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七十二候を楽しむ

  • 七十二候を楽しむ

◎4月20日(水) 

4月20日は、暦の上では穀雨です。
穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が
降るころのことで、雨は天からの贈り物とされてきました。

春の雨は作物にとって恵みの雨です。

この時期には、様々な雨の名前があります。

  穀物を育む雨・・・「瑞雨ずいう」
  草木をうるおす雨・・・「甘雨かんう」
  桜がさくころ咲くころに降る雨・・・「桜雨さくらあめ」
  

「穀雨」の終わりには八十八夜を迎えます。

この日に摘んだ新茶を飲むと長生きできるそうですので、
ぜひ美味しいお茶の生産者と出会っていただき、
初夏を迎えていただければと思います。

2022.04.20:山の市場:[お知らせ]

畑のお話

  • 畑のお話

今日はさくらんぼ畑に来ています。

さくらんぼ収穫までには1年を通して様々な作業があります。

大事なのが剪定です。冬(2月)の剪定は枝を整え日光が当たり
風通しをよくするためで、樹木を元気に育てるためのものです。
夏(5月)の剪定は新梢を整え、栄養がバランスよく巡回し
美味しい実を実らせるためのものです。

梯子脚立を使い、両腕を挙げての作業は地味にキツク、
その他、実を間引く摘果や水やり、アブラムシなどの害虫や
灰星病などの病気から守る農薬散布などがあります。

また東根市ではほとんどのさくらんぼ畑で、雨や風で実が
割れたり、傷が付かないようにするため、樹全体に
ビニールテントをかけます。この作業も高さ9メールほどの
足場の悪い高所作業で、毎年テントがけ中に落下し大ケガをした
ニュースをよく耳にします。

無事に収穫期を迎えると、よーいドン!で始まり収穫から
箱詰め、発送までスピードが命になります。そのため、
短期間で進められるように人員の確保が必要となります。
ここ数年農業人口の減少から働き手が集まらず、
人員確保のための争奪戦が繰り広げられるほどです。
それでも集まらないので最近では、時給が高騰しプラスお弁当付きや
おやつ付き、さくらんぼのお土産まで付いたり、生産者の負担が
増える一方、対応しきれずさくらんぼづくりをやめる生産者も
増えてきています。

さくらんぼというと「高い」イメージがありますが、このような
現状を知っていただき、品物ができるまでに見合った価格適正価格
であることをご理解いたいただければと思います。

2022.04.13:山の市場:[お知らせ]

七十二候を楽しむ

  • 七十二候を楽しむ

◎4月5日(火) 

4月5日は、暦の上では清明です。
清明とは、すべてのものが清らかで生き生きと
するころのことで、生命が輝く季節です。

山の市場の畑の雪もすっかり解け、たんぽぽなど
野花が咲き、大地も生き物も動き出しました。
常に自然に感謝しながら進んでいいきたいと思います。

2022.04.05:山の市場:[お知らせ]

2022年度スタート

  • 2022年度スタート

今季も元気にスタートです!!
 

農業の発展とともに、便利な機械や道具も増え、
環境に合わせた品種改良や、収量を上げるための
化学肥料や農薬も増え、農業がしやすい時代になった
ものの、農業就業人口は増えず荒れ果てた土地が
全国に増え続けています。

山の市場では少しでも問題解決のきっかけになるような
取り組みを行い、日本の農業の明るい未来につながるよう
2022年度も励んでいきたいと思います。

2022.04.01:山の市場:[お知らせ]

畑のお話

  • 畑のお話

前回の続きで今日は土づくり(土壌改良)についてのお話です。

土壌改良とは、耕作に不適な土壌を改良し、
地力(生産力)を増進させるために、土地に資材を
投入して土壌の理化学性および生物性を改良すること、
とあります。

野菜を作る畑の「良い土」とは、
保水性・排水性(水はけ)・通気性の3点で、
良い土にするために肥料をまきます。
この肥料には、
 1 有機質肥料/動植物由来
 2 無機質肥料/科学的に合成
があります。
山の市場では1の肥料をまき、耕すことで土壌の物質循環が起こり、
良い土になっていきます。これが土壌の理化学性改良です。

生物性の改良には、除草剤を使わず土壌生物が育ちやすい環境づくり
をしています。この土壌生物が病害虫を抑え、健康な土を維持してくれます。


環境や生産者それぞれの考えの違いから、土づくり(土壌改良)の方法は
様々あります。
山の市場では、生き物たちの力を最大限引き出した栽培に取り組んでいます。

2022.03.25:山の市場:[お知らせ]