HOME > 大東住宅/社長ブログ

前の家より寒い長期優良住宅

  • 前の家より寒い長期優良住宅
内断熱(充填断熱)の場合、床下断熱が一般的で、浴室部分の基礎は、内側に断熱材を施工するのが一般的ですが、職人や現場管理者の無知や不注意で、様々なトラブルが発生する場合があります。

紹介するのは、日経ホームビルダーという業界誌の記事ですが、浴室の人通口部分(点検や補修などのために床下に入るスペース)の、断熱がなされていないために、床下の冷気が、浴室の床から室内壁に入り込み家が寒いという事例です。

この事例は、家を建てる際に、営業担当者から長期優良住宅で断熱等級が最高なので暖かいですよ。

という説明だったにもかかわらず、下手をすると前の家の方が暖かく、欠陥ではないかと疑問を感じて、第3者に調査依頼して、施工ミスが判明したようです。

詳しくは、記事を読んでいただきたいのですが、浴室の床下部の気密や断熱の施工には、十分な注意が必要です。

気密や断熱に理解が薄く、経験が少ない建築会社や職人・現場管理者だと、こうした不具合は、よくありがちな現象とも言えます。

そして、こうした箇所の公的検査は、スルーされてしまいがちな部分ですので、確かな技術をもった施工者に依頼することが、重要になってくるのです。

こうした施工ミスは、冬の寒さばかりでなく、夏場の湿気や結露によって、カビや腐朽菌・シロアリの被害を招いてしまい、室内の空気環境も悪くするので注意が必要です。

外断熱の家は、基礎の外側に断熱施工し、床下の温度は、一年を通して15℃~25℃以内に保たれ、このような問題は発生しませんのでご安心下さい。

浴室の床下は断熱の死角

住まいの復興給付金の申請を忘れずに

  • 住まいの復興給付金の申請を忘れずに
東日本大震災により、一部損壊以上の罹災証明を受けた方々が、新築した場合に、受けられる住まいの復興給付金を未受給の方が、大分いらっしゃるようです。(宅建業者が売主となり購入した建売や中古住宅も対象になります)

住まいの復興給付金は、年収要件のある通常の住まい給付金とは異なり、基本的に被災を受けた方であれば受給対象となります。

復興給付金は、申請しないと給付を受けられませんが、消費税8%の方は、床面積1㎡あたり5,130円が受給され、今年4月以降に消費税10%で契約した方は、1㎡あたり8,550円の給付金が受給されます。



つまり、120㎡(36.3坪)位の建物を消費税8%で契約した方は、61万円ほどの給付が受けられるのです。(175㎡まで対象)

引き渡し後、1年以内であれば申請可能ですが、わからずに申請しなかったり、通常の住まい給付金を申請したり、年収要件が合わずあきらめたりしている方が、相当数いらっしゃるようです。

お知り合いの方で、申請がまだの方がいらっしゃいましたら、教えてあげて下さい。


無垢材で造る外断熱の家

  • 無垢材で造る外断熱の家
構造材には、LVLや集成材を採用しておりますが、ヒノキの無垢材で建てた外断熱の家に住みたいというお客様のリクエストに応えるべく、人口乾燥材と天然乾燥材(4面背割れ)との比較検討をしてみました。

改めて両者を比較すると、同じヒノキでも天然乾燥と人口乾燥材とは、香りも美しさも強度も大分違うようです。

特に香りや肌触りなどは、天然には敵わないようで、お客様には、天然乾燥材でご提案してみたいと思います。

また、今月宮城県産の杉を使用した外断熱の家が、2棟着工します。

断熱性能や気密性能はそのままに、造らせていただきますのでご興味のある方は、建築中の現場を是非ご覧ください。


壁の中が真っ黒なのは?

  • 壁の中が真っ黒なのは?
リフォームや建替工事の解体で、壁を剥がすと壁の中は真っ黒で、断熱材が自重によって垂れ下がっている光景をよく見ます。

こうした現象がなぜ起きるのかと言えば、湿気や内部結露によって、断熱材が水分を吸収したり、カビが発生するのが主な要因です。

そして、気密性も悪いために、屋外や室内の埃やPM2.5を含む大量の粉じんが、壁の中に入り込み、湿った断熱材にこびり付いて、カビと汚れが交じり合って真っ黒になってしまっているのです。

先日、新建ハウジングのサイトで、壁の中の有害物質の調査についての記事が掲載されていました。

この調査はヒノキヤグループが、宮城学院大学に調査研究を依頼したものですが、図らずも私が常々話している内容が実証されています。

https://www.s-housing.jp/archives/170897

ヒノキヤさんは、現場発泡によるウレタン断熱ですので、内断熱に多く使われているグラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材の危険性を明らかにするための調査依頼だと思います。

現代も、程度の差はあるものの、内部結露の危険性を孕んでいる延長線上で、家づくりが進んでいると言っても過言ではありません。

記事の中にも、気密性の低さが原因となっていますが、内部結露は、気密ばかりでなく、断熱や換気・冷暖房や家干しも含めた生活の工夫や改善も必要です。

空気中の化学反応にご注意を

今や、一家に1台~2台は、必ずある空気清浄機ですが、空気清浄機から発生するオゾンと消臭剤の成分が化学反応を起こし、新たな有機酸などの汚染物質が生成されるという東京工大の鍵准教授のレポートを目にしてました。

室内空気の見える化で健康被害を減らす

弊社のお客様には、日頃から、極力、消臭剤や芳香剤・防虫剤などは使わないようご案内をしておりますが、もし使われているようでしたら、空気清浄機と消臭剤などの併用は控えた方が賢明のようです。

昨今、香りによる新しい公害として、「香害」が社会問題になっています。

強い香りも問題ですが、特に香り付きの合成洗剤や柔軟剤などの香成分を包み込むマイクロカプセルの原料であるイソシアネートの毒性が各方面で指摘されています。

カプセルのまま空気中に浮遊し、空気清浄機や換気のフィルターやに付着して、香りを発生させたりもしますが、破けた後の残渣は、PM2.5よりも小さく呼吸や飲食によって、いとも簡単に体内に侵入し健康を害す危険性が高まります。

そして、シックハウスと言えばホルムアルデヒドが有名ですが、これまでは年数が経過することで、室内濃度は軽減されるとされていました。

しかし、築年数を経過した住宅でも、湿気や結露による加水分解や加熱によって揮発し続け、酸化によって化学反応を起こし、二次的な汚染物質が生成されるようです。

その他にもカビやダニなどの微生物が由来するMVOCや無垢材からも揮発する天然のVOC・電化製品やOA機器などからも有害物質は発生しています。

そして、燃焼系の暖房器具や調理器具によっても、空気中の酸素との化学反応によって窒素酸化物や硫黄酸化物といったいわゆるPM2.5が生成されます。

健常者の場合、過度な心配は必要ない部分もありますが、シックハウスが引き金になって、化学物質過敏症になる方が6割とも言われています。

空気の汚れは目に見えないものの、室内は2000もの化学物質の影響を受けており、空気中では常に化学反応も起きているのです。都会の空気の10倍以上汚れていると厚労省でも注意喚起しています。

シックハウスにしても、化学物質過敏症にしても、出来るだけ健康に悪影響を及ぼすものは使わないのが大切ですが、何といっても一番の対策は換気です。

梅雨寒が続いていますが、換気のメンテナンスは大丈夫でしょうか。

換気は、2時間に1回の換気量をベースに設計しておりますが、メンテが不十分で、フィルターが詰まっていたりすると、正常に機能していない場合もあります。

特に、この時期は湿度が高くフイルターの目詰まりが起きやすくなっています。

中には、清掃ランプがついても、長期間そのままにしておられるケースもあるようなので、ご確認の上、適切なメンテナンスを心がける様お願い申し上げます。