木村トシオ句集 つれづれの記
木村トシオさんは、神戸市の出身の方でした。そんな木村さんが、阪神淡路大震災に見舞われ、全ての財産を失ってしまいました。縁あって、山形県長井市に来ることになり、焼肉屋をしながら奥さんと慎ましく生きていました。奥さんは、三重県生まれで、『アトリエ華』のブランド名を持っているような芸術家でした。
大震災後に、夫について来た彼女は、冬の東北の厳しさに、ひたすら耐えていました。そんな妻を見ながら、トシオさんが綴った句集です。この句集には、故郷、家族、息子と娘と孫、愛する妻へのメッセージがあり、そして焼肉屋に集まる若者たちへのメッセージが込められています。
今、子供たちの不登校や家族の殺戮など、殺伐とした現代社会に対して、多くのメッセージが伝わってきます。皆さんには、心静かに読んでくださることをお願いします。
第一章 四季の彩りに
第二章 妻 に
第三章 家 族 に
第四章 政治家様
第五章 (焼肉屋の)若き友達に
第六章 未 来 へ
最終章 ありがとう、ありがとう
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