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特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介②

  • 特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介②

本展では、幕末から明治初期の有力者の肖像写真(鶏卵紙)が充実。

 

画像は最後の将軍徳川慶喜(個人蔵)

この他旧大名家では会津藩主松平容保、土佐藩主山内容堂など。

縁戚関係や政治的に立場の近い大名家が多いようです。

有力者の容貌は、他所の写真と比較可能ですが…

 

難しいのが上杉家の分家や家臣たちの容貌の判断。

この幕末の写真(個人蔵)は、左から3人目を上杉茂憲と推定。

他は誰か未詳ですが、茂憲の右隣に座る人物は上杉家の一族でしょうか。

左右に控える家臣?は誰か??

藩主茂憲の側近や重臣でも、幕末の容貌が分かる人物はわずか。

今後の課題です。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.18:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介①

  • 特別展「上杉家伝来写真 ~華麗なる人脈、米沢との絆~」展示紹介①

今回の展示では、上杉家の御用写真師ともいえる地元米沢の坂根儀一郎(坂根写真館)にも注目。

明治29年、上杉家が米沢に邸宅を構えて以降、坂根は当主茂憲や家族、邸宅など、上杉家の写真の大部分を撮影。

本作は伯爵邸の庭にて、憲章他を撮影(当館蔵)

 

儀一郎は東北写真師の祖とも称される菊地新学の弟子で、

明治25年発行の米沢の著名人番付には有名写真師として掲載されています。

門東町に写真館を構え、双真堂 とも称しました(「米沢商工案内」、当館蔵)。

台紙には「G.Sakane」、「坂根義一郎」の表記も確認できます。

 

大正4年頃には「K.Sakane」とあり、代替わりしたようです。

その後も上杉家の御用を務め、邸宅や宝物なども撮影。 昭和7年の「大日本職業別明細図」からは、現在の市立米沢図書館北側あたりに写真館があったことが分かります。

米沢や山形の写真史を知る上でも、上杉家伝来写真は貴重な史料群です。

 

展覧会詳細はこちら

 

【お問い合わせ】

 米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.11.17:denkoku:[博物館情報]

11月の体験学習室

11月の体験学習室についてお知らせいたします。

季節企画は「七五三」(10/28(金)~11/23(木祝))です。
造形体験は「モールでつくろう」(10/28(金)~11/23(木祝))です。

モールとは、金糸・銀糸などと細い針金とをより合わせ、ひも状にしたもののこと。いろんなかたちを手軽に作れます。
季節を先取りして、写真のようなクリスマス飾りを作ってみませんか?

 

※ご利用の際はマスクの着用、手指の消毒(手洗い)にご協力ください。
※発熱や、風邪症状のある方はご利用をお控えください。
※5人以上のグループでのご利用は、事前にご相談ください。
※現状での定員は15名です。混雑時はお待ちいただくこともございます。

それではご来館を心よりお待ちしております。
お問い合わせは 米沢市上杉博物館0238-26-8001までどうぞ。

2022.10.28:denkoku:[体験学習室]

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

  • 令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《上杉禅秀の乱》

【展示期間】10月27日(木)~11月23日(水祝)

第8回目は、「上杉禅秀の乱」をテーマとして関連文書を紹介します。上杉禅秀の乱とは、応永23年(1416)10月、前関東管領上杉禅秀(氏憲)が、鎌倉公方足利持氏に対して起こしたクーデターで、成功するかに見えましたが、幕府の持氏支持表明を転機に、翌年正月禅秀らが自害に追い込まれ、終結しました。この乱は地域社会の対立が鎌倉府構成者の対立に発展した結果起こり、東国を二分する抗争となったとされます。禅秀が出た犬懸上杉氏と山内上杉氏も対立しました。

この乱の戦後処理の一コマを、足利持氏と関東管領上杉憲基の動きから紹介します。

「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。2000年制作の複製で、現状を複製したものです。

また、10月22日(土)~11月20日(日)の期間中は、原本を展示します。

 

▼ コレクショントーク

 日時:11月6日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.10.27:denkoku:[博物館情報]

令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

  • 令和4年度 上杉文華館「関東管領上杉氏」

令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。

 

《応永の乱》

【展示期間】9月29日(木)~10月25日(火)

 

 第7回目は、「応永の乱」をテーマとして関連文書を紹介します。応永の乱とは、応永6年(1399)11月、中国地方に勢力を誇った守護大名大内義弘が、室町幕府に起こした反乱です。幕府の足利義満は義弘を討ち、大内氏の勢力を大きく削減しました。この時、義弘は鎌倉公方足利満兼と共謀していました。満兼は将軍になることを望んでいましたが、義弘の敗死によって野望は潰えました。このような事態に義満は上杉憲定に処理を求めました。これによって義満と山内上杉氏の関係がより深化したといわれます。そのような憲定の動きについて、国宝「上杉家文書」から紹介していきます。          

 「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。2000年制作の複製で、現状を複製したものです。

また、10月22日(土)~11月20日(日)の期間中は、原本を展示します。

 

▼ コレクショントーク

 日時:10月2日(日)  10:00、15:00

 場所:常設展示室 上杉文華館

 ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2022.09.30:denkoku:[博物館情報]