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グラブ”ジャームーン”。

グラブはバラの花のことで、宮廷料理に飾られると書いたが、お菓子でもグラブ ジャームーンというお菓子があります。
ジャームーンというのは木の実で、そのまま食べられます。

デリーではコンノートのまわりに植えてあり、これを入札してこの木はうち、
この木は〇〇さんと決め、木の実を採取します。

だいたい6月頃です。

グラブ ジャームーンは、バラの香りのするジャームーンというお菓子なのです。

まずコーヤーをつくり(コーヤーとはミルクを水分がなくなるまで煮詰めます。それも白く、ミルク色になるように。)、このコーヤーにほんの少しの小麦粉を加え、練り、お団子にして油であげます。

これをシロップを作っておき、バラの香りを加えておき、その中に揚げておいたお団子を加えます。

このお団子が一人でシロップを吸い、クルっとまわります。
このお菓子をグラブ ジャームーンといいます。

コーヤーは強い火で煮詰めると、白くあがります。
2020.06.13:jay:[インド料理のあれこれ]

宮廷料理にバラの花とパンダナスの香りを。

バラの花びらやバラの香りをつけるのは、インドの宮廷料理です。

ヒンドゥー教は蓮の花が貴重な花なのですが、モスリムやムガール帝国の料理にはバラの香りやバラの花を飾ったりします。

花の香りといえば、ケクラもあります。

Kevaraとは、パンダナスともよばれており、スクリューパインという名前があるが、和名では”たこの木”といわれています。

インドにも南の方の川辺や沼辺に植えており、ゴーギャンの絵でも知ることが出来る。
2020.06.12:jay:[インド料理のあれこれ]

グラブペッター。

インドで葉のことをパッターということは理解してもらえたと思いますが、花のことをペッター(PATAL)といいます。

ローズの花弁を出来た料理の、特にお菓子の上に飾ったりします。

出来上ったお菓子にグラブバリ(ローズウォーター)をかけ、バラの花弁(はなびら)グラブペッターを飾ります。
2020.06.11:jay:[インド料理のあれこれ]

アチャール。

テレビでみたエビベースのアチャールの作り方というかなり面倒な料理として作ってました。

私はアチャールをつくる時、あまり動物性のアチャールではなく、植物性のアチャールをつくってましたが、そのうち動物性のアチャールも作ってみようかと思ってます。

ジャイの日に。
2020.06.10:jay:[インド料理のあれこれ]

ダニヤーパッター つづき2.

ダニヤーパッターの葉を使った後の根の部分はインドではあまり使われていないが、タイ料理では鶏肉を煮るときなどに根を一緒に似ていくと鶏も香りがよくなり、その後の料理作る時もいろいろ便利です。

もちろんインド料理ではなく、タイ料理の時です。

今から40年くらい前、東京の店へ来た客が、「コリアンダーを入れすぎると、なんか後口が悪くなる」と言ってたけど、それはモロッコのダニヤーで、インドのダニヤーだと少しくらい入れすぎてもすっきりしてます。
2020.06.09:jay:[インド料理のあれこれ]