常時40くらいのプロジェクトが動いていますが、コンテ段階から現場が動いているものまで色々な状態であるので頭の中で整理できています。
建築物を形として記憶しているから、うまく頭の中に入る構造になっているみたいです。
メールもインターネットも自分で使いません。
建築家に一番必要な能力というのは、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーション能力だと思います。
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No45より)
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人が成長するために必要なこと
やはり、人は一人では成長できないと思います。
集団の中で癒されて成長していくのだと、本当に感じます。
つらいときに「つらい」、苦しい時に「苦しい」と言える人間関係。
つらくて、苦しくて、この状態から逃げ出したいのは自分だけと思っていたけど、
自分だけがつらいんじゃないんだと、自然に思えてくるんです。
苦しい中で頑張っている仲間を見て、エネルギーをもらったり、
自分もエネルギーをあげていたんだと気づき、仲間っていいなと思える。
そんな体験をたくさんすることが大切なんだと思います。
By鹿嶋真弓
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)
集団の中で癒されて成長していくのだと、本当に感じます。
つらいときに「つらい」、苦しい時に「苦しい」と言える人間関係。
つらくて、苦しくて、この状態から逃げ出したいのは自分だけと思っていたけど、
自分だけがつらいんじゃないんだと、自然に思えてくるんです。
苦しい中で頑張っている仲間を見て、エネルギーをもらったり、
自分もエネルギーをあげていたんだと気づき、仲間っていいなと思える。
そんな体験をたくさんすることが大切なんだと思います。
By鹿嶋真弓
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)
クラスの変化はいつ訪れたのか
兆しが見えたのは、二ヶ月くらい経ってから。
「内観」(自分が小さかった頃、親にしてもらったこと、してかえしたこと、迷惑をかけたことについて思いだす作業)の時ですね。
すぐには良くならなくても可能性は見えたから、そこでどうにか踏みとどまることができた気がします。
決定的に変わったという実感がわいたのは、運動会の時でしょうか。
クラスの生徒全員が横一列に並んで、自分の足と隣の子の足を結んで一斉に走る種目でした。
うちのクラスが一位になったんです。
ゴールした瞬間、みんなが私の方を向いて「先生、うれしい? うれしい?」って聞くんです。
その後も色々ありましたが、最終的には、とても居心地のいいクラスになりました。
お互いに自分を語っても受け入れてもらえるという体験を、積んできたからでしょう。
「言っても大丈夫。受け入れてくれる人がいる」「人が言ったことを私も受け入れる」というキャッチボールを、どの子もできるようになりました。
By鹿嶋真弓
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)
「内観」(自分が小さかった頃、親にしてもらったこと、してかえしたこと、迷惑をかけたことについて思いだす作業)の時ですね。
すぐには良くならなくても可能性は見えたから、そこでどうにか踏みとどまることができた気がします。
決定的に変わったという実感がわいたのは、運動会の時でしょうか。
クラスの生徒全員が横一列に並んで、自分の足と隣の子の足を結んで一斉に走る種目でした。
うちのクラスが一位になったんです。
ゴールした瞬間、みんなが私の方を向いて「先生、うれしい? うれしい?」って聞くんです。
その後も色々ありましたが、最終的には、とても居心地のいいクラスになりました。
お互いに自分を語っても受け入れてもらえるという体験を、積んできたからでしょう。
「言っても大丈夫。受け入れてくれる人がいる」「人が言ったことを私も受け入れる」というキャッチボールを、どの子もできるようになりました。
By鹿嶋真弓
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)
学級崩壊に打ち砕かれた自信②
かっては体当たりでぶつかると、反発も含め何かが返ってきた。
しかし、ここでは、相手にされない上に、生徒同士も仮面をかぶっているように本音を話さない。
人として認められない。全く歯が立たない。
自信を打ち砕かれた鹿嶋は、布団で泣き、トイレで泣いた。
「教師やめますか、人間やめますか」というところまで追い詰められた。
悩み抜いた鹿嶋は、一つの手を打った。
生徒たちに内緒で書いてもらった親からの手紙。
生まれてからどのように育て、見守ってきたのか、その思いに触れるのは、ほとんどの生徒が初めてだった。
生徒たちは照れながら読んできたが、次第にあふれてくる思いを抑えられなくなった。
互いに手紙を見せ合い、話しを始めた。
生徒同士のコミュニケーションが芽生えてきた。
鹿嶋はその後も、生徒同士を近づけるための授業をやり続ける。
生徒たちは仮面を少しづつ脱ぎ捨て、本音で話し合うようになった。
すると、自分勝手な行動が減り、授業も成り立つようになった。
「人と関われば、人は育つ」
鹿嶋は一つの信念を抱いた。
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)
しかし、ここでは、相手にされない上に、生徒同士も仮面をかぶっているように本音を話さない。
人として認められない。全く歯が立たない。
自信を打ち砕かれた鹿嶋は、布団で泣き、トイレで泣いた。
「教師やめますか、人間やめますか」というところまで追い詰められた。
悩み抜いた鹿嶋は、一つの手を打った。
生徒たちに内緒で書いてもらった親からの手紙。
生まれてからどのように育て、見守ってきたのか、その思いに触れるのは、ほとんどの生徒が初めてだった。
生徒たちは照れながら読んできたが、次第にあふれてくる思いを抑えられなくなった。
互いに手紙を見せ合い、話しを始めた。
生徒同士のコミュニケーションが芽生えてきた。
鹿嶋はその後も、生徒同士を近づけるための授業をやり続ける。
生徒たちは仮面を少しづつ脱ぎ捨て、本音で話し合うようになった。
すると、自分勝手な行動が減り、授業も成り立つようになった。
「人と関われば、人は育つ」
鹿嶋は一つの信念を抱いた。
(プロフェッショナル仕事の流儀15 File No.44より)