長井駅、威風堂々!

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 「いよいよ明日から、解体作業が始まるよ。」との連絡を得て、長井駅に出かけて行った。待合室には懐かしい観光ポスターが残され、当時の賑わう様が目に浮かぶようだった。天井を見上げて、改めてこんなに高い天井だったことに気づく。まるで大正時代のダンスホールをイメージしたようにも思えた。駅前の広場には水車の遺構。タクシー会社の社長さんが、水の街・長井を感じて欲しい、と自己負担で造ったものだ。

 「東北の駅百選選定駅」のプレートと共に「停車場の記憶」のコーナーに掲載することは寂しいものがある。おらだの会は、何故この成田駅にこだわるのだろうか、と改めて自問している。そんな私を笑うかのように、長井駅は夏の青空に聳え立ち、いつも以上に威風堂々と見えた。時代劇風に言えば、処刑場に向かう武士の風格にも似ていた。

2019.08.03:orada2:[停車場の記憶]

なんとも言い難い

長井駅の解体が始まったようです。
ちらっと通りすがりで見ましたが公開処刑の様相ですな。
仮囲い無しで解体ですか。これって公共事業ですよね。
目の前がバス乗り場でガードマンも付けずにどんだけ値切ったんだろう。
さすが長井市のやることは違う!

2019.08.05:通りすがり:[編集/削除]

投稿有難うございます

投稿有難うございます。寄せられた内容が何とも重く感じられて、すぐに返事が書けず申し訳ありませんでした。処刑場云々という表現が適切でなかったために、公開処刑といった表現にさせてしまったのではないか、と反省しています。ただあの時、青空をバックにした駅舎を見た瞬間、妙に爽やか見えて、まるで「悲しまなくてもいいんだよ。時代は流れて行くんだ。お前たちが良いと思う方法でやれば良いのだよ。」と言っているような気がして、時代劇のワンシーンが浮かんだのでした。
 私達はこの2年の間に、とても貴重な体験をしたと思います。一つは、昨年の冬の長期にわたった運休を体験したことであり、もう一つは馴染んでいた駅舎の解体作業の証人となったことです。山形鉄道の廃止を決断しなければならない時が来るかもしれません。その時に鮮明に思い出せるように、目隠しもされずに解体されていく姿を、目に焼き付けておくのも良いのではないでしょうか。
 地域にとって鉄道とは何か、私達にとって駅とは何かという問いかけが、独りでも多くの人に生まれればいいなと思います。
2019.08.05:おらだの会:[編集/削除]

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