雪が降って 久しぶりの冬が来た
何故か懐かしい冬の色
久しぶりの雪景色に
いつものように汽車が来た
写真は今年の2月1日に倒れた杉の根元である。根回りは2メートル近くあり、防雪林の中でも太く、頑丈そうに見えた巨木の一つであった。しかしながら根元は、ご覧のように空洞になっていたことがわかる。
この2年ぐらいの間に、倒木による運行遅延事故が3回程発生している。これまでは枝の一部や割合と細い幹が折れていたので、単に強風の性だろうと思っていたが、今回の状況を見ると防雪林全体が脆弱になっているのでないか、と思えてくる。冬の葉山下ろしから線路を守るために植えられた木々が、100年の歳月を経て力尽きようとしているのかもしれない。
「長井線の今昔」を著した故小口昭氏が、最後の貢で「長井線に在る防雪林は文化財的な価値があり残しておきたい」と記している。樹間から差し込む夕陽の素晴らしさを思い、小口さんのメッセージに共感しながらも、倒木が示す目の前に迫った現実の厳しさに圧倒されるようだ。
物置を片付けていたら、「でんしゃがいっぱい」という絵本が出てきた。こんな絵本を買っていたのかと思いつつ、ページをめくると山形新幹線の新聞の切り抜きが出てきた。
山形新幹線は平成4年(1922年)7月1日が開業日である。この年は第47回国民体育大会が山形県で開催された年であり、山形新幹線と共に庄内空港も開設されるなど、交通インフラが整備された年でもある。
とりわけシルバーメタリックの山形新幹線(400系)は、「銀の衝撃」と言われるほどに人気があったものである。小学校に入学したばかりの息子は鉄ちゃんではなかったが、新聞記事を絵本に張り付けたものであろう。新幹線を見たい!と思ったのかもしれない。
開業から30余年を経て来月16日、山形新幹線にE8系の車両がデビューするという。子供たちにとって新幹線は、今の時代でも憧れの対象なのであろう。けれどもガタゴト走るローカル線にも愛着を持ち続けて欲しいものだ。
2月7日
うれしいも悲しいもここから、ここから始まった。集団就職で友を見送った駅。わんぱく坊主の同級生が偉くなっていたっけ。悲しい知らせに涙流して降りた成田駅。なつかしい、なつかしい。ここから、ここから人生が始まった。間もなく、天国の皆様に会える日も近い。
【おらだの会】停車場ノートへのこの投稿は2月7日の日付となっている。折しも「駅茶こぼれ話」に、「集団就職」の連載を終了したのと同じ日であった。「くじけちゃならない人生が、あの日、ここから始まった」という「ああ上野駅」の歌詞そのままの人生を生きた人がいたのだ。そんな皆さんにとってこの駅舎でのひと時が、懐かしい友との心安らぐひと時であることを願っている。ああ成田駅!
「大切な人への応援」をテーマにした長井線写真コンテストが開催中である。主催が高校生マーケティングプロジェクトで、2月3日から25日までの応募期間となっている。
同プロジェクトは、事務局となっている山形県置賜総合支庁のHPによると、高校生と地域とのつながりを創出すると共に地域の魅力や価値を発信していくための取組みとして実践するもので、今年度は長井線の新たな客層開拓をテーマに実施するとのことである。
大人、高校生、子どもの3部門があり、賞品もラーメン無料クーポンやもっちぃグッズの詰合せなどユニークなものとなっている。長井線を被写体として。大切な人に向けてどんな応援メッセージが表現されるのだろうか。楽しみにしたいと思う。