「青春とはなんだ」というテレビ番組があったことを覚えている方は少ないでしょう。還暦を迎えた年寄りが、何故いまさら「青春」を語るかというと、昨日、長井の勤労青少年ホームの新年会にご招待を受けて、若い人達と酒を飲んで楽しいひと時を過ごしたので、無性に書きたくなってしまいました。
「青春」を英語で言うと「Blue Spring」。Blue とは“憂鬱”の意味もありますね。そうすると、「青春」とは、いろいろな草花が芽吹く春なのに、不安で憂鬱な時期であることを示していると思いますよね。仕事や恋愛で悩み、人生に悩む日々が青春です。だから青年は辛いのです。
次に“青”の付く漢字を並べてみましょう。”青”に“心”を書くと、「情」になります。情け、ああ無情、情報(情けに報いる)、情熱・・・etc。これをつないでいくと、悩み多き青春時代を過ごすことは、人の優しさを受け止めることができる人となり、挫折を乗り越え、自らの生きる道を見つけ、新たな社会を切り拓く“情熱”を持つことができるのだと思います。そんな人になれるか、はたまた沈没するかは、2人の師に出会えるかどうかです。一人は学生時代の恩師、もう一人は社会人になってからの上司です。年寄りは、若者の支えにならなければならないと思います。それが、私達の最後の仕事だろうと思います。
ただし若者達よ、君の人生の辛さを周囲の大人の性にするんじゃないぞ。求めなければ出会うことはできないのだ。こんな素晴らしい(?!)青春時代を精一杯悩み、生きて欲しい。それが青春だ!。そこから何かが見えてくるんだ。頑張れ!!
※『青春とはなんだ』 夏木陽介主演、1965年10月から1年間、日本テレビ系列で放送され大人気※『これが青春だ』 1966年に公開された夏木陽介主演の東宝映画作品
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