里の紅葉も散り始め晩秋という言葉が身に沁みる11月10日、64回目を向かえた旬の日本酒を楽しむ会 秋の例会を「割烹ひらた」さんにて開催しました。
今回は円やかに秋あがりした美酒で秋の魚介を楽しもうという趣向。
お料理は鮮魚店が本業の「割烹ひらた」さんならではの旬を感じる美肴の数々。
先ずはホッキ貝の酢味噌、山芋イクラ、鰤の照り焼き、揚げたて天麩羅。
続いてはメインのお料理、今年お初という鮟鱇の小鍋仕立て。
今回は味噌味ではなく上品な醤油仕立てでしたがぶつ切りの鮟鱇がゴロゴロっと入った豪華さは流石魚屋さんならでは。
お造りはご覧のような目にも美しい盛り合わせ、造リ手の美意識が伝わる逸品。
上から山形県の新たなブランドとして売り出し中、庄内浜の「おばこさわら」船上活け締め物。
年中食べる事が可能になったという養殖銀鮭。
そして烏賊のロール巻き二品が脇を固める見事な盛り付け。
最後は番外編、会員の方が差し入れてくれた「モウカのホシ」
これは鮫の心臓の事だそうで自らスライスして持ってきてくれた物。
まったく臭みがなくサクサク、コリコリの淡白な味わいの珍味は日本酒との相性もバッチリ。
思わぬサプライズの登場に参加者一同大喜びでした。
いつも工夫を凝らした旬の美味しいお料理をご用意下さる「割烹ひらた」さんに感謝です。
それと自らさばいたモウカのホシを差し入れてくれたI氏にも御礼申し上げます。
今回は過去最高の参加人数という事もあり会長のトークも絶好調、皆さんの笑顔と燗酒の優しさが口を滑らかにした大盛り上がりの例会となりました。(^^♪
次回は来年2月、恒例となった立春朝搾りを楽しむ一夜を企画します。
会員の皆様、次回もぜひご参加ください。
以下今回楽しんだお酒。
羽陽錦爛純米吟醸秋あがり、米鶴特別純米ひやおろし、嘉美心純米吟醸雫酒冬まで待てない冬の月、直江杉純米吟醸斗瓶取り雫酒、磐城壽山廃純米原酒赤ラベル。