軽鉄人物伝① 長晴登 (その2)

  • 軽鉄人物伝①  長晴登  (その2)

  長氏は政治家である共に実業家としても活躍している。「日本のタクシー自動車史」によれば、長氏は明治45年(1912年)有楽町に設立された日本初のタクシー会社の社長に就任。また、地元金融機関の監査役をはじめ、陶器会社の社長なども務め、「末は大臣とされた」人物である、と記述されている。

 大正3年の長井線開通祝賀会での祝辞が米澤新聞に載っている。時代の変化に対応する「弾力」の必要性を訴えていることに、長氏の事業家としての信念が感じられ、現代にも通じるメッセージであるように思える。氏は、大正5年(1916年)に逝去された。

 

【参考資料:南陽市史、日本タクシー自動車史】

【新聞記事提供:米澤新聞大正31117(二)】

2019.05.21:orada2:[     軽鉄人物伝]

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。