小豆カボチャ

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昭和32年生まれの私、小学生低学年まで(まだ冷蔵庫が普及していない頃)は昔の風習がどこの家でも行われていたと思います、笹巻つくりに始まり、梅干し作り、山菜採りに行っては、その保存塩漬け、秋はキノコ採りにいって塩漬け、冬に入る前は一冬分の漬物作り、干し柿も下がっていました・・そして冬至には小豆カボチャが大鍋に大量に作られる、年の〆大みそかの餅つきと・・どこの家でもやってましたね・・しかし、それらも日本の高度成長(昭和40年代)と同時に冷蔵庫が普及し、いつでも食べれるようになると作らなくなってしまいましたね・・昔の風習はなんでも理にかなっているものが多い、冬至のカボチャを食べる習慣は江戸時代からだそうです、16世紀ポルトガル人がカンボジアから持ち込んだという説で南蛮から渡ってきた瓜で”南瓜”(なんきん)カンボジアがなまりカボチャとされたのが定説だそう・・一般的なカボチャは2~3ヶ月貯蔵した方が水分が抜けて甘みが強くなり、おいしく食べれる、そして現代のように一年中物が取れたり、保存がきくような技はなく、冬を越すのが大変な時代ではカボチャの保存がきくと言うとこから『長生き』運が盛られるという縁起担ぎとして、運が上昇し始める冬至の日に”ん”つく食べ物を食べて運を上昇されるということです、栄養もあり風邪ひかないようにと昔の人は考えたわけです・・ちなみに南瓜なんきん=かぼちゃ、レンコン、にんじん、ぎんなん、キンカン、かんてん、うどんの7つは冬至の七草だそうですよ、さてここに移住して、畑が終わり、冬支度も済むと納戸の小さい工作室で過ごす時間が多くなる、暖房は石油ストーブで直火が取れるやつなんで、火があるついでに、豆とか大根とか長時間かかるものを火にかけときます・・昨日から小豆とカボチャを煮てました、今日合体させてあずきかぼちゃにしました。

2021.12.12:li-no2:[菜園・食・花]

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