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ジンジャーズが東京で面談します。~2019年度東京出張面談のお知らせ~

東京および近隣にお住まいの方にお知らせです!

 

首都圏で仕事をしながら、山形や地方の会社に対しての転職活動はすごく難しいです。
山形県外では、山形県の企業情報の収集も難しいですし、
具体的に活動するに至っては、企業とのやりとりも手間がかかります。
 

ジンジャーズは、山形県に活動を絞った超山形特化型転職エージェント。
山形への転職活動を、情報収集から実際の応募・選考日程調整、入社までしっかりサポートします。
 

ジンジャーズの「東京出張面談会」に参加して、山形へのUターンの可能性を、私たちと一緒に考えてみませんか。
お一組ずつ個別に対応しますので、個人的なご相談もお受けできます(秘密厳守)。

「山形での転職活動の方法」「山形の仕事事情」など、山形で活動しているジンジャーズだからこそ知っている情報をお伝えします。

 

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 <対象者>
 山形へのUターン転職またはIターン転職 希望者


 <内容>
 ジンジャーズの人材コンサルタントが、1対1でU・Iターンのご相談に乗ります。


 <費用>
 無料
 ※ただし交通費は自己負担でお願いします。


 <日程>
 2019年3月2日(土)受付終了
 2019年4月20日(土)受付終了
 2019年7月6日(土)受付終了
 2019年9月7日(土)受付終了
 2019年11月9日(土)

 <時間>
【1回目】10:00~11:00
【2回目】11:15~12:15
【3回目】13:15~14:15
【4回目】14:30~15:30
【5回目】15:45~16:45
 ※各回、定員1名
  ご夫婦やご親族、ご友人など同席いただくことは可能ですので、
  ご同席者がいる場合は事前にご相談ください。
 ※お申し込みいただいた方から順に、ご希望時間に合わせて設定致します。


 <場所>
 東京都内(適宜確定次第案内いたします。東京駅、神田駅などの近隣予定です。)

 

 <申込方法>
 こちら↓のページからお申込みください。
 https://www.jinjiya-z.co.jp/subscription/

 


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皆様とお会いできることを楽しみにしております!

2019.01.22:yamaten:コメント(0):[新着情報]

【30代の転職体験記】~地元ならではの「良い人がいたら」求人~ 提携先と連携し、新たな求人を発掘。

こんにちは、佐藤広一です。
「山形には求人がない」とよく聞きますが、長年山形でたくさんの方の転職を支援してきて、そんなことはないと感じています。

※2019年、新年の初詣に行った際の写真です(^^)

 


「求人票」になっている求人情報は、都市部に比べれば確かに少ないです。「良い人がいたら採用したい」「縁があったらぜひ」「求人票を出すと候補にならない方からの問い合わせが来て大変だ」などという情報が、私たちのもとには実はたくさんあるのです。

 

そんな表に出て来ない、非公開求人ですらない「未公開求人」「良い人がいたら求人」を多く扱うのも、私たちジンジャーズの特徴かもしれません。

今回は、提携先と一緒に開拓した「未公開求人」「良い人がいたら求人」をマッチングできたAさんの事例です。

 

 

Aさんは学生時代に身体に不調をきたし、思い通りの就職活動をすることができませんでした。身体の調子をみながら働けることを第一前提にして県内の某企業に就職します。

就職した会社では、自分のできる範囲の業務を行いながら体調回復に努めるとともに、「将来のため」と業務に関連しそうな資格取得の勉強を続けてきました。

およそ10年、実直に働いて、体調も十分回復してきた頃、「このままこの会社にいていいのだろうか」という思いがフツフツと湧いてきました。
体調優先で就職した会社では、業務はそれなりに楽で身体に負担はないものの、昇給もほとんどなく、将来のキャリアステップも描けない今の状況を打破したいと考えたAさんはインターネットで転職情報を検索していた時に見つけたジンジャーズに相談することにしたのです。

 

Aさんは、登録時にほぼ職務経歴書に書くような内容を丁寧に記入してくださっていたので、私たちも初回の面談の前にマッチしそうな求人のリサーチに動くことができました。

 

しかしAさんがご相談にいらっしゃる時には、ぴったりとマッチするような求人情報はありませんでした。それでも、業務内容や通勤可能な距離をもとにリサーチし、K社という会社を抽出しました。

 

K社はジンジャーズとの契約はなかったのですが、提携先の地元銀行さんから情報提供を受けていた先です。中途採用の求人も表立って出していないため、銀行の担当さんを経由して、採用意欲や社内の状況を伺い、AさんにK社の情報提供をしたところ、ぜひチャンスがあれば受けてみたい、ということになりました。

 

Aさんの了承をもとに、個人が特定されないよう履歴書や職務経歴書類を改訂してK社にご提案しました。


山形県をはじめ、地方都市はよくも悪くも地縁血縁が深いので、企業へご提案する時には十分に気を配る必要があります。また、今ある求人に合わせて紹介するのではなく、求人のまだ出ていないところに提案するので、書類だけを出して終わりではなく、私たちが面談を通して得られたお人柄や考え方の情報や、入社後の可能性などをご本人に変わってPRする必要があり、そこも私たちジンジャーズの強みです。

 

~ジンジャーズとともに転職活動をするということは、ご自分の可能性を広げることかもしれない~

 

ジンジャーズは地元山形に密着しており、普段から企業さんとの情報交換や、提携銀行さんとの同行訪問などを地道に行っています。
なので、「こういう経験を持ったこういう考えの人がいるんだけれど、御社できっとご活躍できると思っているのでお話聞いてみませんか」という”提案型紹介”ができます。

もちろん、ご登録者全てを希望の企業へご提案できるとはお約束できないですが、お一人お一人の転職可能性、選択肢を広げていくことも私たちの役割だと考えています。

 

Aさんのご経歴やお人柄に関心を持っていただいたK社さんでは、早速、社長さんと部門長さんによる面談の場を設定してくださいました。

 

・・・

 

Aさんがジンジャーズにご登録してからおよそ3ヶ月半後、Aさんは、無事にK社に転職が叶いました。面接や会社見学を通して双方で理解を深め、社長さんも大きな期待を寄せてくださいました。

 

採用が決まるかどうかは、あくまでご本人のこれまでの努力や、企業との相性によります。

転職エージェントである私たちは、直接会って話を聞いてもらえる面接の機会を作ること、その面接の場でご本人が力を発揮でき、双方の理解が深まるように下準備しておくこと、対等な立場で企業と話が進められるようにすること、こういった点が期待されている役割だと思っています。

 

ぜひ一度、ご相談にきて、ご自身の可能性が広げられるかどうか一緒に考えてみませんか?

 

2019.01.15:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

【20代の転職体験記】~いつの間に転職活動したの?~遠距離出張が続く職場から地元勤務の会社へ転職を決めた20代男性Kさんの場合

「ジンジャーズさんが無かったら転職活動なんてできなかったです」

新しい職場に決まったKさんは、わざわざお菓子を持ってお礼に来てくださいました。
ジンジャーズのデスクの片隅には、いつも何かしらのお菓子が置いてあります。
自分たちで買っているのではなく、ご転職が叶った方が、わざわざお礼にお越しくださることが多く、みなさん素敵なお土産をお持ちくださるのです。

(複数の方からいただいたお菓子を少しずつお菓子箱に入れて、みんなでいただいています)

 


今回は、地方での転職で大きな障害になる「距離」を克服して転職を叶えたKさんの事例をご紹介します。


Kさんは20代半ば。ものづくりが好きだったことから、山形県内でも有数のメーカーに入社されました。
入社後しばらくしてご結婚された奥様と県内に家を購入し、一緒に生活していくことを考えていたそうです。

 

しかし、Kさんは意欲的に仕事に取り組み仕事を覚えるのも早かったため、若くして県外や海外への出張へ駆り出されることが多くなりました。
数ヶ月に渡って県外で業務をこなし、数日帰ってきたかと思いきや海外出張、というようなことが続く環境だったそうです。

 

「仕事そのものは好きだけれど、家族との時間が全然取れない」

 

転職活動をしようにも、平日日中は活動できないし、そもそも県内にいる日が少ない。求人情報はたくさんあるものの、その中から自分の経験が活かせる求人を探す時間もない・・・。

 

そんな八方塞がりの状態で、偶然見つけたのが私たちジンジャーズとの最初の出会いでした。

 

私たちジンジャーズは、山形県外在住で山形県内への就職を考えている方を、これまでたくさん支援しています


地元でしか得られない求人情報のご提供はもちろん、企業へのアピール、面接日程の調整、応募者個人では聞きにくいことをジンジャーズが代わって聞き出したり、言い出しにくい年収の話なども企業とフラットな関係で進めることができます。


時々テレビで話題になる「大リーグを目指すプロ野球選手の代理人」というとやや大げさですが、実際の動きはよく似ていると思います。

 

Kさんは、住民票上は県外からの転職ではありませんが、実際には県外からの活動ですので、ジンジャーズの転職支援がまさにぴったり合いました。

 

ジンジャーズからKさんに合うような企業情報をご提案し、興味を持てそうな案件を出張先でピックアップしてもらったら、その企業にジンジャーズからアプローチをかける、そんな形で進めていきました。

 

Kさんは、ジンジャーズと最初にご登録されてからおよそ6ヶ月後、出張や転勤のない会社に転職が叶いました。
就職活動のために無理に休暇を取ったりせずに、普段通りに仕事を続けていたKさん、同僚から「いつ転職活動してたんだ?」と驚かれたそうです。
 

 

遠方にお住いの方はもちろんですが、今の職場でたくさんの仕事を抱えてしまって自分では転職活動がしにくい方、Kさんのように出張続きで活動が難しいという方も諦めず、私たちジンジャーズができる限りお力になりたいと思っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

2018.12.27:yamaten:コメント(0):[転職体験記]

転職する? 転職しない? でお悩みの方に(思考プロセス的アプローチ)

山形転職.comで、求職登録または転職相談申し込みをする際に、「転職することを決めていますか?」という設問を設けています。
ここでは「決めています」「まだ決めていません」の2つの選択肢からお選びいただくようになっています。
これは、初回のご面談のアプローチの仕方が変わるために予めお聞きしています。
転職を決めていない人を相手にしないとか、そういうことではありません

 

転職する VS 転職しない ?

 

すでに転職意志が固いのであれば、すぐに求人情報のマッチングや今後の進め方について面談をさせていただきますが、まだそこまで決め切れていない場合に、いきなり具体的に話をしても、転職するかどうかのモヤモヤが晴れることなく、なんの解決にもならないケースが多いです。私たちのところにご相談きていただくからには、何かすっきりして帰っていただきたいと思っています。


そして、転職活動には時間とパワーがいります。応募書類を作成したり、企業情報を見比べたりという行動が必要になるほかに、辞めることを心に秘めながら今の職場でも迷惑をかけずにしっかり成果を出していくのには、普段以上にモチベーションを維持する必要があります。

(辞めると心に決めたからといって、いい加減に仕事をするべきではない、とジンジャーズは思っています。)

 

 

転職する!と踏み出す一歩は自分で。

自分で動いていくパワーを出すには、この一歩を自分の意志で踏み出すことが大事で、周りがぐいぐいと引っ張っていく転職は、のちのちの後悔に結びつきやすいと考えています。

「転職するかどうか決めていないけれど、相談してみたい。」という人は、私たちが思っている以上に多くいらっしゃるように感じています。
これまでも「転職しないことになったら迷惑にならないかな」「私なんかが相談していいのかな」と迷っていた人や、「無料相談なんて何か裏があるに違いないと思っていた」「あとでお金請求されないか不安だった」という心配性な人などもいらっしゃいました。
(お金を請求したりすることは一切ありません。また余談ですが、「相手の事務所で会うのは危険だから、外で会ったほうがいい」と家族からアドバイスされたということで、わざわざ事務所近くのファーストフード店で面談したこともあります。人材紹介サービスをご存知ない場合は、心配されても仕方ないなと思っております(^^;;)

転職したい、でも転職するのは不安だからまだ決めたわけじゃない、でも相談してみたい、けど自分なんか相談していいのかわからないしどうしよう、という人に向けて、「転職することを決めていない」場合に、ジンジャーズはどんな風に面談を進めていくのかを書いてみたいと思います。
お一人お一人に合わせて面談を進めますので、全ての人に当てはまるとは限りませんが、ご参考にしていただければ幸いです。

 

「そもそも」から始める。

転職しようかどうしようか迷っていらっしゃるなら、「そもそも、どうして転職を考えたのか」ということの整理から始めます。
給料や待遇、人間関係、その他仕事の中身、漠然とした「このままでいいのか」という不安など
色々あるでしょうが、頭の中でぐちゃぐちゃとなっている思いを吐き出して整理すると、意外とそんなに複雑じゃない場合も多い。
いろんな気がかりなことがあって、それが複雑に絡み合ってしまっているような気持ちになって立ち止まっているケースが多々ある。
気がかりなことを一つ一つ明らかにしていくだけでも、だいぶ状況が変わります。

そもそも、転職は手段であって目的ではない。だから、職場や生活の何か困った状況、好ましくない状態を解決できる方法が別にあれば、転職をしなくたっていいんです。

 


「転職するかどうか」~手段は最後に~

「転職する」「転職しない」の2つしか選択肢がない、ということではありません。「今は転職しないが、ゆくゆく転職をする」「ある条件が揃えば、転職をする」というような選択肢もありえます。

転職するかどうかというのは、今のご自分の状況において「何を変えるか」「何に変えるか」を先に考えておく必要があるのです。

あまり好事例ではありませんが、例えば「収入が少なくて生活が苦しい」「収入は少ないけど上司は優しいし仕事も楽しいし、続けたい気持ちがある」ということで悩んでいたとしたら、こんな展開が考えられます。

そもそも転職を考えるにあたって、何を変えたいんですか?
「収入が少ないんです」

収入をどういう状態にしたいんですか?
「収入を今より??????くらい増やしたいんです」

こうすると、??????に入る金額によっても変わりそうですが、「転職するかどうか」が悩みではなく、他の可能性も考えられるようになります。

①上司や経営者へのアプローチによって収入は増やせないか
②副業によって収入は増やせないか
③家族の協力によって世帯全体で収入は増やせないか
④自分ではなく、他の家族の転職によって収入は増やせないか

人手不足で採用に苦労している企業が多いですし、働き方改革など政府の方針で賃金アップや副業解禁の検討を進めている企業も多いので、①や②の可能性を探ることができます。
「転職するかどうか」の検討では出てこない③や④といった手段も考えられるかもしれません。

この流れは組織の問題を解決する体系的なアプローチ「TOC思考プロセス」という考え方を参考にしています。TOC思考プロセスにおける「何を変えるか」「何に変えるか」「どのように変えるのか」というステップは、個人における転職においても、この手法は十分に活かせます。ただ、キャリア相談でTOC思考プロセスを活用しているところは、そう多くないので、ジンジャーズの特徴かもしれません。

 

あくまで転職は手段の一つ

ジンジャーズは、とにかく転職!転職しよう!というスタンスではありません。

みなさんがより良い生活、より良い人生を送るための手段の一つとして転職をサポートしています。
ですから、転職しようかどうしようか迷っているという方も自信を持って(?)「(転職することを)まだ決めていません」の選択肢を選んで、相談お申込みいただければ幸いです。
山形で暮らし働く人が、1人でも多くニコニコ幸せになれるようにぜひ一緒に考えてみましょう。


TOC思考プロセスについて詳しく知りたいかたは、以下からどうぞ。

TOCの原点に忠実であり、なおかつ日本の経営風土にそった「しくみ」を提供するコンサルティングファーム「ゴール・システム・コンサルティング株式会社」

TOC思考プロセスの問題解決・悩み相談アプリツール

  ※弊社の佐藤大輔は、ゴール・システム・コンサルティング株式会社によるTOC-ICO認定コース ジョナ登録を受けています。

2018.12.12:yamaten:コメント(0):[キャリアアップ情報]

【20代の転職体験記】~自分に何が向いているのかわからない~ 20代女性Mさんの悩みに「経験の棚卸し」で転職成功 

  • 【20代の転職体験記】~自分に何が向いているのかわからない~ 20代女性Mさんの悩みに「経験の棚卸し」で転職成功 

コンサルタントの吉田博紀です。
転職を考えた時に、キャリアの一貫性(同職種や同業種での経験の積み上げ)は大きな強みになります。
「一貫して○○の業務に関わってきた」「一貫して××業界に携わった経験がある」という方は、私たちとしても企業へご紹介しやすいケースが多いです。
逆に言うと、そういった「わかりやすいキャリア」を積むことができなかった方は、転職にも苦労することが少なくありません。
今回は、若くして異業種、異職種で離職を繰り返してしまうことになったMさんの転職成功物語です。
 

20代のMさんが私たちにご相談に来た時には、すでに3社目の退職の予定を決めた状態でした。理由は、「正社員から契約社員に雇用条件を変えられて、生活が苦しくなってきたから」ということでした。
私としては、なんとかお力になりたいと思いましたが、最初にそのお話を聞いて、そう簡単ではなさそうだと思いました。
というのも、若いうちの短期離職は、書類だけでは選考通過が難しいことがほとんどなのです。


関東方面に進学していたMさんは、大卒後そのまま関東で就職を決めます。
最初は、就活に失敗して、とりあえず内定が出た会社に入社しました。そこでは事務職採用にもかかわらず営業的な業務も担当させられることになり、とにかく忙しい毎日を送り、1年で体調を崩すことになってしまいました。

退職を機に一旦地元の山形へUターンし、しばらく体調回復を優先させてアルバイトなどを行っていました。

その後、もともと住宅や不動産の業界に興味があり、就職活動の際は住宅関連業を目指して活動していたMさんは、不動産関連会社にて窓口対応の職に就きます。新卒時には叶わなかった夢の職場に就くことができましたが、今度は、就職活動時には見えなかった実務の壁にぶち当たります。
契約関連の書類の書き方や手続き方法などを覚えるのが苦手で、なかなか覚えられない上に、上司の厳しい叱責によって自信を無くし、2年ほどで離職。


どうしていいかわからない、何が向いているのかわからないといった状態のまま、個人向け商材の営業職として就職した結果、成果が出せないうちに雇用条件を変更されてしまって生活が立ち行かない状況にまでなってしまっていたのでした。

 

~私に何ができるんでしょうか~

 

淡々と今までの状況を説明してくださったMさん。ただ、どんな方向に進んでいいのかわからない不安な表情を見て、この経歴だけではなかなかご紹介先を見つけるのがやっぱり難しいなと思った私は、もう一度様々な角度からお話を伺いました。

なぜその会社に入社したのか、どういう選択軸なのか、繰り返し質問を変えながら話を伺うとともに、仕事で楽しかった思い出なども聞いてみたのです。
仕事、会社経験と一言で言っても、様々な状況が絡み合っています。「何が合うかわからない」「やりがいが感じられない」ということをおっしゃる方には、なるべく業務や出来事を細分化して聞き出すようにします。


例えば、営業職と言っても「お客様とコミュニケーションを取っている瞬間」「契約を取った瞬間」「ノルマが達成できた瞬間」「みんなで協力しあって営業戦略を考えている瞬間」「後輩にアドバイスして喜んでもらった瞬間」など、様々な場面があります。そういう形で経験を切り出して好きな業務や得意分野を掘り下げていくのです。

 

この棚卸しによって「人と接している瞬間」「人にものを説明している瞬間」「自分から買ってもらった瞬間」などに喜びや成果を感じられることが見えてきて、そういった瞬間がある職業として「販売職」をMさんにお勧めしました。

Mさんはこれまで営業や事務を中心に仕事を探してきましたが、「販売」の観点では仕事を探してはきませんでした。
面談を通して、Mさん自身も、お客様に商品を説明している自分の姿がイメージでき、販売職への道を探ってみることになりました。
自分が働くイメージが具体的に湧いてくると、企業との面接もスムーズに進みます。私たちコンサルタントとの面談では、私たちの話を聞きながら働く場面をイメージしていただけるかどうか、が企業理解・職種理解のポイントになります。


それからしばらくして、Mさんは、私たちからご紹介した小売業A社の販売職として働き出すことになったのでした。
採用を決めたA社担当の方からは、「書類応募だけだったら採用は難しかっただろうし、未経験で少し心配だったけど、思った以上の活躍をしてくれているよ」と感心。書類提出するだけでなく、直接担当者にお会いして、これまでの離職理由を丁寧に説明してご理解いただけたことも、良いご縁をつなぐポイントになったと思います。

 

経験値の高い方のご紹介が多い私たちですが、若くても一生懸命前向きに頑張っていく気持ちのある方や、真摯に自分と向き合って話をしてくださる方のお力になれるかもしれません。ぜひご相談ください。


転職成功のポイント
離職が多くても、転職理由に妥当性があれば企業も採用を考えるので、転職理由をしっかり整理しておく。
「職種」の印象にこだわらずに、これまでの経験を細分化し、自分の経験との接点があるかどうかを考えてみる

2018.10.19:yamaten:コメント(0):[転職体験記]