草木塔の郷　DENTAKUJI なあまず日記

お寺のお勤めと言っても、いろんなことがありまして、お祭りと葬儀がたまたま重なってしまう、なんていうことも有り得るわけです。

まさに、そういう日になりました。
かねてから予定されていた屋敷祭りのお祭りを午前中にお勤めさせていただき、午後から葬儀という日程です。

気持ちを切り替えるのになかなか時間がかかることがあります。

順番が逆ということはほとんどありませんけど、逆の場合は、もっと切り替えが大変かもしれませんね。

午前中の屋敷祭りにうかがったのですが、屋外でお勤めを始めるとほぼ同じくして、ポツポツと雨が落ち始め、雲が薄いのでたいしたことはないだろうと続行したのですけど、ザーッと降り出してしまいました。
お家の方がビーチパラソルを出して来てくださって、少々濡れただけで助かりました＾＾；

そして、お勤め時間２０分弱。
終了とともに雨が上がり、晴れ間が出てきた（ーー；
「いやぁ、あどっつぁま（お和尚さん）、ご利益あっこでぇ、あはははは」と施主の方が笑ってました。
「あははは、んだなぁ」と私。
晴れ男の面目、丸つぶれだな^^；
でも、まぁししょねなぁ。

このお宅がある、東側集落のお薬師様のお祭りでもあります。
天気が回復していがったいがった＾。＾

お寺に戻ると、庭にも水たまりができていました。
この雨はいい雨です。
もうちょっと降ってほしい感じでしょうか。

タマは…、本堂の入り口に寝転んでおりました。

昼食をとり、お茶を飲んでしばし休息。
この時間で、少しづつ気持ちを切り替えていきます。
なんとなく落ち着いた頃、もう式場へ向かわなければいけません。

十年近く病床について、眠るように亡くなられた方のご葬儀。
悲しみの中にも、安堵感（というとおかしいかもしれませんが）もあり、よいご葬儀ができたのではないかなぁ。

2010.09.01：あら：count(575)：[メモ/なあまず日記]
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