乾燥が気になるお客様へ

日々、様々な相談や質問をいただいておりますが、一番多いのが、高気密・高断熱の家は、冬場に乾燥するって本当ですかというものです。

弊社のモデルハウスに宿泊体験なされたお客様のアンケートを見ても、気になる点はございましたかという項目には、乾燥が気になるという声も多いのが現実です。

そして、弊社のオーナー様の中にも、当初は乾燥すると感じる方も結構いらっしゃいます。

私が、いつも感じているのは、高気密・高断熱の住宅が乾燥すると感じている方の多くは、

〇 水蒸気が発生するファンヒーターなど開放系暖房から、水蒸気の発生しないエアコンなどの暖房によって、室内の湿度が下がり乾燥感を感じる。
〇 新築すると、温湿計を置くようになり、30%台の湿度計を目にすると、無意識に乾燥していると感じてしまう。
〇 局所暖房や間欠暖房によって、つけ初めや、部屋を早く暖めようと温度設定を高くすると、風量が強くなり、余計に乾燥感が強くなる。
〇 24時間換気が機能していると、室内で発生する水蒸気も常時排出されるので乾燥感を感じる。
〇 これまでの小さな茶の間から、大きなリビングになり、生活で発生する水蒸気が分散し、乾燥感を感じる。

間違いなくこんな感じだと思いますが、一番多いのが、暖房にファンヒーターを使用しているお客様です。

灯油であれ、ガスであれ、燃焼した分の水蒸気が発生するですが、1時間当たり、300グラム~500グラムは発生し、その分湿度は高くなるため、ファンヒーターを使用している住まいの湿度は、常時60%~70%位になっているのが普通です。

そして、家干しが加わると、70%を超え80%以上になり、窓には結露が発生し、窓の水滴を見ながら生活を送っているので、ほとんど乾燥感を感じないというわけで、ファンヒーターをお使いの方々は、これまで灯油やガスの水分で、室内を加湿していたということなのです。

こうした生活に慣れている方が、高断熱の家を体感すると、乾燥感を感じるのも当然の話で、さらに、30%台の湿度計などを目にすると、無意識に「随分乾燥している~」となってしまうのです。

モデルハウスは、人も生活しておらず、生活で生じる水蒸気もほとんどないので、冬場は湿度が30%を下回る場合もあります。

さすがに20%台では、乾燥感は否めませんが、あまり室温を高くせずに、20℃前後の室温で、家中の温度差を2℃~3℃以内に抑えた暮らしに慣れると、30%~40%の湿度は、気にならなくなり、皆さんが快適に過ごしていらっしゃいます。

さて、冬の季節は、空気が乾燥して乾燥注意報が発令されますが、仙台管区気象台が乾燥注意報を発令する基準はお分かりでしょうか。

実効湿度65%で風速7m/s以上か、または実効湿度60%以下の日が3日続くと乾燥注意報が発令されます。

※ 実効湿度とは、3日前からの日中1時から2時位の平均湿度です。

案外、勘違いされている方も多いのですが、乾燥注意報は、空気が乾燥することで、火災の発生や延焼の危険の注意喚起を目的に出される注意報であって、インフルエンザやスキンケアのための注意報ではありません。

私達が、日常、湿度と呼んでいるのは、空気が水蒸気を含むことのできる量に対し、その時点で含んでいる水蒸気の量の割合(相対湿度という)を示したものですが、温度が高ければ高いほど含むことのできる水蒸気の量が大きくなります。



画像は、温度による飽和水蒸気量を表したグラフですが、ご覧の通り、20℃の空気には1立法あたり、17グラムの水蒸気を含む事が出来ますが、5℃の空気には6.8グラムほどの空気しか含むことができません。

つまり、温度は5℃で、乾燥注意報が発令される湿度が60%という場合、(6.8g×0.6=4.08)となり、1立法あたり、約4.1gの水蒸気を含んでいるということになります。

普通、湿度60%と聞いても、乾燥していると感じる人は少ないと思いますが、ラジオやテレビで、乾燥注意報が発令され、空気が乾燥してますので、インフルエンザにはご注意くださいとか、火の元にもご注意ください。

というアナウンスを聞くと「乾燥」という二文字が、頭にインプットされてしまい、室内の湿度計なんかみたら、随分乾燥している~となるわけです。

仮の話ですが、外気温5℃で湿度60%の空気を、そのまま一気に、室温20℃の家の中の空気と交換したら湿度はどうなるでしょう。

先ほど、説明した通り、5℃で湿度60%の空気の場合は(6.8×0.6)で約4.1グラムの水蒸気が含まれているので、17グラムの空気を含むことの出来る20℃の空気と入れ替えると、4.1÷17=0.241となり、室内の湿度は、一気に24%となるわけです。

※ この4.1グラムという空気中に含まれている水蒸気の量そのものを絶対湿度と呼びます。

実際は、人が生活しているので、呼吸や汗・炊事や洗濯・入浴などによって、多少湿度は上がり、30%~40%になります。

要するに、5℃で60%の水蒸気の量も、20℃で25%の水蒸気の量も、水蒸気の量(絶対湿度)そのものは、同じなわけで、室温が上がれば、湿度が低くなるという理解が必要なのです。

24時間換気によって新鮮な外気を常時室内に取り入れ、ファンヒーターなどは使用せずに、エアコンや床暖房など、水蒸気を発生しない暖房を使用する高断熱の家では、乾燥気味に感じるのは、ある意味必然となります。

多くの方は、ある程度の乾燥は、すぐに慣れて、良質な空気環境によって、カビやダニの発生を抑え、空気中に漂うハウスダストや室内に漂う化学物質を常時、排気することで、アトピーやアレルギー・喘息などの症状も、改善するというわけです。

もちろん、喉の弱い方やインフルエンザの予防を図るためにも、ある程度の湿度はキープしたいというのも当然の話で、室温20℃・湿度40%を一つの目安として心がけていただきたいと思います。

最近は大分お洒落な加湿器がいろいろ売られているようで、上手な加湿器の利用をおすすめしたいのですが、湿度のコントロールが難しく、水の補給や掃除なども大変で、メンテナンスが悪いとカビなどもすぐ生えてしまいます。

我が家でも、新築当初は加湿器を使っていましたが、今では、冬の相対湿度は35%前後ですが、加湿器はほとんど使わなくなりました。

乾燥が気になる方は、冬期間の洗濯物の室内干しも加湿対策には役立ちますし、濡れたタオルをかけたり、観葉植物に水をやるなど、お客様の暮らしに合わせいろいろ工夫してみてはいかがでしょうか!

また、内装に塗り壁やエコカラットなどを採用しているお客様は、壁に霧吹きで水分を含ませたりするのも効果があり、玄関や和室前の土間部分に水を撒いたりしてもOKです。

いろいろな工夫をしながら、その家なりの暮らし方を楽しむのも、高断熱の家に住む楽しみのひとつでもありますので、暮らしの達人!目指してチャレンジしてみて下さい。

そして、よくテレビやラジオなどで、インフルエンザの予防のために、湿度60%が望ましいというようなことをいう方がおりますが、かなりピントがはずれた話ですので間に受けると大変なことになるので、注意が必要です。

閉め切った部屋ならいざ知らず、冬期間において、高断熱の家で60%の湿度をキープするには、何台もの加湿器を常時運転させなければならず非現実的です。

インフルエンザに家族が罹患した場合は、感染を防ぐために、ある程度の加湿は必要かもしれませんが、インフルエンザに初めに感染するのは、大抵は外で潜伏時間を経て家で発症するので、家の中で罹患するわけではないのです。

そして、乾燥より怖いのは結露やカビの問題です。

室温20℃で湿度60%にしたとすると、露点温度は12.3℃になり非暖房室や目に見えない壁体内の12.3℃以下の部分では必ず結露が発生するのです。

そうした状態で、洗濯物を干したりしたら、すぐ湿度は80%にも90%にもなることで、露点温度も、高くなり、大半の家では、家中が結露だらけでカビも発生し、カビ取り剤や消臭剤・防虫剤など、多用するようになり、インフルエンザの予防どころではなくなってしまいます。

もちろん、高性能な家では、7℃も8℃も温度差は出ないので大丈夫ともいえますが、換気を消したり、閉め切った部屋に洗濯物を干したりして、湿度が高く場合や、外の冷え込みが厳しいような場合には、結露がうっすら発生するケースもございます。

結露は、含むことの出来なくなった水蒸気が水に変わる現象で、簡単にいえば湿度100%ということです。湿度を上げれば上げるほど結露の発生する露点温度も高くなりますのでご注意ください。

インフルエンザのウイルスは、空気中では繁殖もしなければ空気感染もしません。(飛沫感染はします)手洗いやうがいを励行して、空気の綺麗な温度差のない家で暮らすことで、基礎体温も上昇し、ぐっすり眠たれることで、自然と免疫力も高まり、そうそうインフルエンザには感染しないのです。

喉が乾燥するという方は、飴を口に入れたり、適時水分を補給いていただき、お肌の乾燥が気になる方は、保湿クリームなどで対応していただければOKです。

余談ですが、お医者さんや看護師さんは、常にお茶や水を飲んで、インフルエンザのウイルスを胃に落とし込んで、感染を防いでいます。

窓や押入れに結露している家は、床下や壁の中・小屋裏でも、内部結露している可能性が高い家でもあるのです。



省エネで快適に暮らすのはもちろん、人の健康や建物の腐朽や蟻害を招く、悪の根源である結露を防ぐためにも、冬は40%・夏は60%前後にコントロールすることが、非常に重要となりますので、ご理解下さい。

※ 先日も紹介しましたが、部屋を閉めきって、ファンヒーターで暖房し、家干しをして、換気を疎かにするというのが、最悪のパターンとなりますので、くれぐれもご注意ください。





開放的な暮らしとエアコンの連続運転

大東オーナーのお宅では、トイレや洗面・脱衣所・お風呂のドアは使わない時は開けたままというのが基本形で、トイレや浴室・寝室や子供部屋についても同様です。

改めて説明するまでもありませんが、小さなエネルギーで各部屋間の温度差をなくし、寒さにによる様々なストレスを感じることなく快適に過ごしていただく為にも大事です。

暖房のある部屋を閉め切っても、あるい非暖房室のドアを締め切ったままにしていると、いくら断熱性能の高い外断熱の家でも、部屋間の温度差が生じるばかりか、ドアの開閉などでスース―と冷たい気流を感じてしまう場合が出てきます。

そして、家の中に温度差があると、室内で発生する水蒸気は、寒い箇所へ移動し、湿気っぽ 
くなったり、時にはうっすら結露が生じるケースも出てくるのです。

弊社の外断熱の家は、構造の外側(基礎・壁・屋根)で連続した断熱工事を実施する事で、熱橋(ヒートブリッジ)を防ぎ、レベルの高い気密工事を施工する事で、熱の損失を最小限に抑え、外の寒さも建物の外側で遮断する事が出来るのです。

つまり、従来、外気の影響を直に受けていた床下や天井裏・壁の中にいたるまで室内と同様の温熱環境となり、建物腐朽の大きな原因につながる躯体内における内部結露が防げるというわけです。

ご理解いただきたいのは、断熱ラインを構造の外側にする事で、必然的に内断熱の建物と比べ、室内側(断熱ライン内側)の容積が倍近くの大きさになるということです。



つまり熱容量の大きな建物となり、大きなやかんや鍋でお湯を沸かすのと同じように、熱くなるのも時間がかかる一方、一度暖まればなかなか冷めないという外断熱特有の大きなメリットが生まれるという事になるのです。

さらに基礎のコンクリートや柱や梁などの木材までも、蓄熱体となって熱を蓄える事で、床・壁・天井といった壁面も暖まり、その輻射熱によって、さほど室温を上げなくとも体感温度は高く、十分な暖かさを感じる事が出来、震災などで停電となってもしばらくは寒さを感じずに過ごせるというわけです。



そして、暖房方法においても、いる時だけ、使う部屋だけを暖めるという従来の間欠式の暖房では、その部屋の空気を暖めているだけに過ぎず、輻射熱の暖かさを感じないばかりか、暖まるまで時間がかかり、暖房効率も悪い為、暖房費を節約しているようで逆に高くなる場合も多く、非常に無駄な使い方になってしまうのです。

これまでの生活習慣もあり、夜間、眠ってる間や日中留守にしているときにも、暖房するのは、抵抗があるとは思います。

しかし、20℃のリビングで、暖房を消して朝15℃まで室温が低下すると、15℃から20℃にするまでの電力消費は、20℃を維持する消費の3倍位のエネルギーを要します。

さらに、オール電化の場合、朝7時以降の電気使用は、夜間電力の約3倍の日中の電気料金となりますので、実質1時間当たりの電気料金は単純に約10倍にもなるのです。

しかも、エアコンで間欠式の暖房をしている場合は、どうしても暖まるまでの気流や音が不快に感じてしまいます。

暖めようとしたときに霜とり運転になったりすると、逆に寒さを感じてしまいます。

何より、快適で健康な住み心地を求めて、折角、外断熱の家を選択した意味も薄れ、実にもったいない事をしているとも言えるのです。

ご理解いただきたいのは、これまで暖房と言えば、いる部屋の空気を温めるものでしたが、外断熱では、家そのものを暖めるという感覚が必要なのです。

消したりつけたりの間欠運転は、室内に最低でも5℃~10℃近くの温度差のある家となり、ヒートショックを初め、湿気や結露などで生じるカビやダニによるアレルギーなどの健康被害は解消しません。

多くの皆さんは、カビやダニ・衣類害虫対策に、消臭剤や芳香剤・防虫剤や防カビ剤などの薬剤を無意識のうち使用し、室内の家干しの臭い対策に、界面活性剤や人口香料を含め無数の化学物質が含有された合成洗剤や柔軟剤なども多用しています。

これら現代の暮らしには、ある意味で不可欠かと思える商品も、部屋間の温度差をなくし、湿度を一定に保ち、清掃を心がけ、換気によって綺麗な空気環境にすることで、ほとんど解消するのです。

そうすることで、家事労働の負担やストレスは逆に減り、無駄な日用品の消費や医療費なども大幅に減少し、家計にさえゆとりが生まれてくるのです。

外断熱のメリットを最大限生かし、省エネかつ快適で健康な住み心地を実現するためには、まずは建物の構造躯体までしっかり暖め、暖房の連続運転により外断熱の建物自体の持つ保温性を維持しつつ、開放的な暮らし方をするというのが非常に大事なことになりますので何卒ご理解下さい。

※ 夜間や翌日の最低気温を見ながら、夜間は20℃~22℃設定にして、日中留守にする時は18℃位にするなど、ご家族のライフスタイルに合わせた、上手な利用法がいろいろありますので、ご不明な点などございましたら何なりとお問合せ下さい。尚、冬期間は24時間換気は、弱運転にしていただくことで、熱損失を防ぎ省エネになりますので、よろしくお願いいたします。

光熱費も気になる方はエアコンは連続運転の方が安いをご覧ください。



日本の窓は、先進国で最低レベル

  • 日本の窓は、先進国で最低レベル
日本は、家の断熱同様、窓の性能も先進国の中で最低レベルで、お隣の中国よりも性能の低い窓の性能基準です。

ようやく、樹脂窓枠のペアガラスやトリプルガラスが普及してきましたが、まだ7割以上の住宅がアルミサッシの単板ガラスかペアガラスです。



新築住宅の窓の断熱基準ですが、宮城では3地域となっており、U値(熱貫流率)が3.49でもOKです。

さすがに、これでは断熱性能が低いということで、その1ランク上の基準の窓(樹脂とアルミの複合の窓枠にペアガラス+LOW-E)が多くのハウスメーカーで標準になっており、この基準が4スターとして、基準では最高等級になっています。

数値だけみても、ピンとこないと思いますので、簡単に説明すると、U値というのは、熱貫流率を表す数値ですが、外と内の温度差1℃あたりの窓面積1㎡の1時間に逃げる熱量をWで表したものです。

120㎡(36.5坪)位の建物ですと、概ね30㎡前後が窓の面積となりますが、この面積にU値と温度差をかけると、その家の窓から逃げる熱量の目安が分かります。

例えば、室内が20℃で外が0℃だとして、アルミサッシの1枚ガラスだと

6.51(U値)×30(窓大きさ)×20(内外温度差)=3906となりますが、1時間で3906Wの熱が、窓から失われることになります。3906Wというと4KW(12畳から14畳)のエアコンの容量分の熱が逃げるということで、部屋も暖まらないばかりか、光熱費が莫大になるのがおわかりになると思います。

この様にして計算すると

4.65(アルミのペアガラス)の場合は、2790W
2.23(アルミと樹脂の複合+LO-E)の場合は、1338W

となり、U値が低ければ低いほど熱損失量がすくなくなるのがお分かりになると思います。

窓の性能は、家の寒さや結露・カーテンや床の汚れや傷み・カビの大きな要因で、快適さや光熱費にも大きく影響を及ぼします。



画像は、世界の窓の種別のグラフですが、ほとんどの国で樹脂や木製が主流なのに対して、まだ日本では、まだ10%にも満たず、普及が進んでいないのがわかると思います。

ちなみに断熱の意識の高い北海道では、アパートも含めほとんどの住宅で、樹脂窓が採用されています。

アルミは、木製や樹脂の1000倍も熱伝導率が高く、大半のお宅で結露が発生しますが、性能の悪い窓は、熱もお金も健康も逃げているということをご理解下さい。

そして、壁面や窓・床の表面温度が、低いと冷輻射の影響で、人の体温も奪われるので体感温度も低くなり、暖房の設定温度も高くなり、益々、光熱費が嵩みます。

日本では、いまだに新築住宅でも、アルミと樹脂の複合サッシが、主流となっておりますが、大手のサッシメーカーも樹脂の製造販売に力を入れており、急速に樹脂サッシの普及が進んでいます。

家の断熱同様、性能の悪い窓を選択すると、熱もお金も逃げて行き、快適さや健康を損ない、増えるのは結露やカビ・洗剤やカビ取り剤・消臭剤であり、掃除の煩わしさやストレスだということをご理解いただきたいと思います。

そして、弊社では、2年前から標準ですが、ガラスもペアからトリプルがあたり前の時代が、もうすぐやってきますので、くれぐれも窓の選択を間違わない様にしていただきたいと思います。

ちなみに窓のU値を1.0まで上げると、1.0×30×20=600Wとなり、家全体の窓から逃げる熱量は、ハロゲンヒーターの弱運転程度の容量となります。

浴室で年間17,000人が死亡

  • 浴室で年間17,000人が死亡
交通事故による悲惨なニュースは絶えませんが、交通事故による死者数は16年連続で減少しており、平成29年度には3694人となりました。

その反面、急速に進む高齢化にともない、年々増加しているのが、浴室内の不慮の事故死で、年間で推定17,000人もの方が亡くなっているとされています。

そして、今年に入り厚労省では推定20,000人とされると公表しました。

しかも、その死因の半数近くは、浴槽内での溺死というから驚きです。

大きな原因は、脱衣室や浴室の寒さで、暖房している部屋や浴槽内との大きな温度差が、急激な血圧の変化を招き、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの疾患を引き起こし、浴槽でお湯に浸かった状態でこうした事故が発生すると、誰にも気づかれないまま死にいたってしまうのです。



また、浴室以外でも温度差のあるトイレや洗面・廊下などでも同様の事故は多く、この何倍もの悲しい事故が家の温度差によって引き起こされているのです。



現在では、寒さがもたらす家の温度差が起因して、推定で20万人から30万人ほどの方々が、冬期間に室内で死亡しているという現実を理解しなければなりません。

そして、真剣に考えなければいけないのが、ヒートショックによる事故は、死に至らないまでも、数多くの方々が、その後の後遺症に苦しんでらっしゃるということです。

さらに事故後は、本人もさることながら、ご家族が精神的にも肉体的にも経済的にも大きな負担を強いられた生活を送らなければならないのです。

こうした事故に遭遇する危険性は、免疫が低下し、血管が弱くなってくる高齢者の方に多いのですが,ご自身やご家族も含め、人間誰しもが必ず年を重ねていく事をリアルに考えていくことも必要で、最近では中高年の方々のヒートショックも大分増加しているのです。

お風呂や洗面所に簡易の暖房などを設置しているお宅も増えては来てますが、廊下やトイレ・玄関や勝手口など家中を万遍なく暖めるのには、現実的には非常に難しいことです。

下記のグラフは、全国の冬季の死亡率のグラフです。



ご覧の通り、日本で一番寒い北海道が、一番低いのですが、これは高断熱・高気密住宅の普及率が一番高いのが、大きな要因です。

家の隅々まで温度差が少ない暖かい家で暮らすことは、こうした悲しい事故のリスクを抑え、未然に防ぐためにも、非常に大事なことではないでしょうか。



東京都の資料ですが、浴室での死亡事故は11月から増加しますが、12月にピークを迎えます。予防の意識が不十分で、体の慣れや一番忙しく疲れているなどの要因が考えられますが、くれぐれもご注意ください。

一番風邪をひきやすいのが寝室

大分、寒くなってきましたが、一番風邪の引きやすい場所はご存知でしたか?

ズバリ!それは寝室です。

睡眠中は、唾液の分泌や水分の補給も出来ない為に、ウイルスを胃に落とし込むことが出来ず、鼻や喉の粘膜に付着したウィルスが体内に侵入し増殖しやすくなるのです。

また、睡眠中はもともと免疫の活動も弱まり、寒い寝室で寝ていると、体温が下がりさらに免疫力が低下することで、風邪をひきやすいとも言われております。

さらに、空気が汚れていると、免疫がハウスダストや有害物質の対応に追われ、ウイルスの防御まで、免疫が働かなくなるというから驚きです。

対策として、

〇 お風呂に浸かって体を暖かくして、水分を十分にとって寝りにつく。
〇 寝室の温度は18℃前後にして、湿度を40%~50%に保つようにする。
〇 寝室や寝具の掃除と室内の換気を良くする。

その他にも、マスクや空気清浄器なども効果があり、枕元にお水を用意しているだけで、大分違うようです。

特に、疲れているときや体調がすぐれない時などは、要注意となります。

清浄さや温度・湿度など、寝室の環境を良くして、睡眠の質を高めることは、風邪やインフルエンザの予防にも重要となります。

外断熱の家に暮らす大東オーナーの皆さんから、よく風邪をひかなくなったという声を頂戴しますが、温熱環境と空気環境の優れた家は、体温の低下を防ぎ、おのずと免疫力も高まり、病気を未然に防ぎ、健康に暮らせるようになるのです。

不思議なことに、少し熱っぽいな~とか、頭痛がするな~といった、風邪などの初期症状の場合でも、一晩ぐっすり眠ることで、次の日には回復しているという方も非常に多いのです。

※ 以前、お風呂の水の塩素除去に紹介したビタミンCの原末ですが、風邪の予防にも抗酸化にも効果大です。同封のスプーン1杯で1グラム摂取すると、1000㎎ですので、レモン50個分のビタミンCとなります。価格も、200グラムで2300円ぐらいなので、1日2回、500㎎ずつ、水やお湯で薄めて飲んでも200日分となり、とてもリーズナブルです。朝晩の食事後に摂取するといいようです。バカにされたと思って是非お試しください。