展「女性像の世界」
―同時開催 いま見せたい!キュレーターズ・チョイス curator's choice
時代を問わず、女性が描かれた美術作品は数多く存在します。
江戸時代に浮世絵を中心に人気を博した「女性像」は、明治以降「美人画」というジャンルとして花開き、美人画を得意とした女流画家の登場もあって一般にも定着し、その後さまざまな広がりを見せました。
この展覧会では、女性像をテーマに当館の収蔵作品を展示します。一言で「女性像」といっても、「美人画」という伝統的な「型」に沿うものから、「型」を離れて個性や自由な表現を重視し、リアルな姿を切り取るもの、身近な存在を活写するものまで、そのあり様は多彩です。
広く描かれてきたテーマであるからこそ、それらの「像」が映し出す人間感情や、託された意味、社会意識なども鑑賞の見どころとして紹介します。
【期間】2月11日(土・祝)~3月21日(火・祝)
【休館日】毎週月曜日
【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)
【入館料】一般210円(160円)/高大生110円(80円)/小中生50円(40円)
※( )は20名以上の団体料金
【ギャラリートーク】展示解説 ※事前申込制 只今受付中
日 時 : 2月18日(土)9:15~10:00
場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室
定 員 : 20名
参 加 費 : コレクション展入館料
担当学芸員 : 遠藤 友紀
【ナイトツアー】 ※事前申込制 2月7日(火)9:00より受付開始
「アートコレクションを楽しむ」
日 時 : 3月10日(金)19:00~20:30
会 場 : 米沢市上杉博物館 企画展示室
定 員 : 20名(中学生以下は保護者同伴)
参 加 費 : 500円
ギャラリートーク・ナイトツアーのお申込みは
TEL 0238-26-8001
詳しくは当館ホームページをご覧ください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております!
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001
上杉文書には、米沢藩の刑罰関係資料が豊富です。
判例の収集・整理には、藩政の記録管理を司る記録所が関与し、
記録所の幅広い業務対応がうかがえます。
こうした記録所の手がけた資料が、「上杉文書」を形成する中核の一つとして注目されます。
記録所が役所に対して、樋口伊兵衛はじめ5名の過去の裁許の記録について伺いを立てています。本紙の下には、役所の回答を記した付札が貼付けられ、組織間で文書をやり取りした形跡が残されています。 記録所の伺いに対して、役所ではその人物の犯した罪状やその後の処置について、詳細に回答しています。これには、11代藩主・斉定の初入部が関係していました。記録所では、初入部の慶事に伴う刑罰の減免について、先例を調査していたと見られます。過去の事例を踏まえた適切な対応をすべく、記録所は先例の収集・整理に務めていたことが分かります。
米沢藩の判例を知る資料として、
「御呵附引合」「中典類聚」「御裁許鈔」が挙げられます。
これらの資料は江戸時代のほとんどを網羅しており、
米沢藩の刑罰執行の実態をうかがうことができます。
刑罰の種類は60種類を数え、個々の犯罪に適した多様な処罰が行われていました。
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