ETS-Ⅲのイオンエンジン装置開発の後、初めて衛星搭載電源の設計担当となったのはNECが主契約で開発していた海洋観測衛星「もも1号」(MOS-1)のSADE(ソーラアレイドライブエレクトロニクス)という搭載機器の電源でしたSADEは東芝の担当機器で今でも親交のある大先輩Sさん担当機器で毎年所属している相模原市の油絵サークルの絵画展にも来てくれていて今年移住した古民家にも泊りに来てくれました。Sさんとはこの後2トンクラスの純国産衛星開発(ETS-Ⅵ)でも関わる大先輩となるのです・このころの衛星はまだ米国の購入機器が多く、衛星バスは28Vで機器電源は自励式のシンプル電源でした電源設計時期は長男が生まれた1981年頃・・MOS-1は、海洋現象の観測を主目的としたわが国初の地球観測衛星で可視近赤外放射計(MESSR)、可視熱赤外放射計(VTIR)、マイクロ波放射計(MSR)の3種類のセンサを搭載し、1987年(昭和62)2月の打ち上げでした(JAXA、HP参照)
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