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企業成長の第七ポイントは労務政策

企業が一人前になるには、赤字、脱税、労働組合の
三つの洗礼を受けなければならないという。

赤字は罪悪であり、経営者失格である。
脱税も同じだ。

労使は、志を同じくする経営パートナーである。
労働条件の改善や従業員の意見を積極的に聞くのは当然として
新しい労使関係をつくる努力を払う必要がある。

企業経営はゴールのない駅伝競争であり
絶対につぶしてはならないのだ。


2010.02.03:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第六ポイントは集団経営

中小企業の欠点を補い、長所のみを生かしていく
経営のやり方を考えなければならない。

技術力のみを生かし、間接費を集中化し固定経費を削減する
販売力に特化し、間接部門はアウトソースするなど

いずれも中小企業の集団を編成することにより
高度の専門化と高度な総合化を実現し
大企業の管理力をもつ工夫が必要になる。
2010.02.03:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第五ポイントは人材育成

高給を出してスカウトしても、まもなく退職していく。
人を養成することは本当に難しい。

通常、創業者は気性が激しく、独断専行、
先見力とたくましい行動力でものごとを完成していく。

ところが彼は任すことが嫌いである。
したがってトップに対して従順にふるまう社員ばかりとなり、
バックボーンの通った人材は去っていく。

失敗する自由を与えなければ、冒険する自由を持たないといわれる。
権限を与え、時には失敗を許す包容力をもち、
部下に対してベストではなく、ベターで満足する心境になると
人は喜んで励むものである。

経営者とは、常に第三者のごとく自分を変化させていく人といわれるのは、
この点の難しさをいうのである。

こうなると経営者の性格が決定的だ。
どこまで人を使いうるか、どれだけ人材を養成できるかが
経営者の力だめしである。
2010.01.16:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第四ポイントは経営能力

零細企業から成長する過程においては成長の壁がある。

・年商1億円は生業。公私混同の壁
・3億円までは家業。トップの器、経営能力、戦略の壁
・10億円から企業。トップワンマン経営からの脱皮
・30億円の壁。組織運営、社会技術の習得

また、社員が増えて50人の規模になると、
生産、販売、経理のバランス経営が求められる。

自分で生産、販売、経理の調整、すなわち経営を勉強することが苦手なら
欠点を補うための経営者を迎えて経営能力のバランスをとる必要がある。

企業規模拡大とともに、技術力、販売力以上に経営力が重視される。
2010.01.14:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]

企業成長の第三ポイントは資本

技術で成功して経営で失敗するのは、必要な資本を考えないからだ。
アイデア開発~技術開発~商品開発~市場開発~販売・回収までの期間や
必要な資本の大きさは取り扱う商品によって違う。

資本なくして経営なし!中小企業の命取りとなる資本不足を防ぐためには、
高収益を上げることが絶対条件になる。
経営者は金を引き出す能力、設ける能力、ばらまく能力が必要だといわれる。

中小企業は残念ながら会社そのものに信用がない。
経営者個人に信用があるかどうかによって、その会社の能力が決まる。

・自分の運命と事業を同一にして全力を打ち込んでいるか
・公私混同し、会社を食い物にしていないか・
・約束履行の点はどうか
・経営者の性格はどうか
・利益を生み出して返済しうるか

という経営能力を監視するのが本来の金融機関の役割である。
2010.01.10:反田快舟:コメント(0):[経営箴言]