長氏は政治家である共に実業家としても活躍している。「日本のタクシー自動車史」によれば、長氏は明治45年(1912年)有楽町に設立された日本初のタクシー会社の社長に就任。また、地元金融機関の監査役をはじめ、陶器会社の社長なども務め、「末は大臣とされた」人物である、と記述されている。
大正3年の長井線開通祝賀会での祝辞が米澤新聞に載っている。時代の変化に対応する「弾力」の必要性を訴えていることに、長氏の事業家としての信念が感じられ、現代にも通じるメッセージであるように思える。氏は、大正5年(1916年)に逝去された。
【参考資料:南陽市史、日本タクシー自動車史】
【新聞記事提供:米澤新聞大正3年11月17日(二)】
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