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仙台市の東北福祉大学を会場に第一回の「味の箱船」会

  • 仙台市の東北福祉大学を会場に第一回の「味の箱船」会
●2003.1.8

去る1月8日、仙台市の東北福祉大学を会場に第一回の「味の箱船」会議が開かれました。運営を担当した宮城スローフード協会を始め、岩手、山形、東京、札幌などから関係者が約30名程集まりました。当協会からは成沢、小山、鈴木(徳)の三名が参加、モヨーリ副会長の説明に始まり、各協会からの候補品の紹介と説明がありました。
山形からは「さわのはな」・「花作大根」・「冷汁」・生もとづくり「純米酒」などの15点の候補をリストアップしました。
味の箱船とは、今、消滅の恐れがある伝統の農産物や食材、料理を保護するための世界的活動で、ファストフードの洪水から守り、将来に残していこうというものです。
6月に日本の各スローフード協会をまとめる組織が決まる予定ですが、その後、日本でも「学術科学委員会」をつくり、その最終選考を経て、箱船に乗せる品目が決定されます。これから地産部会でプロジェクトチームを編成し具体的に活動を練る予定ですが、皆さんの地域で、これはぜひ!という品がありましたら事務局までお知らせ下さい。
この「味の箱船計画」については次号でも詳しくお伝えします。
2004.07.18:スローフード山形/広報委員会:[||| 地産部会]

「味の箱舟」いよいよ出航! 仙台で初会合

●2003.1.8


1 スローフード協会の活動の基本

1.質の良いものを作ってくれる小生産者を守り、郷土料理の良さを再発見する。
2.子供たちを含めた「消費者の味の教育」を進める。
3.ほっておけば、無くなりそうな味を守ろう。


2 「味の箱舟」の5つの選択基準。

1.その生産物が、特別においしいこと。
2.その土地に長い年月にわたって存在したもの、その土地の原材料が使われた加工、発酵食品、地域外の原料であっても、その地域の伝統的製法によるもので、あること。
3.その地域との環境的、社会経済的、歴史的つながりがあること。
4.小さな作り手により作られ、限られた生産量であること。
5.現在、あるいは将来、消滅の危機に瀕していること。


3 「味の箱舟」の3つの禁止条件。

1.遺伝子組み替えではないこと。(遺伝子組み換え食品が生産の一部にも一切、関与していないこと。
2.トレードマークや商業的ブランド名がついていない生産物であること。(一般流通市場でシェアを持つ商品ではないこと。)
3.選ばれた後も、スローフード協会のロゴや、かたつむりマークを直接商品に掲載してはならない。


4イタリアでは、専門家たちを中心とした約2年の調査の結果、すでに450品目を箱舟に乗せた。さらにその中から、これまで光の当たらなかった、地域を元気にするのに役立つモノ、あるいは環境教育的に見て価値の高い農作物や食品を「プレシデイオ」(守るという意味のラテン語)と呼び、これも140品目以上となった。当初は協会や地方自治体で助成金を出して買い支え、マスコミにも広く広報することで応援を行ってきた。
2004.07.18:スローフード山形/広報委員会:[||| 地産部会]

第一回スローフード探検会

  • 第一回スローフード探検会
●2002.11.9
2004.07.18:スローフード山形/広報委員会:[||| 地産部会]