【長井市】未来につなげる重要文化的景観シンポジウムin長井(令和3年11月13日)

  • 【長井市】未来につなげる重要文化的景観シンポジウムin長井(令和3年11月13日)

 「未来につなげる重要文化的景観シンポジウムin長井」が11月13日、市民文化会館で開催されました。シンポジウムには事前予約を含む約90人が来場したほか、国の重要文化的景観に選定されている自治体の関係者が招かれ、取り組み事例や活用方法などについて意見交換をしました。長井市と同時期に選定された東京都葛飾区教育委員会事務局の加納清幸参事が葛飾柴又の文化的景観について基調講演を行い、その後、本市文化的景観調査検討委員会の志村直愛委員長がコーディネーターを務め、京都府宇治市、石川県金沢市、大江町、東京都葛飾区と本市でのパネルディスカッションが行われました。志村委員長は文化的景観の活用を車の運転にたとえ「重要文化的景観に認定され、しばらくアイドリング状態だったが、これからはようやくエンジンをスタートし活用していく時期。このシンポジウムをキックオフイベントして長井のまちづくりに生かしてほしい」と話し、市長は「長井の素晴らしい景観の価値を理解し、広め、後世にしっかり残していけるようこれから市民の皆さんと一緒に考えていきたい」と話しました。

 また、11月12日~14日の日程で開催されたパネル展では、シンポジウム参加都市の紹介や、親子向け関連ワークショップの紹介、「子どもが見た重要文化的景観」をテーマにした写真が展示され、多くの人が足を運びました。

◇長井市の町場景観は、最上川流域の自然風土及び江戸時代の舟運の流通往来により栄え、現在まで継承されてきた商家群、地割、水路などから成り、地域における人々の生活または生業を理解するうえで欠くことができない景観地として、平成30年2月に国の重要文化的景観に認定されました。

2021.11.16:[1ch 市長の動き]