さてさて、今年は山形鉄道開業30周年にあたりますが、歴史に詳しい友人から大正3年の長井線(梨郷~長井駅)開通時の新聞記事を紹介してもらいました。地元紙の米沢新聞の大正3年11月15日の記念号です。鉄道院技術部米沢派出所長の下村氏の談話が載っています。
「我が置賜の地や面積きわめて広く土地沃饒・・・中略・・・ことに西置賜郡にいたってはその面積実に76方里。米穀を第一とし繭、生糸、蚕種、つむぎ織、木材、鉱物等の産物すこぶる豊富なるにもかかわらず、この地置賜の西北にあるがゆえに、地さらに鉄路の恩恵に浴するにあたわず。ここにおいてか全郡民はもちろん、いやしくも西置賜郡の如何を解する人は、その敷設の一日も早からん事を希望したりき。・・・略・・・」
また、郡長、長井町長以下の管内の名刺中には、当時の長井村村長・佐々木太郎助氏の名前もみられる。
【記事提供:米澤新聞社】
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