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「転職相談」「転職支援」「キャリアカウンセリング」「キャリアコンサルティング」に違いはあるの?

転職を検討されている方が、転職サイトや転職エージェントのHPを見ると、「転職相談」「キャリアカウンセリング」「キャリアコンサルティング」というフレーズを目にすることが多いと思います。

どれも一緒くたにしているところもあれば、「キャリアカウンセリング」や「キャリアコンサルティング」を有料サービスとして位置付けしているところもありますね。

 

「実際のところ、どんな違いがあるのか?」

世の中の実態としては、厳密に分けて表現されていないことが多く、キャリアカウンセリングと称した転職支援もあれば、キャリアコンサルティングにおいて転職相談に乗っているような場合もありますし、ベースとなっている理論や手法は概ね同じなので、厳密にわけるのは難しく、あんまり気にしなくても良いような気もしますし、気になる人は多くないんじゃないかという思いもありますが(^^;;、

私、佐藤大輔が妙に気になってしまったので、私なりの考えをまとめてみました。

 

<<思い切って分けてみたず~の図>>

まずは「転職意欲」が高いかどうか

私たちコンサルタントに対して、話にくる人を「来談者」と言います。
来談者の来談目的の主なテーマが「転職」で「転職しようかどうしようか」「転職するならどう進めるか」「求人情報が欲しい」といった場合は転職相談、転職支援が該当しますね。


一方でキャリアカウンセリング・キャリアコンサルティングは、転職云々に限らず、広く職業人生について、能力開発についてテーマにする、という違いがあります。「この先どうしましょう?」とか「会社の中で成長するには・・・」という視点です。今回はこれを縦軸に置きました。

 

次に、横軸がどういう具合かなぁと頭を悩ませて、1つに絞れなかったので2つ置きました。1つは「具体的行動度合い」、もう1つは「専門性の幅」と置いてみました。

 

具体的活動度合いとは・・・


転職相談・キャリアカウンセリングは、行動を起こす前段階までのお話。転職支援・キャリアコンサルティングは、具体的に行動や学習を起こして続けていくところまで、ということです。
もやもや~っとしたものを整形して、設計図を描く準備するところまでが転職相談・キャリアカウンセリングであり、設計図を描いて具体的に作っていくサポートが転職支援とキャリアコンサルティング、というようなイメージです。

具体的活動度合いのイメージ図

 

 

「専門性の幅」とは・・・
キャリアカウンセリングも専門領域ですし、高い専門性が期待されるものではありますが、「幅」と表現したのは、コンサルタント側の視点を考えたからです。

個人の内面に向き合って深く掘っていく「転職相談」「キャリアカウンセリング」と、一方の「転職支援」「キャリアコンサルティング」は、対外的な労働市場や社会の潮流、個別企業に対する情報量など、広い視野が求められるという観点からです。

 

ちょっとしっくり来ない感じもあるのですが、ニュアンスで感じていただければありがたいです。

 

 

では「キャリアカウンセラー」と「キャリアコンサルタント」は違うの?

「キャリアコンサルタント」は法律で規定されていて、資格試験に合格したのち、国に登録しないと「キャリアコンサルタント」を名乗ることができません。実務上の面でどっちが優れているとか劣っているとかは、その人個人の経験や技量に左右されるように感じます。

今のところでは、「キャリアコンサルタント」は、国のお墨付きをもらってきちんとキャリアカウンセリングやキャリアコンサルティングができる人なんだなぁ、というところでしょうか。
この先、弁護士資格のように、「キャリアコンサルティングは、国家資格キャリアコンサルタントしかできない」ということもあるかもしれません。

 

山形転職は「転職支援を申し込む」になっているけど、転職相談やキャリアカウンセリングはしないのかい?

ここまで書いてみて、改めて考えると、これまで書いたような「転職相談」「転職支援」「キャリアカウンセリング」「キャリアコンサルティング」の分類は厳密にはなっておりませんで。。。(ーー;)

 

ただ、当サイトの「山形転職」では「転職支援に申し込む」としています。具体的に転職をするところまでお力添えしていきたい、と考えているのでそのようにしております。

私たちジンジャーズは、「転職最高!誰でも転職させます!」という考えではなく、転職をお引き止めしたりすることも少なくないので、結果としてキャリアカウンセリングやキャリアコンサルティングのような進め方になることがある、ということでしょうか。

お申し込み時に、「まだ転職することを決めていない」と回答いただいたご登録者のみなさんとは、転職しようかどうしようか一緒に考えるところから始めます。

 

ということで、みなさまあまり深く考えず、お気軽にご相談に来ていただければ(^^;;

 

まだまだ勉強中で理解が浅いところがあるかもしれませんので、もしお気付きの点があればご指摘いただければ幸いです。

2019.03.07:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【20代の転職体験記】4年がかりの転職活動 東京から山形へのUターン転職実現・20代女性Aさんのお礼メール。

  • 【20代の転職体験記】4年がかりの転職活動 東京から山形へのUターン転職実現・20代女性Aさんのお礼メール。

コンサルタントの佐藤大輔です。一度県外で就職して、Uターン転職するというのは、様々な苦労があります。長い時間をかけながら、自分の考えを整理しつつ、転職活動を進めていかれていたAさん。 先日めでたく県内の某社に内定が叶い、ご転職されました。

 

Aさんの転職活動に、縁あってパートナー的に一緒に伴走させていた経緯から、「私の経験を他の皆さんにもお伝えしてお役に立ててほしい」ということで、活動当時の経験をAさんご自身で文章にしていただきました。

Aさんご本人のお写真です。

以下、Aさんからのメールをほぼ原文で転載いたします(企業の個別名称に関する部分などを一部加筆修正しております)。

 

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お世話になっております。先日はお時間を割いていただきありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、自身の転職体験談を寄稿させていただきます。 (本当にこれが私のできる最大の御礼です。色々とアドバイスいただいてありがとうございました。)

項目ごとにわけ、改めて自身の転職活動を振り返りながら書かせていただきました。

 

*新卒就職活動の経緯

大学進学と同時に上京し、東京でそのまま就職。大学と社会人生活4年の計8年を東京で生活しました。 新卒の就職活動では、第一志望の業界を強く志望しており、志望業界の会社以外の入社試験は受けることなく、当初から一筋でした。

ですが、地元に戻りたいという気持ちもあったため、業種は絞りながらも東京と山形の往復を繰り返した就職活動になりました。 しかし、山形の志望業界企業の結果は全滅。 「どうせ志望業界で働くのであれば、東京で自分を試したい」と覚悟を決め、同時に東京の会社に内定をいただくことができ、第一志望業界で4年間仕事をしました。

 

*現職→転職活動までの経緯

当初は、山形へ戻る=仕事は第一志望業界、としか考えられていませんでした。何か資格が特にあるわけでもなく、県内へ戻って未経験の仕事をすることが考えられなかったからです。(「せっかく入社した第一志望の仕事を山形でも続けたい」と意固地になっていた気持ちもあったと、今になりそう思います。)

もともとUターンは視野にいれていたので、社会人1年目から東京で行われていた山形県イベントなどには必ず顔を出すようにしていました。(佐藤さんとお会いできたのも、この場のおかげです。)

ただ、転職への本腰をあげるまでは、かなりの覚悟と気持ちが必要でした。 特に私の場合は、もともと時間が不規則な業界で、家に帰れないことがあったり、帰ったとしてもほぼ寝に帰るだけのような日が続いたりすることもあり、仕事中は転職の「て」の字も浮かんでくる余裕がありませんでした。

社会人はじめの1~2年はこの忙しさも経験だと思い「いつか地元に戻れるだろう」程度に考えていて、焦りはあまりありませんでした。

しかし、社会人4年目、もうすぐ5年目になろうとした年末、「この先ずっと忙しさを言い訳にダラダラ先送りしているうちに山形に戻れなくなるのでは・・・」と、遂に転職活動に本気で向かい合うことにしました。

 

*転職活動→内定までの経緯

佐藤さんには季節の節目節目に相談のメールをお送りし、その都度アドバイスをいただいていました。また山形に帰省した際は個別面談もしていただきました。

現職の業界に関連する会社は、県内には数えるほどしかなく、業界を貫くのであれば山形市、地元の庄内地域に戻りたいのであれば現職業界以外の職種を選ぶしかないと、その2択でずっと悩んでいたので、まずは自分が何をしたいのか、どこで暮らしていきたいのか根幹を固めるところから佐藤さんにはご指導をいただきました。

次のステップとして、実際に職務経歴書をどんどん書くことをアドバイスいただきました。この「経験やスキルの棚卸し」は、実際に文章にすることで頭の中で整理整頓ができ、自分が何をしたいのか徐々にビジョンが見えてくることにつながりました。

そうしているうちに地元への進路が見えてきました。 異業種への転職に向けたスキルの棚卸しは難しかったのですが、 ためらわずに書いた職務経歴書を思い切って企業へ提出したことが吉となり、選考から内定まで約1ヶ月で話がとんとんと進み、無事に内定をいただくことができました。

 

*転職中の一番の苦労したこと

一番苦労した点は、転職活動中の「時間や休暇をとるタイミング」でした。 私の場合は仕事柄特殊な例かもしれませんが、プロジェクトが決定してしまうと1ヶ月単位でプロジェクトが終わるまではほとんど休暇がありません。特に地方へ出張したりする場合は、自分のプライベートな空間も時間もあまりありません。病気や怪我などが起きない限り休むことはできないため、プロジェクトが無い空白の時期というのは限られていました。

突如、休暇が出ることもあれば、急遽業務が決まってしまうこともあるため、その降ってくるタイミングを逃さないようにするために、応募種類の準備や企業の情報収集は毎日睡眠を削ってでもこつこつ準備を進めました。

10月頃に大型の案件が終わり、次のプロジェクトまで少し間が空くというチャンスが巡ってきました。転職活動は職場には完全秘密裏に行なっていたので、「地元へ帰省する」と休暇をもらい、そのタイミングに最終面接の日程を重ねることができたというビッグチャンスに恵まれましたが、もしそのチャンスを逃していたらまた1ヶ月単位で転職活動のタイミングが先送り先送りと続いていたこととなっていたと思います。

 

最後に、この活動を通して思い出される佐藤さんのアドバイスは、「自分が動き出さなければ始まらない」ということ。今回の自分の場合においても全て、自分から動き出さなければ何も決まらなかったことだと思いますし、予想もしなかったタイミングに恵まれそのチャンスを掴むことができたのも普段から早めの準備をしていたからこそだと思っています。もし自分が動き出すタイミングや準備が遅ければ、また次のチャンスが巡ってくるまでのさらに先伸ばしになっていたと思います。 大変、読みづらい文章で申し訳ございませんが、以上が転職成功までの一連の流れになります。 ぜひ転職活動に悩んでいるかた、ジンジャーズさんに今後ご相談に訪れるかたへ、少しでもの参考例となれば幸いです。 長々と失礼しました。引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 

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転職が決まってまだバタバタとしている中で文章を書いてくださったAさん。ありがとうございました!これからも続く長いキャリアの中で、ともに地域のために活動していけたら嬉しいなと思っています。

私たちは、登録したらすぐに転職!というスタンスではありません。じっくりと長くお付き合いさせていただきながら、よりよい選択肢にたどり着けるようにサポートしたいと考えています。

ご縁をいただけるだけでもとても嬉しいことですので、ぜひ皆さんも気軽にご相談くださいませ。

2019.02.04:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

LINE@始めました

試験的にLINE@による情報配信を始めました。

メルマガよりもLINE@が良い、という方はこちらから。

転職支援の一環になれば良いなと思っています。
もしご興味あればお友だち追加をお願いします。

友だち追加

2019.01.24:yamaten:コメント(0):[新着情報]

ジンジャーズが東京で面談します。~2019年度東京出張面談のお知らせ~

東京および近隣にお住まいの方にお知らせです!

 

首都圏で仕事をしながら、山形や地方の会社に対しての転職活動はすごく難しいです。
山形県外では、山形県の企業情報の収集も難しいですし、
具体的に活動するに至っては、企業とのやりとりも手間がかかります。
 

ジンジャーズは、山形県に活動を絞った超山形特化型転職エージェント。
山形への転職活動を、情報収集から実際の応募・選考日程調整、入社までしっかりサポートします。
 

ジンジャーズの「東京出張面談会」に参加して、山形へのUターンの可能性を、私たちと一緒に考えてみませんか。
お一組ずつ個別に対応しますので、個人的なご相談もお受けできます(秘密厳守)。

「山形での転職活動の方法」「山形の仕事事情」など、山形で活動しているジンジャーズだからこそ知っている情報をお伝えします。

 

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 <対象者>
 山形へのUターン転職またはIターン転職 希望者


 <内容>
 ジンジャーズの人材コンサルタントが、1対1でU・Iターンのご相談に乗ります。


 <費用>
 無料
 ※ただし交通費は自己負担でお願いします。


 <日程>
 2019年3月2日(土)受付終了
 2019年4月20日(土)受付終了
 2019年7月6日(土)受付終了
 2019年9月7日(土)受付終了
 2019年11月9日(土)

 <時間>
【1回目】10:00~11:00
【2回目】11:15~12:15
【3回目】13:15~14:15
【4回目】14:30~15:30
【5回目】15:45~16:45
 ※各回、定員1名
  ご夫婦やご親族、ご友人など同席いただくことは可能ですので、
  ご同席者がいる場合は事前にご相談ください。
 ※お申し込みいただいた方から順に、ご希望時間に合わせて設定致します。


 <場所>
 東京都内(適宜確定次第案内いたします。東京駅、神田駅などの近隣予定です。)

 

 <申込方法>
 こちら↓のページからお申込みください。
 https://www.jinjiya-z.co.jp/subscription/

 


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皆様とお会いできることを楽しみにしております!

2019.01.22:yamaten:コメント(0):[新着情報]

【30代の転職体験記】~地元ならではの「良い人がいたら」求人~ 提携先と連携し、新たな求人を発掘。

こんにちは、佐藤広一です。
「山形には求人がない」とよく聞きますが、長年山形でたくさんの方の転職を支援してきて、そんなことはないと感じています。

※2019年、新年の初詣に行った際の写真です(^^)

 


「求人票」になっている求人情報は、都市部に比べれば確かに少ないです。「良い人がいたら採用したい」「縁があったらぜひ」「求人票を出すと候補にならない方からの問い合わせが来て大変だ」などという情報が、私たちのもとには実はたくさんあるのです。

 

そんな表に出て来ない、非公開求人ですらない「未公開求人」「良い人がいたら求人」を多く扱うのも、私たちジンジャーズの特徴かもしれません。

今回は、提携先と一緒に開拓した「未公開求人」「良い人がいたら求人」をマッチングできたAさんの事例です。

 

 

Aさんは学生時代に身体に不調をきたし、思い通りの就職活動をすることができませんでした。身体の調子をみながら働けることを第一前提にして県内の某企業に就職します。

就職した会社では、自分のできる範囲の業務を行いながら体調回復に努めるとともに、「将来のため」と業務に関連しそうな資格取得の勉強を続けてきました。

およそ10年、実直に働いて、体調も十分回復してきた頃、「このままこの会社にいていいのだろうか」という思いがフツフツと湧いてきました。
体調優先で就職した会社では、業務はそれなりに楽で身体に負担はないものの、昇給もほとんどなく、将来のキャリアステップも描けない今の状況を打破したいと考えたAさんはインターネットで転職情報を検索していた時に見つけたジンジャーズに相談することにしたのです。

 

Aさんは、登録時にほぼ職務経歴書に書くような内容を丁寧に記入してくださっていたので、私たちも初回の面談の前にマッチしそうな求人のリサーチに動くことができました。

 

しかしAさんがご相談にいらっしゃる時には、ぴったりとマッチするような求人情報はありませんでした。それでも、業務内容や通勤可能な距離をもとにリサーチし、K社という会社を抽出しました。

 

K社はジンジャーズとの契約はなかったのですが、提携先の地元銀行さんから情報提供を受けていた先です。中途採用の求人も表立って出していないため、銀行の担当さんを経由して、採用意欲や社内の状況を伺い、AさんにK社の情報提供をしたところ、ぜひチャンスがあれば受けてみたい、ということになりました。

 

Aさんの了承をもとに、個人が特定されないよう履歴書や職務経歴書類を改訂してK社にご提案しました。


山形県をはじめ、地方都市はよくも悪くも地縁血縁が深いので、企業へご提案する時には十分に気を配る必要があります。また、今ある求人に合わせて紹介するのではなく、求人のまだ出ていないところに提案するので、書類だけを出して終わりではなく、私たちが面談を通して得られたお人柄や考え方の情報や、入社後の可能性などをご本人に変わってPRする必要があり、そこも私たちジンジャーズの強みです。

 

~ジンジャーズとともに転職活動をするということは、ご自分の可能性を広げることかもしれない~

 

ジンジャーズは地元山形に密着しており、普段から企業さんとの情報交換や、提携銀行さんとの同行訪問などを地道に行っています。
なので、「こういう経験を持ったこういう考えの人がいるんだけれど、御社できっとご活躍できると思っているのでお話聞いてみませんか」という”提案型紹介”ができます。

もちろん、ご登録者全てを希望の企業へご提案できるとはお約束できないですが、お一人お一人の転職可能性、選択肢を広げていくことも私たちの役割だと考えています。

 

Aさんのご経歴やお人柄に関心を持っていただいたK社さんでは、早速、社長さんと部門長さんによる面談の場を設定してくださいました。

 

・・・

 

Aさんがジンジャーズにご登録してからおよそ3ヶ月半後、Aさんは、無事にK社に転職が叶いました。面接や会社見学を通して双方で理解を深め、社長さんも大きな期待を寄せてくださいました。

 

採用が決まるかどうかは、あくまでご本人のこれまでの努力や、企業との相性によります。

転職エージェントである私たちは、直接会って話を聞いてもらえる面接の機会を作ること、その面接の場でご本人が力を発揮でき、双方の理解が深まるように下準備しておくこと、対等な立場で企業と話が進められるようにすること、こういった点が期待されている役割だと思っています。

 

ぜひ一度、ご相談にきて、ご自身の可能性が広げられるかどうか一緒に考えてみませんか?

 

2019.01.15:yamaten:コメント(0):[転職体験記]