朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

01.朝日連峰エリア:詳細について
 朝日連峰は、昭和25年に指定を受けた磐梯朝日国立公園の中枢をなす山形・新潟県に連なる美しい山です。山容は壮麗なる山肌に、重畳たる山並みの姿ときめ細かな彫りの深い渓谷の顔をもっています。日本海より40kmの隔たりしかなく、冬ともなると直に季節風を受け、主稜西側へ大量の積雪となります。この膨大な雪は水となって流れ、岩を侵食し左右非対称の独特の姿と高山植物やブナ林に代表される豊かな生態系をつくり出しています。
お話 : 西澤信雄さん (朝日鉱泉ナチュラリストの家代表)
※写真提供 : 佐竹伸一さん
 和銅年間(708〜14年)信越地方より、山形県内陸部に多くの移住があり先進的な農業技術と共に大沼浮島周辺に見られる神仏混合の山林宗教が入ってきました。同時代、朝日山箕輪に極楽寺を建て柴灯を焚いて神仏に祈願しています。14年後に鳥原山(十谷ケ原)に二之宿を設け、持統10年(756年)には朝日権現堂を再興しています。その外に八幡社・大黒堂、白滝には弁財天を建立しています。造営と維持には多大の労力と経費が用いられ、それを支える行者や修験者等の人数は極めて多かったことを示しています。

お話 : 西澤信雄さん (朝日鉱泉ナチュラリストの家代表)
※写真/佐竹伸一氏
 生態系の豊富さは、山菜や茸採りで生計をたてた時代も最近までありました。落合の手前にはぜんまい採りの山小屋があり、夫婦で山に入り夫の採ったぜんまいを妻が茹で干して揉んで乾燥させている光景がありました。
 朝日連峰は別名東北アルプスとも呼ばれ、本格的な登山客には喜ばれる山行を提供できる貴重な山でもありました。この山をホームグラウンドにして厳しい登山練習を重ね、昭和44年に朝日分校山岳部男子チームが、尾瀬を会場にした第13回高校総体に参加して優秀な成績を残しています。
 朝日連峰は美しい山と言われるのは、自然の美しさのみでなく朝日山岳会等による清掃登山、登山道や水場の確保に努力していることも大きく貢献しています。
お話 : 西澤信雄さん (朝日鉱泉ナチュラリストの家代表)
※写真/佐竹伸一氏