定例記者説明会が11月22日、市役所庁議室で行われました。
「未来につなげる重要文化的景観シンポジウムin長井」が11月13日、市民文化会館で開催されました。シンポジウムには事前予約を含む約90人が来場したほか、国の重要文化的景観に選定されている自治体の関係者が招かれ、取り組み事例や活用方法などについて意見交換をしました。長井市と同時期に選定された東京都葛飾区教育委員会事務局の加納清幸参事が葛飾柴又の文化的景観について基調講演を行い、その後、本市文化的景観調査検討委員会の志村直愛委員長がコーディネーターを務め、京都府宇治市、石川県金沢市、大江町、東京都葛飾区と本市でのパネルディスカッションが行われました。志村委員長は文化的景観の活用を車の運転にたとえ「重要文化的景観に認定され、しばらくアイドリング状態だったが、これからはようやくエンジンをスタートし活用していく時期。このシンポジウムをキックオフイベントして長井のまちづくりに生かしてほしい」と話し、市長は「長井の素晴らしい景観の価値を理解し、広め、後世にしっかり残していけるようこれから市民の皆さんと一緒に考えていきたい」と話しました。
また、11月12日~14日の日程で開催されたパネル展では、シンポジウム参加都市の紹介や、親子向け関連ワークショップの紹介、「子どもが見た重要文化的景観」をテーマにした写真が展示され、多くの人が足を運びました。
◇長井市の町場景観は、最上川流域の自然風土及び江戸時代の舟運の流通往来により栄え、現在まで継承されてきた商家群、地割、水路などから成り、地域における人々の生活または生業を理解するうえで欠くことができない景観地として、平成30年2月に国の重要文化的景観に認定されました。
‘ASHI’プロジェクト2021スニーカーデザイン記者発表会が13日、長井市役所で行われました。‘ASHI’プロジェクト2021とは、南陽市宮内に所在する革靴製造業宮城興業株式会社より協力をいただき、山形鉄道オリジナルスニーカーの開発を行うもので、フラワー長井線沿線の5つの高校(長井高校、長井工業高校、南陽高校、荒砥高校、置賜農業高校)から応募した16人の高校生たちがスニーカーのデザインを考えました。今年の7月から継続してワークショップを行ってきた高校生たちは、完成したスニーカーをお披露目し、自分たちがデザインに込めた思いや工夫などを堂々と発表しました。
デザインされたスニーカーは、“うま物語”モデル、“舞-MAI-”モデル、“FLOWER”モデル、“Bridge”モデルの4つで、それぞれフラワー長井線沿線の地域の歴史や特徴を取り入れたデザインになっています。完成したスニーカーは、開発に協力いただいた支援者に返礼品として贈られたのち、長井駅で一般販売を行う予定です。
こどものまち「キッズシティランド2021」が11月7日、旧長井小学校第一校舎で開催されました。こどものまちは、子どもたちが楽しみながらまちの仕組みを学べる、子どもの主体性を大事にしたイベントです。まちに「市民登録」した子どもたちは、仕事をして給料で買い物をしたり遊んだりして実際の社会の仕組みを学びます。ドイツで始まった「ミニ・ミュンヘン」を手本に日本でも全国各地で開催されているイベントで、長井市では2019年に県内初開催し、今年で3回目となりました。
今回参加した市内小学生約120人は、弁当や綿あめなどを作って売る「たべるお店」、カードや小物を作って売る「つくる・うるお店」、射的や宝くじを体験できる「あそぶお店」、ハローワークや銀行などの「公共のしごと」の4つから、ハローワークで紹介された仕事を体験し、働いたお金で自由に買い物などを楽しんでいました。