宮内と言えばやはり熊野大社でしょうか。そして今も続く菓子店さん。綴の背表紙を飾るのはオールカラーの酒屋さんで、その名も目出度い「銘酒・松の緑」。
宮内駅開業記念カードの紹介は、今回で一旦終了となります。当時の宮内町の隆盛が感じられる豪華なカードでした。ご提供くださった「ふるさと資料館」様、本当にありがとうございました。
【資料提供:ふるさと資料館・時代のわすれもの(南陽市宮内)】
今、羽前成田駅のホームには、アジサイに続いてヒマワリ、紅花、アサガオの花が咲いています。おらだの会の若手会員が、今年初めて取り組んでくれたものです。播種の時期が遅れたこともあって生育が遅れ、会員のお袋さんも、何度となく様子を見に来てくれていました。そのお陰で、ようやくきれいな花々が咲き始めました。
白鷹町では今、「紅花祭り」と「アジサイ祭り」が開催されています。フラワー長井線に乗って、花巡りはいかがでしょうか。なお成田駅のヒマワリは東側を向いて咲いていて、列車から見ることはできません。お時間のある方は、ぜひ駅に降りてご覧になってください。
今年の写真展第4弾が、7月12日(金)からスタートしました。作家は、地元の大道寺市三郎さん。作品は、大道寺さんの代名詞ともなっているオーロラから、猿、昆虫、長井線、そして味わい深いお年寄りの姿まで様々。タイトルはと聞いたら、「何だじゃなえがら、適当に『まるち』とでもつけててくれ。」とのこと。
圧倒的な迫力で迫ってくる作品ばかりです。ぜひご覧ください。
期間 7月12日(日)~8月11日(日)
時間 上記の軌間の金・土・日・祝日(午後1時半~4時まで)
場所 羽前成田駅旧駅長室(ホーム側からお入りください)
記念カードの中には医院や商店、銀行も紹介されているが、製糸工場の写真も2枚ある。米沢藩以来の養蚕を生業としていた地域経済が、製糸・繊維産業として近代化されていく様子を知ることができる。しかも、株式会社としての操業である。
山形市に住む知人から「曽祖父の時代には、荒砥町辺りまで桑を売りに行っていたそうだ。」との話を聞いたことがある。軽便鉄道法が施行されてすぐに、長井線が実現することになった理由の一つが、ここにあるのかもしれない。
この当時の養蚕、製糸産業の重みを、もう一度考える必要があるようだ。そして、2枚の写真の中に、「長井町の有志と連合して、軽便鉄道建設に動いた人物」がいるかもしれない。
【資料提供:ふるさと資料館・時代のわすれもの(南陽市宮内)】