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企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介⑥

企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介⑤

 

花弁の裏側を見せるなんて、モリスしか考えないでしょう。

その間から顔を見せる美しい青のるりはこべ。左右対称の反復模様の中に、

力強さと可憐さを封じこめた「るりはこべ」はモリスデザインの傑作壁紙の一つです。

大人可愛い・・・・

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百合型のランプはティファニー・スタジオで最も人気の高かった商品の一つ。

デザイナーのルイス・C・ティファニーは、

アメリカのTiffany & Co.創業者C・C・ティファニーの息子で

19世紀後半~20世紀初頭にアメリカ屈指のデザイナーとして名声を得ました。

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超絶技巧にびっくりの文具の数々。

こちらもティファニー・スタジオの作品です。 ブドウのつる、松の葉、蜘蛛の巣。

はりめぐらされる自然のライン。 文具好きにはたまらない用の美を感じる作品です。

こんな文具使ってみたい・・・

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【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.29:denkoku:[博物館情報]

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

 

令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《伊豆守護》

【展示期間】7月28日(木)~8月23日(火)

 

 第5回目は、「伊豆守護」をテーマとして関連文書を紹介します。上杉憲顕の没後の関東管領を継いだ上杉能憲は、伊豆守護に就任しました。能憲は宅間上杉氏を継いでいましたが、憲顕の実子でした。この伊豆守護職は、能憲の没後、山内上杉氏の家督を継いだ弟の憲方に継承されました。能憲は、山内上杉氏を離れていましたが、自らの所領を憲方に譲り、さらに憲顕没後、別の弟憲春に継承されていた上野守護を憲方に継承させる遺言を残すなど、山内上杉氏の相続に大きな力を発揮し、その基盤形成に大きな役割を果たしました。伊豆もまた、山内上杉氏の重要な基盤の一つになっていきました。

 「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。1995年制作の複製で、制作当時の状況を想定したものです。

 

▼ コレクショントーク

 日時:8月7日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

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米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.28:denkoku:[博物館情報]

企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介⑤

  • 企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介⑤

モリス商会は陶磁器の生産も行います。

その多くはウィリアム・ド・モーガンの工房が手掛けていました。

展示室では、アーツ・アンド・クラフツの作家達がデザインしたタイルを展示中。

「バラと格子」の鮮やかなトルコブルーは、ド・モーガンの試行錯誤の成果です。

 

 

希少なアンティークガラスであるワセリンガラスの多くは、

19世紀半ばから20世紀初頭に製造されました。

本展では、W・A・S・ベンソンの卓上ランプを3点展示中。

どこかで会ったことがあるよう・・

なんだか懐かしいガラスのランプから目が離せなくなります。

 

 

ライオンの雄・雌・・・いました。

同じかとおもいきや、雄と雌です!!

展示室でじっくりご覧ください。

リネンに美しく色刷りされたテキスタイルです。

 

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.25:denkoku:[博物館情報]

企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介④

  • 企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介④

「部屋に何を置くにせよ、まず壁をどうするか考えよ。」

このモリスの言葉は、壁紙への熱い思いそのままです。

「柳の枝」はモリス晩期の代表作。

娘のメイとテムズ川ほとりを散歩していて生まれたデザイン。

モリスには珍しく、白地にしなやかな柳の動きが美しい。

 

 

モリスの次女 メイ・モリスが美術学校でテキスタイルデザインを学び、

モリスの工房に入った際にデザインしたもの。

モリスの「柳の枝」と繋がる親子のDNAを感じます。

美しい色彩のグラデーションと軽やかで美しい連続パターンは展示室でも人気の作品です。

 

 

モリス作品の美しさは、類稀な才能だけでなく、 モリスがどの分野でも自らの手を動かして学び、

技法の制約とそれがもたらす楽しさを体得してきたことで生まれました。

刺繍はモリスが初期から手掛けたジャンルで、

その技術は娘のメイ・モリスへと受け継がれていきます。

 

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.20:denkoku:[博物館情報]

企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介③

  • 企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ ロイド・ライトまで」 展示紹介③

展覧会はまもなく折り返しです。

展示手法を悩んだ作品の一つがペンダントライト。

ベンソンの繊細で美しいライトをどうしたら美しく展示できるか・・・

展示室で確認してみてください。

卓上ランプたちも曲線の美しさが際立っています。

 

 

「ユートピアだより」はモリスの思想と夢を凝縮した本です。

文字はモリスが作り出したゴールデン書体。

レイアウト、紙やインク、印刷工程にまで目を配りこだわりぬいた本。

ケルムスコット・プレスを設立して、「文句なしに美しい本」を出版したモリスの傑作です。

 

 

イギリスのリバティはご存知の方も多いと思います。

展示ではリバティ商会時代に制作されたアクセサリーを紹介しています。

自然をモチーフにした銀とエナメルの美しい造形をじっくりご覧ください。

 

 

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 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.07.15:denkoku:[博物館情報]