1月22日、封切二日目に「三丁目の夕日'64」を観た。
同シリーズ三作目となったこの作品、期待を裏切らないストーリーに今回も心が洗われた。
人間の幸せは金や出世や物的満足だけじゃない事を複数の人生観を通して示していた。
そして‘絆’と人を思いやる隣人愛、やっぱり今回も涙が溢れた。
1964年という時代背景を巧みに再現したこの作品には観る者を引き付ける魅力が一杯だが取分け自分にとっての特筆は‘みゆき族’に代表される若者達のファッションである。
当時4歳の自分には記憶などあろう筈も無いが10数年後の高校生が夢中になった憧れのアイビーファッションが活き活きと登場していた。
想えば当時健在だったVANの洗礼を享けた若者達を魅了したのがアイビー、アメトラ(アメリカントラディショナル)ファッションであり、庶民の服飾文化に寄与した功績は大きい。
何故ならこのファッションは拘りの約束事が多く、それを学習していくうちに自然と着こなしのTPOが身についてゆくのである。
我々中高年世代には多感な青春期をアイビーに身を包みお洒落を楽しんだ方々が少なからず居られ今もその流れに沿った着こなしを踏襲しているのは自分だけではないだろう。
そんな方々にもぜひ観てもらいたい作品である。
なお旧知の方が運営する拘りのアメトラ専門のオーダーサイト
‘ガーベル新潟’をご紹介したい。
一型(アメトラ型)のスーツやジャケットをお探しの折にはぜひこちらのサイトをご訪問されたい。
品質、縫製、細部のディテールに到るまで必ずご満足頂ける事請け合い。
ちょっと話しが脇道に逸れた感があるが、初体験の大迫力3D映像を含め満足度二重丸であった。
千波に一緒に観賞した母と娘、自分も含めて世代が異なる者がそれぞれの感慨に浸りながらも‘日本人に生まれて良かった’と素直に思えたのはきっと同じに違いない。
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