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稲穂

  • 稲穂

黄金色。
2011.10.02:asuka:コメント(0):[■畑の作物たち]

暮らし考房さん



金山町にある
暮らし考房さんへお邪魔してきました。

ずっと訪れてみたかった場所であり
念願がかないました。

県の研修制度を利用し
藍染めと暮らし全般に関して
学んできました。


この日、お話をうかがったのは
栗田キエ子さん。

ご家族で考房を営まれているのですが
私が勉強したかったのは
やはり女性目線での”暮らし”そのもの。

自分が思っていた以上の学びを
たくさん得てきました。




最初は染めに関することを中心に教えてもらいました。

藍色のドラム缶には、
本藍染めの液が入っています。

発酵臭があります。
もう、数年来
発酵系とは仲良しの私なので
イヤな匂いでも何でもありませんでした。




収穫して干してある藍を見せてもらいました。

私が植えた藍と状態も似ていて
手探り状態でも間違ってはいなかったことに
とりあえずほっとしました。


藍染めをしながら、
いろんなお話を聞けました。

手順は覚えやすいので、
手を動かしながら、
風景を見たり、
お話をしたり。


液につけ、空気にさらし、を3回繰り返し、
濃紺に染まるスカーフ。

柄も自分でデザインできます。

箸や小石で縛って模様をつけたりと
やり方は何通りもあります。

私は糸で縫って模様をつけるデザインを選びました。

液につける回数を増やせば増やすほど、濃く染まりました。

染めも科学という感じがします。

草木染めは、
一種類の草木で緑は染められませんが、
たとえば
紅花染めの黄色と藍染めの青で
緑を染め上げることも出来ます。




最後に水の空気と触れさせます。

流水にさっと流したときに
濃紺が目の覚めるような藍色に変化します。




ただ干していても、絵になる…。

ちょっとそこに置かれたものでも、
全てが絵になるのです。

風景も暮らしも全てが素敵で
改めて尊敬の念がふつふつと。


私が目指すものというのがあるのなら
一つの形がここにある、という場所です。

私は家が農家ではないし
家族全員で営む工房を作れない状況にあるけれど、
仲間とはじめる工房なら出来る。

そのお手本としたい場所が
ずっとずっと
暮らし考房さんだったのです。


キエ子さん曰く。

のんびりと、
無理のないように。

私もよく自分に言い聞かせる言葉ですが、
自分で自分に届かないその言葉。

キエ子さんが発すると
すとんと心に落ちるようでした。


生活に対するスタンスが一貫していて
その芯がおろそかになることがないのだと思います。

夕食を出す民宿ではなくB&Bというスタイルを選び
冬期間は染めもお休みになります。

基本に農業があり
他のものは全て
生活を愉しむために自分たちがやっていたことが
考房の活動に派生したものに過ぎないという感じです。

もとから「なりたい何か」があったのではなく
人から求められるうちに出来上がったものや、
お客さんと共同で作り上げた何かだったりするところに
私の次へのステップのヒントをもらった気がします。


次に進む活力となりました。

今日という日があっただけで
あとは今年一年頑張れそう、くらい。

土内廃校プロジェクト イベントのご案内

  • 土内廃校プロジェクト イベントのご案内
今年のイベント第三弾です!


恒例の畑仕事あり、
芋煮あり、
今回は特別ゲストに吉本のあの人~!


お手伝いだけだった昨年とは違い
今年は毎回
メインで関わらせてもらう”授業”がありますが
今回は石鹸作りになりました。

学校だけに、理科の授業的に。

石鹸作りを人に教えるたびに
「先生みたい」と笑われます。

私が教える体験モノは
家庭のキッチンでできることが大半ですが
石鹸作りは
薬品を使うこともあり
理科の実験に近いです。

私がそうだったように
理系が好きな主婦の方は特に
石鹸ワールドに
一度ハマったら抜け出せないこと必至です(笑)

今回は初心者の方向けに
いろいろアレンジしてますので
気軽にご参加ください♪


今回はかなり濃い内容になってますよ。
お楽しみに。

次回は綿の収穫もできるでしょうし、
収穫の秋は楽しみがいっぱいです。

白露→秋分

今月は二十四節気を感じる暇もなく
怒涛の日々を過ごしています。


長女がおたふくを発症してから
早起きして農作業することもなく
日の出を眺めることがないうちに
いつのまにか秋分を迎えました。

長女のおたふくが完全回復するまでが二週間。
全く入れ替わりで次女が発症。
(おたふくの潜伏期間は二週間)

10月1日に運動会があやしくなってきました。
いっそ三女も伝染(うつ)ってしまえばよかったのに。


今月は
ほとんどのお仕事を断ってしまいました。

申し訳なくも思いますが
これが普通に会社員をしていたら
これほどお休みをいただくことは不可能だったと思うので
とりあえず
家族や実家の親をあてにしなくても
子供たちと過ごせていることに
少しほっともしています。

主婦だからできている、この活動。
母だからできている、この活動。

そこから農にたずさわれたことに感謝しつつ
芯の部分がグラグラしないように。


家族を犠牲にすることなく活動しなければと思うあまり
最近はちょっと自分が無理をすることもありました。

(夫もけっこう犠牲になっている笑)

体調管理が大切。


実は、夫は10月から職がかわります。

今年は
私だけではなく
夫にとっても変化の年。


義父さんが入退院を繰り返していることもあり
誰か一人の力ではどうにもならない、
協力しなければ成りたたない多世代同居家族。


長女と一緒に引きこもっている間
私の中にも心境の変化もありました。

溜まっている仕事を片付けながら
睡眠不足の日々を送るうちに
きっと次女のおたふくも完治するでしょうけど、
そこからの日々は
これまでと同じではいけないなと思うところもありました。


忙しいのは好きなので
雪が降る頃までは
きっとこんな生活をしているのでしょうけど。


考えているのは雪が溶ける頃の季節のこと。


今年は畑をはじめることができました。

いろんなイベントにも参加できました。

食材ネットのお仕事のおかげで
人とのつながりも持てました。

あと欲張りません。
十分です。

来年からは、少し、取捨選択。

人を誰も彼も。
活動をあれもこれも。
一年目はそれでよかったです。

でも、二年目からは前進。
来年からは、管理する畑も絞って
より掘り下げた農の活動を。


もともと一人が苦ではなくて
これまでの人生では
自分のペースで突っ走ってきましたけど、
今年は人と一緒に何かをやることが多くて
すごく勉強になった年でした。

(なぜか今年のまとめに入ってます笑)


台風も過ぎ、秋の高い空が見えるとともに、
10月からは、
ちょっと違った風景が見えそうです。

大根の種まき

  • 大根の種まき
おたふくで保育所に行けない長女。

しかし腫れが完全に引かないだけで
元気も元気。

畑で大根の種まき。
ちょっと時期ぎりぎり。

大きくなーれ。
2011.09.20:asuka:コメント(0):[■畑の作物たち]